豪華クリエイターが渋谷をアニメで再現! 上映はスクランブル交差点

(C)トキノ交差

渋谷のスクランブル交差点を利用した、60秒の“4Dアニメ体験”プロジェクト「トキノ交差」が始動した。

現実のスクランブル交差点に、アニメで再現したイメージとしての渋谷を出現させるという異色の試みだ。

監督やキャラクターデザインをつとめるのは、日本画家であり、アニメ作家でもあるという異色の経歴を持つ四宮義俊さん。最近では、大ヒット映画『君の名は。』回想シーンの演出を手がけている。

そして、KAI-YOU.netで「ヘソフェチが悶絶するエキゾチック美人」として紹介し有名になったモデルのやねさんが主演をつとめている。

やねさん 撮影:Diora

やねさんを有名にしたヘソグラビアを見る

架空の渋谷が現実のスクランブル交差点とクロスする

渋谷のスクランブル交差点に鎮座する、4つの大型ビジョン。「トキノ交差」は、その巨大な4面すべてを連動させた壮大な映像作品だ。

「観る者とその場所、環境音をも巻き込んだ、インスタレーションのような映像作品をつくってみたい」という思いから始動した本作は、上映は不定期ながら、8月までの期間中、実際に渋谷のビジョンでその上映を観ることができる。 アニメーションプロデューサーは、 『この世界の片隅に』の制作プロデューサー・松尾亮一郎さん。衣装は、ファッションレーベルのchloma。音楽は、インストバンド・NETWORKS

そして作画やエフェクトデザインは、メジャーの第一線で活躍する米津玄師さんのボカロP名義である「ハチ」のPVをこれまで手がけてきた映像ユニット・南方研究所

各界で活躍する豪華なクリエイターがクレジットされている。

実際の街頭ビジョンで上映されるのはYouTubeとほぼ同一の映像だが、4面のビジョンが連動した形で、音響も立体的に響いたり、ビジョンごとに絵が異なったりと、その場での臨場感を重視しているという。

「夜明けがやってくる。ピアノ線を弾くように……」

渋谷スクランブル交差点に佇む少女セナ。彼女が宙返りするその一瞬にフラッシュバックする、この土地の記憶、街の記憶……。一人の女性が宙返りしている寸刻の間に表現される、渋谷の1万年の歴史。

スクランブル交差点を舞台に、交錯するヒトと街の記憶。アニメと実写が溶け合い、観る者をリアルと幻想の狭間へと誘う、60秒の“四次元アニメ屏風”。 「トキノ交差」より

「トキノ交差」原画展開催のため、支援金も募集

「トキノ交差」の映像制作にあたって描かれた原画展のプロジェクトも始動した。

四宮義俊さんによる原画

原画展の開催に向けては、クラウドファンディングサービス「Readyfor」にて支援金を募集するプロジェクトが公開されている。

目標金額の180万円を達成できれば原画展を開催するという。支援額に応じた様々なリターンが用意されているので、原画を見たいという人はプロジェクトページを覗いてみてほしい。

現実を描き出すアニメの魅力

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プロジェクト情報

「トキノ交差」

上映場所
渋谷スクランブル交差点
上映期間
2018年4月〜8月(予定)
監督・絵コンテ・演出・キャラクターデザイン・作画監督・美術監督
四宮義俊
クリエイティブディレクター
松 宏彰
アニメーションプロデューサー
松尾亮一郎
作画・エフェクトデザイン
南方研究所
助監督
三宅寛治
色彩設計
千葉絵美 
撮影
田村紗絵
VFX
吉野耕平
3DCG
岸これみ
編集
神宮司由美
アニメーション制作
CLAP
音楽
NETWORKS
音響効果
井筒康仁
キャスト
やね
衣装制作
chloma
プロデューサー
渡邉雅史
エグゼクティブプロデューサー
平田昌吾
制作
MAZRI

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