KAWAIIカルチャーをアジアへ発信──「MARBLE WONDERLAND」始動

てんちむさん

日本の音楽やファッションなどの女の子向けポップカルチャーの総称〝KAWAII〟を発信するイベント「MARBLE WONDERLAND」が、2013年8月19日（月）、東京・赤坂BLITZにて開催される。

ギャルを中心に人気を集める渋谷系モデル・てんちむさんやSNSサービスのFacebookで190万いいね！を誇る伝説のコスプレイヤー・アローディアさん、日本のポップカルチャーの最先端を走るアイドルユニット・でんぱ組.inc、そしてボカロ界の貴公子と呼ばれる八王子Pさんらが出演。〝KAWAII〟カルチャーの発展地である渋谷・原宿・秋葉原、それぞれのカテゴリーを代表する超豪華な人気モデルやアーティストが一堂に会する。しかもなんと入場は無料。事前登録したらスムーズに入場が可能だ。登録はコチラから。

クール・ジャパン戦略による新たなカルチャーエンターテイメント！

同イベントは経済産業省が進める国内の音楽、アニメーション、漫画、アイドル、ファッションなどのポップカルチャーを世界へ広げる平成25年度の「クール・ジャパン戦略推進事業」の1つに選ばれ、9月、10月、11月と、東南アジアを中心に日本が誇る〝KAWAII〟カルチャーを広めるためにアジアツアーが決定している。今回の赤坂BLITZでの開催は、このアジアツアーに先駆けて行われるイベントだ。

当日は、広範囲にわたる東京の〝KAWAII〟カルチャーを凝縮し、全編ストーリー仕立てで展開されていく。「MARBLE WONDERLAND」とは何なのか、そもそもポップカルチャーとは一体何なのか、それらの疑問が解決されるような、全く新しいカルチャーエンターテインメントショーになっているようだ。

世界的なコスプレイヤー参戦！

アローディアさん

今回出演するアローディアさんは、15歳からコスプレを始めたフィリピン出身の世界で最も有名なコスプレイヤーだ。日本のアニメーションや漫画が大好きで、秋葉原のポップカルチャーの伝道師とも言われている。その人気の高さは、前述したFacebookで190万いいね！を獲得していることからも分かる。今では、7月にフランス・パリで開催された「第14回 JAPAN EXPO」や、8月まで名古屋で行われた「世界コスプレサミット」に参加するなど、世界各国のカルチャーイベントを飛び回っている。また、女性3人組コスプレアイドルユニット・Super Dollsとして2013年6月に日本でCDデビューまで果たしている。

豪華なアーティスト陣

でんぱ組 inc.のみなさん

アーティストでは、秋葉原を中心に活動するアイドルユニット・でんぱ組.incが出演する。2013年度は夏フェス「ROCK IN JAPAN FES.13」や「SUMMER SONIC 2013」に出演するなど、今注目度急上昇中のアイドルだ。元々、アニメや漫画、ゲームなどを愛するいわゆるオタクが集まって結成され、まさに〝KAWAII〟を代表すると言っても過言ではない。しかも、その活動領域は音楽面だけでなく、ファッションショー・東京コレクションへの参加や、デザイナーのミキオサカベさんとコラボレーションを果たすなど、アート・ファッション面にまで広げている。

現代日本のポップカルチャーを代表するうえで、やはりボーカロイドは外すことはできないだろう。ボカロ界からは、動画投稿サイト「ニコニコ動画」で長く注目を集めている八王子Pさんが出演。初音ミクさんなどのボーカロイドを用いた楽曲を制作するプロデューサーとして活躍するほか、DJとしても絶大な人気を誇っている。当日は、彼の唯一無二のDJプレイに注目だ。また、ファッションショーとのコラボレーションステージも予定されているそうだ。

個性豊かな人気モデルも出演

モデルからは、カリスマブロガーとしても活躍するてんちむさんの他に、国内のロリータ文化を世界へ広げることを目的とした「日本ロリータ協会」の会長も務める青木美沙子さん、そして「ニコニコ動画」内のカテゴリー・〝踊ってみた〟で注目を浴びた217さんなど、様々な分野を代表する人気モデルたちが、東京のファッションシーンを表現する。

さらに、世界的トップスター・レディ・ガガさんの奇抜なスタイル「生肉ドレス」で、独特なファッションシーンを切り広げてきたスタイリストのニコラ・フォルミケッティさんとのコラボレーションもあるようだ。アニメとキャラクターをREMIXさせたポップな世界観が味わえる。さらにいま各所話題のニュージャンル・シーパンクもフィーチャーされるとのことだ。

以上が、同イベントの主な見どころだ。このように本当に日本の〝KAWAII〟という文化がたっぷりと詰まったイベントになっている。少しでも気になった方は是非とも足を運び、日本が誇る〝KAWAII〟文化を、目で、耳で、肌でしっかりと感じ取ってもらいたい。