大江健三郎を特集『ユリイカ』増刊号 日本を代表する小説家の功績を振り返る

大江健三郎を特集『ユリイカ』増刊号 日本を代表する小説家の功績を振り返る
大江健三郎を特集『ユリイカ』増刊号 日本を代表する小説家の功績を振り返る

『ユリイカ2023年7月臨時増刊号 総特集=大江健三郎』表紙/画像はAmazonから

小説家の大江健三郎さんを特集した『ユリイカ』(青土社)の臨時増刊号が、6月28日(水)に発売される。

2023年3月に88歳で亡くなった日本を代表する作家の追悼と、残した功績を振り返る内容になっている。

日本を代表する小説家・大江健三郎

大江健三郎さんは、日本人として2人目のノーベル文学賞受賞者である小説家(1人目は川端康成さん)。

戦時中の日本の寒村を舞台に、捕らわれたアメリカの黒人兵士と日本の少年を描いた『飼育』(1958年)で芥川賞を受賞。1967年には『万延元年のフットボール』で歴代最年少で谷崎潤一郎賞を受賞。

そのほかの代表作に、障がいを持つ子の親になった無頼な主人公を描く『個人的な体験』や、広島での取材をもとに被爆者や奮闘する医師の姿を書いたノンフィクション『ヒロシマ・ノート』などが挙げられる。

戦後の日本文学界をリードしてきた人物であり、訃報に際しては世界各国から追悼の声が寄せられた。

大江健三郎を特集する『ユリイカ』の臨時増刊号

『ユリイカ』の臨時増刊号では、『大江健三郎と「晩年の仕事」』の著者・工藤庸子さんと、長年にわたって大江健三郎さんを取材してきた尾崎真理子さんの対談を掲載。

そのほか、小説家の柴田翔さんやフィリップ・フォレストさん、原広司さんといった多数の寄稿者によるコラム・評論等が掲載されている。

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