元祖渋谷系バンド ピチカート・ファイヴのベストセレクション全容が明らかに

元祖“渋谷系”バンドであるピチカート・ファイヴが、小西康陽さん完全監修のもと、16枚組アナログ盤7inch BOXと2枚組CDアルバム『THE BAND OF 20TH CENTURY:Nippon Columbia Years 1991-2001』を11月3日（日）にリリースする。

元祖“渋谷系”おしゃれバンド「ピチカート・ファイヴ」

1984年、音楽家の小西康陽さんを中心に結成したバンドであるピチカート・ファイヴ。

1990年、3代目ヴォーカリストとして、シンガーの野宮真貴さんを迎えて以降、「東京は夜の七時」など数々のヒット曲を生み出す。

小西さんのキャッチーなサウンドセンスと、“おしゃれ番長”としても名高い野宮さんのファッションセンス、アートディレクター・信藤三雄さんによるクールなアートワークで、世界的に人気を博す。

90年代の日本の音楽シーンを席巻した“渋谷系”ムーブメントの元祖とも言われ、1994年のアメリカデビュー以後に発売したアルバム『Made In USA』のセールスは全世界で20万枚を突破。その後、二度のワールドツアーも敢行している。

精力的な活動を続けたが、2001年3月31日に20世紀と共に去るように“お葬式”（解散ライブ）を上げ、解散。 それぞれがソロで活動を続ける中で、2011年より小西さんがPIZZICATO ONEを始動し、2014年より野宮さんが“渋谷系”のナンバーをスタンダード化させたアルバムやライブを発表している。

解散から18年、小西康陽完全監修ベストセレクション

今回、日本コロムビア時代にリリースされた楽曲からセレクト。

日本コロムビア時代と言えば、前述の代表曲「東京は夜の七時」やNHK「みんなのうた」にもなった「メッセージ・ソング」、CM曲でもある「スウィート・ソウル・レヴュー」などの名曲揃い。

今回リリースされる『THE BAND OF 20TH CENTURY:Nippon Columbia Years 1991-2001』は、メンバーの小西さんによるニューエディット&ニューミックス、さらに全曲ニューマスタリングが施されている。 さらに、7inch BOXのスリーブ展開写真も新たに公開。デザインは信藤三雄さんによって手がけられており、小西さんと信藤さんにより厳選された写真がふんだんに使用されたコレクトアイテムとなっている。

ピチカート・ファイヴ復刻版Tシャツも販売！

さらに、今作の発売を記念し数量限定で、1994年のライブツアー復刻版Tシャツの販売も発表。10月3日（木）より、コロムビア・ミュージックショップで予約開始。ピチカートマニアは絶対に手に入れたい一品だ。

小西康陽のソロ・PIZZICATO ONEと野宮真貴のライブもそれぞれ決定！

10月には、小西康陽のソロプロジェクト・PIZZICATO ONEが東阪Billboard Liveにて久々のライブを行うことも発表されている。当日はピチカートのレパートリーや、小西さんが他アーティストに提供してきた楽曲を演奏予定。

また、11月と12月には、同じく東阪Billboard Liveにて、野宮真貴さんによる「野宮真貴、ピチカート・ファイヴを歌う。」リサイタルが開催。こちらは音楽監督に中塚武さんを迎え、ピチカート・ファイヴのナンバーを演奏する。

伝説のバンドとしての解散から18年。ファンには嬉しい1年となる。