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元BOØWYドラマー高橋まことに『ブレンド・S』声優3人が弟子入り! 最後は涙で…

左から、春野杏さん、和氣あず未さん、高橋まことさん、鬼頭明里さん

今期アニメの高値安定枠、『ブレンド・S』はご覧になっていますか? 「まんがタイムきららキャラット」での連載作品を原作に、10月からTOKYO MXなどで放送されているアニメです。

主人公は、海外留学を夢見るも目つきの悪さが原因でことごとくバイトに落ちまくっている16歳、桜ノ宮苺香
『ブレンド・S』

『ブレンド・S』

彼女はあるきっかけで喫茶店を経営するイタリア人ディーノと出会い、彼が経営する喫茶店「スティーレ」で働くことになります。が、その店は従業員が"ツンデレ"や"妹"といった属性を演じて接客するという、若干変わった喫茶店だったからさあ大変。

目つきの悪さからドSキャラを割り振られてしまった苺香、そしてそんな苺香に一目惚れしているディーノとの関係を軸に、一癖も二癖もある従業員たちとのドタバタを描いた作品が『ブレンド・S』です。

きらら原作の日常ものにしては珍しくラブコメ要素が強め、かつ属性要素を前面に打ち出したオタク向けのくすぐりやメタネタが多めな『ブレンド・S』。このとっちらかった(褒めてます)内容にぴったりのポップでハイトーンなエンディングテーマが、『デタラメなマイナスとプラスにおけるブレンド考』(以下『ブレンド考』)です。

主人公格の3人を演じる声優さんのユニット「ブレンド・A」によるキュートな歌声が魅力……という曲なんですが、よく聞いてみるとリズムがかなり攻撃的でテクニカル、BPM速めの力強いビートが印象的です。

実はこの『ブレンド考』、作曲・編曲は『ラブライブ!』の名曲「Snow halation」を担当した山田高弘さんによるもの。ギターは布袋寅泰のツアーギタリストも務める黒田晃年さん、ベースは中村一義率いるバンド「100s」のベーシストである山口寛雄さんが担当。

これだけでも充分すごいんですが、なんとドラムを担当しているのが伝説のビートパンクバンド・BOØWYのドラマーにして、"ミスター・8ビート"の異名を持つ高橋まことさん! きらら原作アニメに元BOØWY(知らない人は画像検索してコワモテでハードなビジュアルを確認してみよう)のドラマー……しかも、アニメに関わるのはこれが初めての経験だとか。一体、なぜ実現したんでしょうか……!?
和氣あず未さん、鬼頭明里さん、春野杏さんが高橋まことさんに弟子入り! というわけで、今回はアニメ『ブレンド・S』より、桜ノ宮苺香役の和氣あず未さん、日向夏帆役の鬼頭明里さん、星川麻冬役の春野杏さんを迎え、高橋さんから3人にドラムをレクチャーしてもらいつつ(!)、『ブレンド考』に関するお話をうかがいました。

取材:しげる、新見直 文:しげる 撮影:稲垣謙一

和氣あず未さん、鬼頭明里さん、春野杏さんが高橋まことさんに弟子入り!

BOØWYが解散してから、今年で30周年。当然ながら20歳前後の主演3人は当時生まれていません。そんな猛烈なキャリアの持ち主である高橋さんにいきなり弟子入りする3人。

まずは、そもそも『ブレンド考』になぜ高橋さんが参加したか、そして「リズム体とはなんぞや」というところからレクチャーを受けることに。

同席したのは、アニプレックスの音楽プロデューサー・山内真治さん。これまでLiSAや花澤香菜さんの楽曲制作、「ソードアート・オンライン」や「<物語>シリーズ」など数々のアーティストや作品に関わってきた名物音楽Pで、「関ジャム 完全燃SHOW」のアニソン特集に出演したことも。
山内真治さん

山内真治さん

『ブレンド・S』でも主題歌を手がけた山内さんによれば、作品テーマのひとつが"狂気"。「一見可愛い女の子の日常を描きつつも、ドSというクレイジーな要素が混ざっている雰囲気をエンディングテーマにも盛り込めないか」というのが当初からのコンセプトでした。

というわけで「萌えと狂気の融合」を念頭に置いて楽曲への参加者を選定していった山内さん。日本におけるビートロック/ビートパンクの第一人者である高橋まことさんがドラムを担当すれば、その存在感含めてまさに狂気漂う楽曲になるのでは……とダメ元でお願いしたところ、快諾してくれたといいます。
キュートなEDアニメーションとは裏腹に、狂気漂う楽曲

