渋谷年末カウントダウン、任天堂が特別協力　逮捕者も出たハロウィンを経て

12月31日（月）の大みそかから翌1月1日（火）の元旦にかけて、渋谷区ではカウントダウンイベント「YOU MAKE SHIBUYA COUNTDOWN 2018-2019」を開催する。

3回目となるこのイベントでは、任天堂が特別協力として参画。前年から引き続き日本コカ・コーラが特別協賛、新日本プロレスリングなどが協賛する。

それに伴い、警視庁では交通規制を実施。渋谷駅前のスクランブル交差点や道玄坂、文化村通り、井の頭通り、公園通り、周辺小道等、 渋谷駅周辺が歩行者用道路になる。

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区長「秩序をもって誰もが楽しめるカウントダウンを」

例年、年末年始は多くの人が集まる渋谷駅周辺。特にスクランブル交差点はこれまで警視庁が「重点整理区域」として歩行者の侵入を禁止していた。

しかし2016年からは、大型ビジョンを用いたカウントダウンを企画。街頭ビジョンでカウントダウンムービーを放映したり、記念撮影ができる特設フォトブースを設けるなど、車両の通行を禁止して歩行者専用道路としていいる。

2018年も交通規制に伴い、バイク・自転車の走行および移動を禁止。さらに、花火などの危険行為やドローンの飛行も禁じている。

同時に、「路上飲酒をしない」「喫煙は喫煙所で」などのマナー順守への協力も呼びかけている。

渋谷カウントダウン実行委員会副会長である長谷部健渋谷区長は、「近年問題となっている年末の社会課題に対し、官民が一体となって解決を目指す、2016年より開始した取り組みです。」と説明。

また、「本年も秩序をもって誰もが楽しめるカウントダウンを実現したいと考えています。渋谷区は、カウントダウン等の取り組みを通じて、成熟した国際都市、生活文化の発信拠点『創造文化都市渋谷』の実現を目指します」とコメントしている。

なお、該当エリアでの車両通行禁止規制時間は12月31日21時から1月1日2時までを予定。同様に、歩行者への道路開放時間は12月31日22時30分から1月1日1時までを予定している。

2018年の渋谷ハロウィンでは、前週の週末から逮捕者を出し、当日以降にも新たな逮捕者が出るなど混乱し、ほとんど暴動状態に。区長が「到底許せるものではない」と異例の声明を発表した。

それから2か月。区と企業が先導する官民による商業イベントとしての渋谷カウントダウンで、渋谷はどのような年末年始を迎えるのだろうか。

同時に、任天堂がどのような形で関わるのかにも注目が集まる。

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