VTuberグループ“あおぎり高校”が「DLsite」擁するviviONグループに移籍

バーチャルYouTuberグループ・あおぎり高校が、viviONグループへの移籍を発表した。

株式会社viviONは、同人作品ダウンロード販売サイト「DLsite」運営の株式会社エイシスなどを擁する企業。様々な二次元コンテンツに関する事業・会社を運営する。

viviON側からも1月16日付で、あおぎり高校を運営する株式会社クリエイトリングが属する株式会社Brave groupと「IP事業領域における協業を見据えた業務提携」を実施することや、4月1日（土）よりあおぎり高校が移籍すると発表されている（外部リンク）。

あおぎり高校メンバーが移籍について語る

1月16日には、あおぎり高校公式YouTubeチャンネルにて、音霊魂子さん、石狩あかりさん、大代真白さんの3人があおぎり高校の移籍についてコメントする動画が投稿された。

音霊魂子さんは動画の中で移籍の理由として、現在は運営スタッフが4人しかいないことなどを明かし、サポートが無いわけではないが「このままではこれ以上大きくなれない」と感じていたことを語った。

その点について、今回の移籍によって課題の解消が見込まれており、石狩あかりさんと共に「マネージャーがつくかもしれない」「憧れだよね」と笑いあっている。事務所自体も、秋葉原の住友不動産秋葉原駅前ビルに移転するという。

また、Brave groupの前身であるUnlimited社が2019年にVTuberグループ・ゲーム部プロジェクトの声優スタッフより過酷な環境を告発された件に関連して、現在でもメンバーが体調不良によって活動を休もうとすると「運営と何かあったんですか？」といった声が寄せられていると明かし、今回の移籍で「ゲーム部との炎上と一区切りつけたい」ともコメントしている（あおぎり高校は、ゲーム部プロジェクトの姉妹グループとして誕生した背景がある）。

グループ名「あおぎり高校」やASMRなどは継続

逆に変わらない点として、viviONは「DLsite」を擁する企業であるため、彼女たちの得意コンテンツである過激なASMR作品なども継続可能だとしている。

スタッフについても、現在の4名のスタッフはそのままあおぎり高校とともに移籍し、運営に携わるという。

編集・企画・台本・マネジメントといった各業務は現在、「校長先生」と呼ばれるスタッフが一人で担当しているが、それぞれの業務に新たなサポートが入り、「校長先生」の役職が変わる可能性はあるという。

また、高校生という設定で、毎年設定上も進級していたことについても言及。グループ名を変えるかという話も出たものの、ショート動画のバズで「あおぎり高校」という名前自体の認知度が上がったこともあり、名称はそのまま、実際の年齢については気にせず活動を行っていく。

Palette Projectとの2マンライブも発表

移籍の発表動画では、Brave group子会社のMateRealが運営するバーチャルアイドルグループ・Palette Projectとの2マンライブ「めいくあっぷ！」の開催も発表。

2月18日（土）に「GARDEN新木場FACTORY」にて開催される。

3人は、もともとライブなどもやりたいと思っていたが、これまで機会がなく経験が少ないと語っており、「勉強させていただきたい」「やっと地面に足をつけて胸を張ってステージに立てる」と意気込みを語った。