YouTubeでブームを巻き起こしているTRPGやマーダーミステリー。
その中でも、非常に高い人気を誇る「狂気山脈」シリーズの世界を楽しめる展覧会「『狂気山脈からの呼び声』展」が、4月19日より池袋PARCOにて開催されています。
多くのVTuberやストリーマーがプレイし、配信のたびにXのトレンドを賑わせる同作。実はKAI-YOUにとっても縁深いシナリオなんです。
2022年には、KAI-YOU Premiumにてオーイシマサヨシさん、河村拓哉さん(QuizKnock)、さえきやひろさん、赤坂アカさん、たなかさん(Dios)という豪華メンバーによるマーダーミステリー『狂気山脈 陰謀の分水嶺』(マダミス「狂気山脈」)の配信イベントを主催。
その盛り上がりを追いかけつつ、KAI-YOUとしても様々な挑戦をさせてもらいました。「『狂気山脈からの呼び声』展」にも、企画・宣伝協力として携わっています。
今回は、開催の前日に行われたレセプションに行ってきました。
会場に広がっていたのは、はまさに、“体験する”狂気山脈。多くの「狂気山脈」配信を視聴し、自分でも10回以上プレイした筆者がレポートします!
記事の最後には、TRPGとマーダーミステリーのシナリオを手掛けた、まだら牛さんへのインタビューも掲載。これからの「狂気山脈」についてもお話をうかがいました。
目次
そもそも、狂気山脈とは?
狂気山脈は、「クトゥルフ神話」の作者として知られる小説家H.P.ラヴクラフトが書いたホラー小説『狂気の山脈にて』に登場する未知の山脈です。
南極で発見されたこの巨大な山脈には、人類が繫栄する以前の地球を支配していた怪物たちの痕跡が残されており、調査に来ていた学者たちを狂気の渦へと飲み込んでいきます。
TRPGやマーダーミステリーで楽しまれているのは、『狂気の山脈にて』をベースに、クリエイターのまだら牛さんがつくり上げたシナリオたち。
現在は、まだら牛さんの手掛けた「狂気山脈」シリーズを原作とするアニメ映画『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』の制作プロジェクトも進行中です。
危険に巻き込まれながらも頂上を目指す登山家たちを描くTRPG版と、登山隊の中で起きた殺人事件や、その裏に蠢く陰謀を描いたマーダーミステリー版。
さらには『狂気の山脈にて』に関する展示も含めて、狂気山脈の世界を存分に堪能できるのが、今回の「『狂気山脈からの呼び声』展」です。
狂気山脈へと誘う「ダイアー・レポート」
会場となる池袋PARCOの7階にたどり着くと、まずは、大きな展覧会ロゴがお出迎え。
入り口では、マダミス「狂気山脈」でプレイヤーが演じる5人のキャラクターが描かれたカードがランダムで配られています。カードにはマダミス「狂気山脈」のように、それぞれのキャラクターに沿った“ミッション”が記されています。
ミッションを意識しながら展覧会を回ると、より緊迫感があるかもしれません。
最初の展示物は、シナリオの端々でも登場する重要なアイテム「ダイアー・レポート」。
『狂気の山脈にて』の主人公であるウィリアム・ダイアー教授が残したとされる、狂気山脈に関するレポートを再現したものです。
今から向かう狂気山脈がいかに謎めいていて、危険なところなのか、展示物一つで想起させてくれます。
0件のコメント