初音ミク(はつね ミク、HATSUNE MIKU)は、札幌市に本社を置くクリプトン・フューチャー・メディアから発売されている音声合成・デスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源、およびそのキャラクターである。

CGM文化を牽引する歌姫

インターネット上を中心に、初音ミクが「歌っている」歌という形をとった、あるいは初音ミクを題材とした、10万曲以上に上るとされる楽曲や、イラスト、CGによるプロモーションなど様々な作品が発表されており、初音ミクはこうした多くのユーザーの手による多彩な創作物から形づくられる、消費者生成メディア(CGM)により成立している女性アイドルという性格を持つ。

ユーザーによる創作物の中には、キャラクター利用の許諾を受けた上でCD、書籍などの形で商業展開が行われているものもある。また、キャラクターとしての人気の高さからゲームソフトやキャラクターフィギュアなど関連商品、CG映像を使ったライブなど企業の企画からなる商業展開も多く行われている。

秀逸かつ多彩なキャラクターデザイン

キャラクターデザインを担当したのはイラストレーターのKEI

衣装は襟付きノースリーブの上着にネクタイ、ミニスカートにローヒールのサイハイのブーツ、黒を基調として所々に青緑色の電光表示をあしらっている。左上腕部には赤色で「01」とキャラクター名をデザインしたタトゥーが入れられており、キャラクター・ボーカル・シリーズで最初に発売された製品であることを表している。

KEIは初音ミクのオファーの際、「ヤマハのシンセサイザーのデザインをモチーフにして服をデザインして欲しい」と要望されたが、自身に音楽機材の知識は全くなく、苦労したと語っている。

以後、ニコニコ動画pixivで様々なイラストレーターや踊り手、動画作成者がアレンジを加えることにより、多様なバージョンが存在することとなった。

公式のフィギュアやグッズにアイテムとしてネギを付属されるといった設定は、実はユーザーによる創作から広まった流行を取り入れたもの。

キャラクターの利用について

初音ミクは発売後キャラクターとしても人気が出たことからキャラクターをモチーフにしたイラストやアニメーションの作成といった、ファンによる二次創作が盛んに行われた。そうした状況に応える形で「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)」とそれに基いた「キャラクター利用のガイドライン」が定められた。

ライセンスの内容に沿ったものであればキャラクターを用いた非営利無償の範囲での二次創作活動が公式に認められているほか、非営利、有償の二次創作物の頒布のため「ピアプロリンク」という仕組みが提供されている。また、日本以外の利用者への対応のため、2012年12月に公式キャラクターイラストのクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC 3.0(表示 - 非営利 3.0)でのライセンスも行われた。

ただし、キャラクターのイメージを損なうような行為などについては規制されており、実際に成人表現を含む二次創作物などに対する対応が行われたケースもある

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