生成AI「クローズアップ現代」が特集 声優の声を模倣するAI、梶裕貴はどう思う?

生成AI「クローズアップ現代」が特集 声優の声を模倣するAI、梶裕貴はどう思う?
生成AI「クローズアップ現代」が特集 声優の声を模倣するAI、梶裕貴はどう思う?

12月12日に放送される生成AIを特集した「クローズアップ現代」/画像は公式Xから

生成AIを特集した報道番組「クローズアップ現代」が、12月12日(火)19時30分からNHK総合で放送される。

本番組のキャスターをつとめる桑子真帆さんのほか、スタジオにはSF作家の安野貴博さんと弁護士の福井健策さんが出演。ナレーターは声優・小松未可子さんが担当している。

公式Xの投稿によれば、『進撃の巨人』エレン・イェーガー役などをつとめる声優・梶裕貴さんも出演するようだ。

予告では、声優の声を無断で生成AIに学習させる問題について触れられており、コメント出演などで当事者としての胸中を語ると思われる。

『クローズアップ現代』が特集する生成AIの光と影

『クローズアップ現代』が今回特集するのは、コンテンツ制作などにおいて積極的活用される生成AIの光の部分。そして急速な発展で法整備が追いつかず、無法地帯となっている生成AIの影の部分。

特に声優たちの声を生成AIに学習させ、声優に模倣した声で歌唱動画を制作・公開するといった問題を取り上げる。

岸田総理にディープフェイクのリスクを語った出演者のSF作家・安野貴博

出演者の安野貴博さんは、2021年に第9回ハヤカワSFコンテストで優秀賞を受賞し、『サーキット・スイッチャー』でデビューしたSF作家/ITエンジニア。機械学習を研究する東京大学工学部松尾研究室卒。

この5月には岸田総理も出席したAI技術についての意見交換会に参加。岸田総理の前で、岸田総理の声をリアルタイムで模倣するAI技術を披露し、ディープフェイクのリスクについて語った。

今回「クローズアップ現代」が声優の声を模倣する生成AIの問題を取り扱う上で、AI技術の進歩とその課題について、どのようにコメントするのか注目だ。 また、同じく出演者である福井健策さんは、芸術文化の領域や著作権法に関する問題を多く取り扱ってきたことで知られる弁護士。

現状、法的に保護されにくい“声”という技能と生成AIの関係を、法の観点からどのように解説するのか注目される。



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番組情報

クローズアップ現代「これは本物!?世界を席巻!生成AIコンテンツ」

放送
12月12日(火)19:30 〜 19:57(NHK総合)/12月13日(水)16:00 〜 16:29(NHK BS)
出演者・キャストほか
スタジオ出演:安野貴博(SF作家/クリエイター)、福井健策(弁護士)
キャスター:桑子真帆(アナウンサー)
ナレーター:小松未可子(声優)

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