「Kindle連載」サービス開始! 一度購入すれば完結するまで自動配信

「Kindle連載」サービス開始! 一度購入すれば完結するまで自動配信
「Kindle連載」サービス開始! 一度購入すれば完結するまで自動配信

画像は、「Kindle連載」ページのスクリーンショット

Amazon.co.jp(以下Amazon)が、2013年10月25日(金)から電子書籍リーダー・Kindleにおいて連載形式の小説やコミックをエピソードごとに自動配信する「Kindle連載」を開始した。

海外では既に「Kindle Serials」として展開されていた新サービスが、いよいよ日本に上陸する形となった。世界最大のネット書店であるAmazonが、電子書店「Kindle Store」で仕掛ける注目の新サービス「Kindle連載」とは、いったいどのようなサービスなのか。

Kindle連載の仕組み

「Kindle連載」は、連載形式の小説やコミックをエピソードごとにお手持ちのKindle端末無料アプリに配信されるという、何とも便利なサービス。その仕組みは一度対象となる連載作品を購入すると、その後一冊の本として完結するまで全てのエピソードが配信されるというもの。つまり、一度購入するだけで、エピソードが出るたびに購入する必要もなく、買い損ねを防げるというわけだ。

新しいエピソードが出た際は、直近のエピソードの最後に自動的に新たなエピソードが追加されるため、今読んでいる場所が常に把握できるようになっている。さらに現在読んでいる場所だけではなく、ハイライトやメモした内容も維持されるので、以前書き留めておいた情報が消されることもない。また、エピソードの追加はメールによって通知されるという親切なサービスも。なお、連載の途中で購入した場合でも、初回エピソードからその時点の最新エピソードを含んだものが配信されるとのこと。

このように、「Kindle連載」はAmazonらしい至れり尽くせりのサービス内容。連載作品を追っていくのはなかなか根気がいるもので、まめに購入する必要があるが、これを利用すれば、手軽に連載を楽しめるようになる。忙しい現代人のライフスタイルに寄り添った読書の仕方を提案してくれている。この充実したサービスは、電子媒体での小説やコミックの新たな読者の獲得が見込めるかもしれない。

Kindle端末以外でも購読できる

Kindle連載作品はKindle FireシリーズやKindle Paperwhiteだけでなく、Kindle無料アプリを使用すればアンドロイド携帯やタブレット、iPad/iPhoneでも楽しめるとのこと。自宅でも電車の中でも、旅行中でも持参の端末で気軽に読書が楽しめそうだ。

さらにAmazonのWhispersync機能により、読書の進み具合をすべての端末で共有し、どのデバイスで読んでいてもすぐに続きを読み始めることも可能だとか! また、Kindle 連載のコンテンツは、Wi-Fi接続でクラウド上の本棚に自動でバックアップされ、いつでも再ダウンロード可能とのこと。

かゆいところに手が届く、Kindle連載。まずは、対象作品を一度購入してみてほしい。

気になる連載作品は?

そして、今回発表された気になる対象作品として、18作品が発表され、人気作家による作品がラインナップされている。さっそく、いくつか作品をチェックしていこう。
うめ『東京トイボックス0』
現在、テレビ東京系でドラマ版も放送されている、人気コミック「東京トイボックス」。Kindle連載では、その前日譚が登場。登場人物たちの、若かりし頃の知られざるエピソードも明らかになる……?
鈴木みそ『マスゴミ』
『限界集落(ギリギリ)温泉』や『銭』などが電子書籍としてヒットしたことでも知られる、漫画家の鈴木みそさんによる、マスコミの衰退と電子化が進まない業界の問題をコミカルに指摘した問題作。
zopp『1 + 1 = Namida』
「青春アミーゴ」などの大ヒット曲を数々手がける気鋭の作詞家・zoppさんによる、初の書き下ろし小説。熱い友情で結ばれた2人の男たちが、それぞれの親の死の真相を追求していくうちに数奇な運命をたどるアクションドラマ。
藤井太洋『UNDERGROUND MARKET ヒステリアン・ケース』
デビュー作品『Gene Mapper』を各電子書籍媒体で自費出版、一世を風靡したSF作家・藤井太洋さんによる小説作品。同作品は、2014年夏に単行本として発売予定とのことだ。
林真理子『美女入門パート12』
直木賞作家・林真理子さんによる、『an・an』で連載されている超人気エッセイシリーズの最新作となる12作品目を配信開始。

といった、気になるタイトルがずらり。今まで手をつけてこなかった連載作品も、この機会にKindle連載を利用して一気に読んでみてはいかがだろう?

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