バーチャル美少女ねむ、国連会議「IGF京都」に登壇 メタバースの革新性を解説

バーチャル美少女ねむ、国連会議「IGF京都」に登壇 メタバースの革新性を解説
バーチャル美少女ねむ、国連会議「IGF京都」に登壇 メタバースの革新性を解説

国際会議「IGF京都2023」でプレゼンテーションを行ったバーチャル美少女ねむさん

国際連合の国際会議「インターネット・ガバナンス・フォーラム京都2023(IGF京都2023)」が、10月8日に京都市で開幕した。

初日にはVTuberバーチャル美少女ねむさんと、スイスの人類学者・ミラ(リュドミラ・ブレディキナ)さんが登壇。英語でメタバースに関するプレゼンテーションを行った。

「IGF京都2023」は京都市の国立京都国際会館を会場に、10月12日(木)までインターネットに関する様々が課題が議論されている。

なお、この会議が日本で開催されるのは初。岸田文雄首相、河野太郎デジタル相、鈴木淳司総務相も登壇した。

バーチャル美少女ねむ、ミラが国際会議「IGF京都2023」に登壇

プレゼン中の様子。画像の右上がバーチャル美少女ねむさん。右下がミラさん。

国際会議の初日に開催されたイベント「メタバース住人との対話――新たなアイデンティティとダイバーシティ」に、VTuber・バーチャル美少女ねむさんと、スイスの人類学者・ミラさんが登壇。

仮想世界・メタバースについて、ユーザー視点での現実や課題、アイデンティティやダイバーシティにもたらす革新性について解説した。

メタバース生活のデモンストレーションを通じてメタバース住人の生活を理解し、「人生を送ることのできるインターネット」であるメタバースとは果たして何なのか、メタバースで生まれる新しいアイデンティティ・経済・多様性の可能性、ハラスメントの問題、新たなジェンダー規範について議論を展開。

1時間に及んだこの登壇の模様は、バーチャル美少女ねむさんのYouTubeチャンネルで全編公開されている。
「IGF京都2023」で行われたプレゼンテーション
プレゼンテーション等はすべて英語で行われているが、YouTubeの設定から日本語字幕を表示することが可能だ。

また、プレゼンテーションで実際に使用されたスライド資料の全ページが、バーチャル美少女ねむさんのnoteで公開されている(外部リンク)。

研究ユニット・Nem x Milaとして活動

バーチャル美少女ねむさんは作家としても活動しているVTuber。仮想世界・メタバースの有識者としてたびたびメディアに出演し、書籍・記事を執筆している。

2022年3月にメタバースの解説書『メタバース進化論』(技術評論社)を刊行。同書は「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門で大賞を受賞した。

ミラさんは、マルタ大学社会福祉学部ジェンダー&セクシャリティ学科で博士課程に在籍。

2022年に「バ美肉」「VTuber」に関する修士論文で、ジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」を受賞した。

2人は研究ユニット・Nem x Mila(ねむみら)としても活動しており、メタバースに関する実態調査を定期的に発表。国内外で公演も行っている。

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