『FRUiTS』手がける青木正一の新プロジェクト「roomF 準備室」が裏原で始動

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『FRUiTS』手がける青木正一の新プロジェクト「roomF 準備室」が裏原で始動
『FRUiTS』手がける青木正一の新プロジェクト「roomF 準備室」が裏原で始動

「roomF」

POPなポイントを3行で

  • 『FRUiTS』編集者・青木正一が裏原に新スペース
  • 来春のオープンに先駆け気鋭作家・鈴木操の個展が開催中
  • 今後は原宿カルチャーを発信するインフォショップに
雑誌『STREET』『FRUiTS』を手がける青木正一が、原宿・裏原に新スペース「roomF」を立ち上げる。

2019年の春以降に予定するグランドオープンに先立ち、現在内装工事中の同スペースでは、グランドオープンまでの期間、「roomF 準備室」と題したプレオープン企画が断続的に展開されている。

第1弾企画として、11月30日から12月16日(日)まで、鈴木操 個展「open the door,」が開催中だ。

渋谷や原宿を長年見てきた編集者による新スペース

「roomF」の仕掛け人は青木正一。1985年にストリートファッションを紹介するスナップ誌の先駆けとなった雑誌『STREET』や、1996年に「原宿フリースタイル」をコンセプトに原宿に集まる若者たちを被写体にした『FRUiTS』を発行し、国内外から注目を集める編集者だ。

2016年に『FRUiTS』の月刊発行を終了して以降の原宿カルチャーを発信するインフォショップであり、「roomF」の ”F” は、『FRUiTS』「Fashion」「Free」の「F」を意味する。 プレオープン企画「roomF 準備室」は、青木正一が代表をつとめるストリート編集室と、渋谷を拠点としたクリエイティブ・カンパニーである渋都市とが共同で運営・制作。第1弾となる鈴木操 個展「open the door, 」は、渋都市所属の齋藤恵汰がキュレーションを手がける。

ソフトスカルプチャーを制作する気鋭作家、鈴木操

鈴木操は、1986年生まれの気鋭の作家だ。文化服装学院を卒業後、彫刻家として活動をはじめ、主にソフトスカルプチャーを制作。2017年に、沖縄・那覇で開催された「観光と移民」をテーマとした現代美術展「自営と共在」への参加などで注目を集めた。

本展示では、同展に出品された衣類を圧縮袋に詰め、輸送に際した段ボールを什器とするソフトスカルプチャーシリーズの新作が発表される。 「roomF 準備室」として始動し、ファッションの枠に収まらず、美術展が開催されるほか、今後は、スペース内にBARカウンターが設置されるなど、『FRUiTS』以後の原宿カルチャーを発信するインフォショップとしてグランドオープンを目指す「roomF」。

今回のプレオープン第1弾企画とともに今後の動向に注目したい。

渋谷という都市の変化

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イベント情報

鈴木操 個展 “open the door, ”

会期
2018年11月30日 (金) - 12月16日 (日)
会場
roomF 準備室 (渋谷区神宮前4-27-3-201)
時間
13:00 - 20:00 ※金土日のみオープン
休廊
月曜 - 木曜

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