バーチャルシンガーEMMAがカバーアルバム 「Plastic Love」などシティポップ7曲

バーチャルYouTuber（VTuber）として活動するシンガーのEMMA HAZY MINAMI（エマ・ヘイジー・ミナミ）さんが自身初のカバーアルバム『Cover Selection1-Midnight Lady』を10月16日（水）にリリースする。

彼女がカバーしたのは、YouTubeで累計3000万回以上再生された竹内まりやさんの「Plastic Love」を筆頭に、近年世界の音楽シーンで再評価が進む日本の「シティ・ポップ」の名曲たち。 「都会の大人の女性」をテーマに豪華アーティストの全7曲を選曲し、80年代を中心にリリースされた原曲を独自の解釈で現代風のサウンドにアレンジした。

リリースにあわせてEMMAさんにとって自身初となるクラウドファンディングも発表。CDやレコードの制作のほか、オリジナルグッズの制作などが予定されている。

バーチャルクラブシンガー・EMMA

EMMAさんは聴く者の胸を打つ歌声が魅力的なVTuber。2018年11月にABCテレビとFictyによる共催オーディション「Ficty Virtual YouTuber Audition in Kansai supported by ABC」の選考を経てデビュー。

これまでYouTube上でシティポップのカバーや生歌生演奏ライブの他、4月には大阪で開催された「MUSIC BUSKER IN UMEKITA」にてストリートライブなどの音楽活動をしてきた。 直近では9月9日に1stシングルとなるオリジナルソング「haze」をデジタルリリースし、iTunesとamazonMusicの各部門チャートで1位を獲得。9月22日（日）には幕張メッセで開催される「DIVE XR FESTIVAL」への出演を決定している。

EMMA「ずっと夢に見てきたシティポップ」

カバーアルバムのアレンジはEMMAさんの生歌生演奏ライブでピアノを演奏しているA augさんが担当。Saigetsuさんの手によるアートワークにはノスタルジー漂う都市の夜景が表現されている。

EMMAさんが「昨年冬のデビュー以来、ずっと夢に見てきたシティポップのカバーアルバムをリリースさせていただけることになりました！」と語るシティポップカバーアルバム。

発売に向けて「私の大好きな曲を詰め合わせた最高のアルバムになっています。このアルバムを通じて多くの人に、素晴らしい楽曲達の新たな魅力を伝えることができれば嬉しいです！」とコメントしている。

自身初となるクラウドファンディングも発表

EMMAさんはカバーアルバムのリリースにあわせて自身初となるクラウドファンディング企画も発表。レコチョクが運営するアーティスト支援プラットフォーム「WIZY」（ウィジー）にて、9月16日から「CD/レコード／オリジナルグッズ制作プロジェクト」を開始する（外部リンク）。

クラウドファンディングのプランはCDやレコード、オリジナルグッズの制作など4種類。アルバムのブックレットに「Special Thanks」として支援者の名前が掲載されるほか、名前と直筆のサイン入りポストカードと楽曲の先行ダウンロードコードが含まれる。

発表にあたってEMMAさんからはコメントが届いていており、レコチョクが運営するオウンドメディア「レコログ」では今回のアルバム制作への意気込み、ファンへの想いなどが語られたインタビューが掲載されている（外部リンク）。

EMMAさんコメント
私はまだ駆け出しのシンガーで、今回リリースを発表させていただいたカバーアルバムの制作は本当に手探りで、スタッフさんや協力してくださるクリエイターさんの力を借りて、なんとかリリースまでたどり着くことができました。

本当に多くの人の支えで自分の音楽活動が成り立っているということを実感すると同時に、私の音楽活動の一番の支えになっている、応援して下さっているファンの皆さんに、私の夢でもあった今回のアルバム制作のプロジェクトに関わっていただくことはできないか？ ファンの皆さんと一緒にこの作品を作り上げることはできないか？と考え、当初は予定になかったCD、レコードの制作をクラウドファンディングで行いたいとスタッフさんに提案しました。

私の夢はいつか自分の曲で、音楽チャートで１位を取ることで、私の歌を聴いて笑ったり、泣いたり、ホッとしたり、多くの人に感動を届けたいという思いで音楽活動を続けています。

今回のアルバムリリースは今はまだ手の届かない、大きな夢への第一歩でもあります。その第一歩を、ずっと応援してくださっているファンの皆さん、このプロジェクトを通して私を知ってくださった皆さんと、一緒に踏み出したいと考えています。皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。