文化庁メディア芸術祭、終了へ 今後は「メディア芸術全体の振興を含めて検討」

文化庁メディア芸術祭、終了へ 今後は「メディア芸術全体の振興を含めて検討」
文化庁メディア芸術祭、終了へ 今後は「メディア芸術全体の振興を含めて検討」

新宿駅東口駅前広場で予定されている「第25回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」サテライト放映

文化庁メディア芸術祭」(通称・メ芸)が令和4年度(2022年度)の作品募集を行わないことを発表した件について、文化庁がその理由を説明した。 1997年に初開催されて以降1年ごとに行われ、2021年に第25回を迎えた「文化庁メディア芸術祭」。

KAI-YOU.net編集部が問い合わせたところ、「文化庁メディア芸術祭が四半世紀迎えるということで、文化庁の中で顕彰の在り方やグローバル展開を考えた結果、今回は受賞作品展のみとなった」と担当者は回答した。

令和5年度(2023年度)以降の展開については、「関係者とのヒアリングを進めており、メディア芸術全体を振興・発展させるために考えていく」としている。

作品募集が行われないことにSNSでは惜しむ声も

今年度の作品募集を行わないことが発表された際、SNS上ではアーティストやクリエイターを中心に惜しむ声が多数寄せられた。

プロ・アマチュアや自主制作・商業作品などを問わず、「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門を中心に世界中から作品を募集。高い芸術性と創造性をもつ優れた作品を顕彰し、その鑑賞機会を提供してきた「文化庁メディア芸術祭」。

近年の受賞作品だけを見ても、『シン・ゴジラ』『君の名は。』『この世界の片隅に』『3月のライオン』『映像研には手を出すな!』など、その年々を象徴する作品がラインナップされており、エンターテイメント/アート業界における風物詩的な役割も担っていた。

アーティスト・クリエイターの目標のひとつに

ジャンルの幅広さ・自由度やそのポップさから、アーティスト・クリエイターの目標のひとつにもなっていた「文化庁メディア芸術祭」。

今後について、文化庁からは「メディア芸術全体を振興・発展させるために考えていく」と回答が得られた。

アーティスト・クリエイターたちから惜しむ声が多く寄せられているということもあり、これからの展開に期待したい。

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