ゲームエンジン大手 Unity社のCEOが退任 料金変更で物議の最中

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料金体系「Unity Runtime Fee」で物議を醸すUnity/画像は
Unity公式ブログから

ゲーム開発プラットフォーム・Unityを開発・運営する米Unity Technologies社のJohn Riccitiello(ジョン・リチティエロ)さんが、社長兼最高経営責任者(CEO)兼会長兼取締役を退任したことを現地時間10月9日に発表した。

暫定的に、社長兼最高経営責任者(CEO)兼取締役には、元IBM社長のJames M. Whitehurst(ジェームズ・M・ホワイトハースト)さんが就任。会長には、社外筆頭取締役のロエロフ・ボタさんが任命された。

人事異動の理由について、同社は明らかにしていない。

Unity Technologiesは9月12日、新しい料金体系「Unity Runtime Fee」を発表し、ゲーム開発者やプレイヤー双方から批判を集めていた。

インストールごとに手数料が発生「Unity Runtime Fee」

「Unity Runtime Fee」は、過去12ヶ月の収益と累計インストール数、2つの条件が一定数(しきい値は契約するプランによって異なる)を超えたゲームが対象となる料金体系。

条件を満たしたゲームの開発者は、2024年1月1日(月)より、インストールされるごとにUnity Technologiesへ手数料を支払わなければならなくなる。

「Unity Runtime Fee」の発表当初、同社は「規模が拡大していない企業」には負担がかからない設計であると強調(外部リンク)。また「今回の値上げはUnity開発者の一部に対してのみ影響する」と説明している。

批判が殺到し「Unity Runtime Fee」の適用条件を見直し

しかし、その実質的な値上げに対して、ユーザーからは不満の声が続出。

開発に使用するゲームエンジンをUnityから別のプラットフォームへ移行すると宣言する企業も現れていた。 これらの批判を受けて、Unity Technologies社は「Unity Runtime Fee」の見直しを宣言。

9月22日に公式ブログ(外部リンク)の中で、「Unity Runtime Fee」の対象となる条件を緩和することなどを発表している。

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「Unity Runtime Fee」の騒動を振り返る

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