雑誌『ユリイカ』音楽家 長谷川白紙を特集 幻と混沌の音世界を紐解く

雑誌『ユリイカ』音楽家 長谷川白紙を特集 幻と混沌の音世界を紐解く
雑誌『ユリイカ』音楽家 長谷川白紙を特集 幻と混沌の音世界を紐解く

『ユリイカ』2023年12月号の書影/画像はAmazonから

音楽家・長谷川白紙さんを特集した青土社の雑誌『ユリイカ』が、11月27日に刊行された。

長谷川白紙さんへのロングインタビューのほか、エッセイ、論考、対談などを掲載。価格は1980円(税込)。

今夏、米LAのレーベル・Brainfeederと契約を交わした長谷川白紙

長谷川白紙さんは日本を拠点に活動する音楽家。

2017年にフリーのデジタルEP『アイフォーン・シックス・プラス』を発表。2018年に10代最後のEP『草木萌動』でCDデビュー。2019年に1stアルバム『エアにに』、2020年に弾き語りカヴァーアルバム『夢の骨が襲いかかる!』をリリース。

ポーター・ロビンソンさん主催のオンラインフェス「Secret Sky」や、フライング・ロータスさんによるストリーミング番組「THE HIT」に出演し世界からも注目を集める。

2023年7月にフライング・ロータスさんが主宰する米ロサンゼルスのレーベル・Brainfeederとの契約を発表し、第1弾シングル「口の花火」をリリース。ますます注目を集めている。
Brainfeederからの第1弾楽曲「口の花火」MV

水沢なおとの対談、最果タヒの詩、今泉力哉によるエッセイなどが掲載

『ユリイカ』の最新号には、長谷川白紙さんと詩人・水沢なおさんの対談、詩人・最果タヒさんによる詩、シンガーソングライター・諭吉佳作/menさんや映画監督・今泉力哉さんらによる寄稿を掲載。

「長谷川白紙──幻と混沌の音世界へ」と題した特集で気鋭の音楽家を様々な角度から捉え、関係者たちによる言葉で紐解いている。

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長谷川白紙をもっと知る!

発売情報

ユリイカ2023年12月号

定価
1980円
発売日
2023年11月27日

特集*長谷川白紙──混沌の音世界へ

❖対談
からだの言葉、言葉のからだ / 長谷川白紙×水沢なお

❖詩
新しい恋 / 最果タヒ

❖長谷川白紙と邂逅する
好き長谷川白紙 / 諭吉佳作/men
いつくしい日々の思い出 / 姫乃たま
長谷川白紙とスペクトル / 今井慎太郎

❖わたしたち、一緒にいたっぽい
複雑な音楽性が自由なノリを生む――長谷川白紙のライブにおける「権威性に対する撹乱」、付かず離れずの軽やかな連帯感 / 和田信一郎(s.h.i)
ハクシトワタクシ / タカノシンヤ
始まりの季節 / スッパマイクロパンチョップ

❖インタビュー
変容し続ける音楽と肖像 / 長谷川白紙 聞き手=和田信一郎(s.h.i)

❖音から想像を広げて
音の光 / 海野林太郎
さまよう映像制作 / 松永昂史
草木萌え尽きぬ / イシヅカユウ

❖オマージュイメージギャラリー
『草木萌動』(二〇一八) / 相磯桃花
『エアにに』(二〇一九)「ユニ」(二〇二一) / 浦川大志
/ from_photobooth
『夢の骨が襲いかかる!』(二〇二〇) / KOURYOU
『音がする』(二〇二〇)『巣食いのて』(二〇二一) / しばしん+竹久直樹+米澤柊
『アイフォーン・シックス・プラス』(二〇一七) / 山形一生

❖長谷川白紙を媒介するもの
コンテンポラリー・アートの場としての長谷川白紙と過剰な装飾――アヴァンギャルドでキッチュ / きりとりめでる
長谷川白紙と多受肉するペルソナたち――声と身体をめぐる新たな表現ジャンル「多受肉する歌い手」の誕生――ARuFa、月ノ美兎、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。、Ado、いよわ――について / 難波優輝

❖アンケート
長谷川白紙さんへ / 水野良樹・崎山蒼志・∈Y∋・谷中敦・長久允・パソコン音楽クラブ

❖居心地の良いカオス
『エアにに』 言葉のオブジェクティビティ――テクスチャの豹と歌詞空間の庭を作る / 青島もうじき
無性のエコー / 原島大輔
破断と攪乱――長谷川白紙の詞におけるクィアネス / 青本柚紀

❖音楽と音楽を繋ぐ
混乱し続ける音楽と僕たち / The Anticipation illicit tsuboi 聞き手=編集部
新たな混乱――長谷川白紙とBrainfeederについて / 坂本哲哉
ジャズとして語られる『草木萌動』 / 細田成嗣
混沌と速度、落差と歌――長谷川白紙といくつかのボカロ曲について / Flat
音がする / yuigot
長谷川白紙さんについて / 今泉力哉

❖長谷川白紙の聴き方
混沌、断絶、グルーヴ――長谷川白紙のリズムの実践を観察する / imdkm
『アイフォーン・シックス・プラス』についてのメモ / 灰街令
からだのきらいなわたしのからだ――『夢の骨が襲いかかる!』から聴き取る、「編まれ直し」としてのクィア・ファンク / 伏見瞬

❖資料
長谷川白紙クロニクル / 天野龍太郎

❖忘れられぬ人々*26
故旧哀傷・副島有年 / 中村稔

❖物語を食べる*34
異端の鳥たちが空を舞う / 赤坂憲雄

❖詩
Eyeless in Gaza / 四方田犬彦

❖今月の作品
朱泪みね・山内優花・のもとしゅうへい・木下多尾・栫伸太郎・赤澤玉奈 / 選=大崎清夏

❖われ発見せり
人形愛者の秘かな愉しみ / 谷口奈々恵

表紙・目次・扉……北岡誠吾
扉イラスト……相磯桃香

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