米Billboardのグローバル・チャート「Global Excl. U.S.」で首位を獲得したYOASOBIの「アイドル」や、Apple Musicのグローバルチャートで1位となったAdoさんの「新時代」、Spotifyが2022年“海外で最も再生された国内アーティストの楽曲”として発表した藤井風さんの「死ぬのがいいわ」などが選曲されており、その並びでも注目を集めている。
本プレイリストを新設した意図について、SpotifyはKAI-YOUの取材に対し「日本の楽曲の独特なコード感やユニークな構成、演奏の素晴らしさや独自性も含めたクオリティの高さを改めて海外に発信していきたい」と語った。
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プレイリスト掲載が、ヒット曲へと繋がる現在
SpotifyやApple Music、Amazon Musicなど、多くの音楽配信プラットフォームで標準搭載されている「プレイリスト」機能。サービス運営会社がつくる公式プレイリストから、アーティストやリスナーが作成した個人性の高いプレイリストまで、様々なものが公開されている。
日々数多くの新曲が音楽配信プラットフォームを通じデジタルリリースされている現代において、アーティストにとってプレイリストに選曲されることはより重要になってきている。
例えば、Spotifyのプレイリスト「Tokyo Super Hits!」は約80万人が「お気に入り」に登録している。 このような登録者数が多いプレイリストに楽曲が載れば、必然的により多くの人に聴いてもらえる──ひいてはヒットするチャンスが生まれる。
前述した藤井風さんの「死ぬのがいいわ」も、2022年7月のTikTokユーザーが使用したことをきっかけにタイのバイラルチャートにランクインし、その後、アジアやヨーロッパなど世界各国に広がっていった。
「Gacha Pop」という日本を象徴する名称
「何が出るかな? ガチャを回して新しいJ-Popのお宝を見つけてね(What pops out!? Roll the gacha and find your Neo J-Pop treasure.)」と説明されているプレイリスト「Gacha Pop」。Spotifyによれば、「Gacha Pop」というプレイリスト名は「日本発のポップでカラフルなカプセルトイ(=ガチャガチャ)から着想を得、玩具箱をひっくり返したような、何が出るかわからない、ポップで雑多な楽しさを表現して発想したもの」だという。
英語版Wikipediaに「Gacha game」という項目がある。いわゆるスマートフォンゲームの課金システムを指して「日本のモバイルゲーム文化に不可欠な部分(it has become an integral part of Japanese mobile game culture)」として紹介されている(外部リンク)。「Gacha」は欧米や中韓のゲームにも広まりつつあると、その影響力に触れらている。
何が飛び出してくるかわからない「Gacha」──それはJ-POPと呼ばれ、長年、あらゆる音楽ジャンルを内包して形成してきた日本の商業音楽と文化、そのものを言い表している。
1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:8263)
ガチャガチャきゅ~とふぃぎゅあっと★ってコト!?