マキシマム ザ ホルモン「新刊書籍」がオリコンで快挙　重版決定で17万部出荷

ロックバンド・マキシマム ザ ホルモンが11月28日に発売した書籍『これからの麺カタコッテリの話をしよう』が、オリコン週間BOOKランキングのコミック・エッセイジャンルで1位を獲得した（12月10日付、集計期間11⽉26日〜12⽉2日）。

本作は、マキシマムザ亮君がディレクターとして、特典のアイデアから特設サイトのデザイン、キャッチコピー、広告などの総指揮をとり、「読み切り漫画＋新作CD」が書籍というパッケージで発売された新作。

週間BOOKランキング総合でも2位を記録し、アーティストの書籍としては過去最高位、史上初の快挙。緊急重版の決定により出荷数は17万部に及ぶという。

新しい挑戦を続けるマキシマム ザ ホルモン

マキシマム ザ ホルモンは、マキシマムザ亮君（歌と6弦と弟）、ダイスケはん（キャーキャーうるさい方）、上ちゃん（4弦）、ナヲ（ドラムと女声と姉）によって1998年に結成された4人組ロックバンド。

ラウドロックにメロディックで独特な日本語の歌詞が合わさった楽曲が特徴で、2013年に発売した『予襲復讐』がオリコンアルバムチャート3週連続1位を獲得し、35万枚を超えるセールスを記録した。 2018年9月、ダイスケはんの頸椎椎間板ヘルニア手術のためライブ活動を休止。同時に、ワーナーミュージック・ジャパンへの移籍も決まり、前所属レコード会社への感謝と決別を歌った新曲「拝啓VAP殿」のMVが公開された。

そのラストで11月の新作リリースを発表。11月に入って『これからの麺カタコッテリの話をしよう』特設サイトが開設されると、その「読み切り漫画＋新作CDの書籍」という新しい形態にファンの期待も高まっていた。

発売前から大注目、型破りな新作

『これからの麺カタコッテリの話をしよう』は、カバーやディスクのイラストをカネコアツシさんや漫☆画太郎さんが手がけている。

さらにマキシマムザ亮君が脚本と監修を手掛け、藤異秀明さんが作画を担当して話題の『コロコロアニキ』（小学館）連載中の漫画『マキシマムザ亮君の必殺!!アウトサイダー広告代理人』の最終話を先行収録。

ステッカー、特定の店舗で使えるクーポン、特設オンラインショップの入場チケット、来たる復活ライブのチケット抽選権という豪華4特典も。

コミック・エッセイジャンルでの1位獲得は、マキシマムザ亮君がディレクターをつとめた斬新なプロモーションの結果と言えるだろう。

ダイスケはんのヘルニアが早く治って、復活ライブで本作の収録曲が聞けるのを楽しみにしたい。

※記事初出時、一部表記に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。