AI生成の「パスタを食べるウィル・スミス」動画→本人が1年後に完全再現

AI生成の「パスタを食べるウィル・スミス」動画→本人が1年後に完全再現
AI生成の「パスタを食べるウィル・スミス」動画→本人が1年後に完全再現

ウィル・スミスさん

ChatGPT」を開発・運営する米OpenAI社が日本時間2月16日に発表した、テキストから最長1分の動画を生成するAIモデル「Sora(ソラ)」。


「複数のキャラクター、特定の種類の動き、被写体や背景の正確なディテールを持つ複雑なシーンを生成できる」「ユーザーがプロンプト(=テキスト)で何を求めたかだけでなく、それらが物理的な世界にどのように存在するかも理解している」と謳う新たな生成AIです。


発表に合わせて数本のデモ動画が公開されると、あまりのクオリティの高さに世界中に激震が走りました。

OpenAI開発の「Sora」で生成したというデモ動画

AIで生成「パスタを食べるウィル・スミス」動画、再発掘

SNS上では、AIの進化速度の凄まじさを伝えるべく、Soraで生成した動画と、過去のAI生成動画を比較した投稿も話題になっています。


そんな流れの中、2023年4月に賛否両論を呼び、米・Forbesも取り上げたとあるAI生成動画(外部リンク)が、再び発掘されました。

パスタを食べるウィル・スミス

それがパスタを食べるウィル・スミス」です。


Forbesによれば、この動画は元々、chaindropというユーザーが掲示板型SNS・Redditに投稿したもの(※)なのだとか。


この動画のなんとも言えない気持ち悪さ・不気味さから、Forbesは当時「言葉では言い表せないほどの精神的ダメージが、このビデオにはある。表情、動き、そしてスパゲッティそのものに生命が宿っている」と評していました。


(※)実在する人物のディープフェイクが生成・発表されてしまっている問題について論じるのは、ここでは一旦さておきましょう。

ウィル・スミス、1年越しにAI生成動画を“完全再現”

時は流れ、2024年2月20日。


「パスタを食べるウィル・スミス」が再び脚光を浴びたことを受けてか、俳優のウィル・スミスさんがとある動画を自身のInstagramに投稿しました。


それがこちら。

ウィル・スミスがAI生成動画を完全再現

動画では「AI Video now(現在のAI動画)」とテロップが表示されてますが、これは現実で撮影された動画でしょう……恐らく。


いやはや全く、AI動画かそうでないかを断じることもできない時代が来るとは。技術の進化は恐ろしいですね。


もしかしたら、あなたが読んでいるこの記事さえも、AIが書いているのかもしれません。

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