漫画『ブラック・ジャック』新作をAIと手塚プロが共作 チャンピオンに今秋掲載

漫画『ブラック・ジャック』新作をAIと手塚プロが共作 チャンピオンに今秋掲載
漫画『ブラック・ジャック』新作をAIと手塚プロが共作 チャンピオンに今秋掲載

誕生50周年を迎えた手塚治虫さんによる漫画『ブラック・ジャック』

漫画の神様と称されている手塚治虫さんの作品『ブラック・ジャック』の新作が、誕生50周年となる2023年の秋に公開されることが決定した。

掲載誌は、かつて『ブラック・ジャック』が連載されていた『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)となっている。

新作は手塚プロダクションのクリエイターと、『ブラック・ジャック』を学習したAIのインタラクティブなやりとりにより制作。

このプロジェクトには、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務で開発している技術が活用されている。

2020年にも手塚プロとAIが漫画を制作

手塚プロダクションがAIを活用して作品を制作するのは、これが初めてではない。

2020年には、AIを活用した新作『ぱいどん』を発表し、漫画誌『モーニング』(講談社)に掲載された。

当時このプロジェクトは「TEZUKA2020」と呼ばれており、手塚プロダクションの取締役・手塚眞さんや、慶應義塾大学の栗原聡教授がメンバーとして参加していた。

それから3年の月日を経て、AIサービスが日進月歩の進歩を遂げている今、『ブラック・ジャック』の新作を制作するプロジェクト「TEZUKA2023」が始動。

栗原聡教授と手塚眞さん、そして手塚プロダクションが中心となり、再びAIと人間による漫画の共作に取り組む。

はぐれものの天才外科医を描いた『ブラック・ジャック』

『ブラック・ジャック』は、『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『火の鳥』などを手がけ、漫画文化に多大な影響を与えた手塚治虫さんの代表作の一つ。

無免許の天才外科医であるブラック・ジャックが活躍する医学ドラマで、1973年11月~1983年10月まで『週刊少年チャンピオン』で連載された。

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