ボーカロイドの
初音ミクが、ポカリスエット・アンバサダーに就任。YouTubeにて就任挨拶動画が公開された。
動画にはバーチャル・タレントの
ミライアカリさん、
富士葵さん、
YuNiさんや同じくボーカロイドの
MEIKOも登場。
5人でポカリスエット・アンバサダーをつとめ、文化プログラム「beyond2020」として水分補給の大切さやポカリの魅力を伝えていくという。
初音ミクという存在
初音ミクといえば、もともとはデスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源。
2007年以降、ニコニコ動画などを中心にボーカロイドを使用してつくられた音楽が爆発的なムーブメントを巻き起こし、
米津玄師さんや
ヨルシカ、
須田景凪さんといった才能を世に広めるきっかけとなった。
ボーカル音源としてだけでなく、キャラクターとしての人気も非常に高く、昨今のバーチャルYouTuberムーブメントとの関連を指摘する声も多い。
2019年夏にはバーチャルYouTuberの音楽VRイベント「Vサマ!」に出演。バーチャルアーティスト文化の先駆けとして、その貫禄を見せつけた。
今回の文化プログラム「beyond2020」の具体的な活動はまだ明らかになっていないが、「2020年以降を見据え、日本の強みである地域性豊かで多様性に富んだ文化を活かし、成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシーの創出に資する」としている。
初音ミクとバーチャルYouTuberという日本が世界に誇るコンテンツをアンバサダーに迎え入れたポカリスエットの展開も気になるところだ。
多様化するVTuberの在り方
米村 智水
執筆
/ KAI-YOU CEO / Producer / Editor
KAI-YOU inc. CEO. 1986年生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。出版社での書籍編集業務や、大手SNS運営会社でWeb/コミュニティディレクター等を経験し、2011年にKAI-YOU inc. を創業。2013年にKAI-YOU.netをリリース。様々なポップカルチャーに関連するプランニングやマーケティング、プロデュースを行う。編集記者としては、インターネットやストリートなどで発生するUGCやアマチュア文化に強い関心を持ち、ジャンルレスに取材・編集・研究を行う。
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