塩田武士『デルタの羊』 伝説的SFのアニメ化へ奮闘する現場、業界の課題描く

塩田武士『デルタの羊』 伝説的SFのアニメ化へ奮闘する現場、業界の課題描く
塩田武士『デルタの羊』 伝説的SFのアニメ化へ奮闘する現場、業界の課題描く

『デルタの羊』/画像はAmazonから

POPなポイントを3行で

  • 塩田武士の最新作『デルタの羊』が発売
  • 『ダ・ヴィンチ』で連載、アニメ制作の現場を描く
  • 『罪の声』『騙し絵の牙』が相次いで映画化
塩田武士さんの最新作『デルタの羊』(KADOKAWA)が発売された。

ダ・ヴィンチ』で連載されていた同名の作品が書籍化されたもので、アニメ制作の現場を舞台にした作品となる。

『罪の声』『騙し絵の牙』が相次いで映画化 塩田武士

2010年に小説現代長編新人賞を受賞した『盤上のアルファ』でデビューした塩田武士さん。

そののち多数の作品を刊行し、『罪の声』『歪んだ波紋』でそれぞれ文学賞を受賞。 『罪の声』は小栗旬さんと星野源さんのダブル主演で映画化され、10月30日(金)に全国公開を予定している。

また大泉洋さん主演で映画化された『騙し絵の牙』も、2021年の公開を予定している。

アニメ制作の現場を描いた『デルタの羊』

アニメ製作プロデューサー・渡瀬智哉と、フリーのアニメーター・文月隼人を主人公した『デルタの羊』。

伝説のSF小説『アルカディアの翼』をTVアニメ化するために奮闘する2人を中心に、作品に関わる声優やスタッフ陣の人間模様も描いている。

中国バブルやデジタル化、労働条件、後継者問題、外資配信会社と、構造変化を迫られるアニメ業界という現実にも通じる世界観が特徴だ。

さらに連載終了後に直面した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を考慮して改稿を施し、コロナ禍で浮き彫りとなった「東京一極集中」と「デジタル化の遅れ」を真正面から問う作品になっているという。

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