キュートなEDアニメーションとは裏腹に、狂気漂う楽曲

一方の高橋さんは「レコーディングは必死だったけど、番組が放送してるかどうかも知らなかったよ!」と豪快なコメント。

高橋さん曰く、「バンドの演奏の大元を支えているのがドラムやベース。そこがしっかりしてると他の人がやりやすい」とのこと。『ブレンド考』においても、まずは「リズム体」と呼ばれるドラムとベースのパートを録音し、その上にギターを重ね、最後にボーカルを録音するという手順でレコーディング。これは極めて基本に忠実な方法で、『ブレンド考』もそれに倣った形です。
スティックの持ち方から教わる3人 というわけで、スティックの持ち方から教わる3人。「とにかく力を抜いて、ユルユルに持って叩く時だけキュッと力を入れる」と実演する高橋さんの前で、プラプラとスティックを振る様はなんだかシュール。

8ビートなんて叩けたもん勝ち!

高橋まことさん

高橋まことさん

続いてハイハット、スネア、ベースドラムの叩き方や位置関係を教えるために「じゃあゆっくりめに8ビートを」と軽く叩く高橋さん。素人が聞いていても各ドラムの音の立ち方がハッキリしてる!! 目の前で披露されるプロの技に「カッコいい!」と大興奮の3人。が、その直後和氣さんから順にいきなりドラムの前に座ることに……!
和氣あず未さん

和氣あず未さん

横で演奏する高橋さんに合わせて叩いてみる和氣さん。しかしキックのリズムとスネアのタイミングがちっとも一致せず、あえなく撃沈。続いて横で笑って見ていた鬼頭さんが挑戦。後半はヘロヘロになりつつ、意外にイケるかも……? という鬼頭さんでしたが、「これくらいはできないとなあ!」と高橋さんは笑っていました。
鬼頭明里さん

鬼頭明里さん

最後にトライしたのは春野さん。実はこの3人の中だけで春野さんだけが経験者で、学生時代に吹奏楽部で4年ほどドラムを叩いていたのです。ドラムに触れるのは5~6年ぶりということでしたが、基本の8ビートはちゃんと叩けてホッとした様子。
春野杏さん

春野杏さん

続いて3人交代で実際の『ブレンド考』での演奏に近いBPM164で叩いてみると、和氣さんも鬼頭さんもヘロヘロになりつつさっきよりは形に。特に鬼頭さんは「悔しい!」と粘る負けず嫌いな一面を見せます。

※BPM:曲のテンポを示す数値

しかし、高橋さんによる『ブレンド考』のサビ部分の実演を間近で体験すると、全員目が点に。この曲はサビの部分ではリズムが変化し、ドラムの手数が倍近くに増えるのです。

あまりに難易度が高いので経験者の春野さんが挑戦するも、高速すぎてついていけず……。3人とも身を以てミスター・8ビートのテクニックの凄まじさを知ったのでありました。「8ビートとは何かって言葉で説明しようとしてもうまくいかない。叩ける奴は叩けるし、叩けたもん勝ち!」と笑う高橋さんの説明が超カッコよくてズルい……!

高橋まこと圧巻のドラム実演、3人も大健闘!

REDSC09322 というわけで収録は一旦休憩、主要スタッフは引き上げたものの、置いてあるドラムセットで自主練する3人。
REDSC09255 和氣さんと二人羽織状態になり叩き方を教える春野さん、そしてひたすら熱中して一人で叩き続ける鬼頭さん……。春野さんのコーチを挟みつつ、キャッキャと楽しげにドラムを叩く3人……。ていうかこの3人めっちゃ仲良いな……これ普通だったら5億円くらい積まないと肉眼で見られない光景では?
REDSC09290 自主練の甲斐あって最初よりなんとか叩けるようになった和氣さんと鬼頭さん。休憩後の高橋さんのレクチャーにも熱が入り、取材というより部活っぽい空気に。

「ドラムという楽器は叩けば音が出るから誰がやっても一見同じに見えるけど、実は叩き方ひとつで音がかなり変化するのよ」と語る高橋さん。「自分のドラムセットじゃなくてスタジオのドラムを使って録音しても、『やっぱりまこっちゃんの音だね』って言われるもん。曲だけ聞いておれのドラムだって言われたら勝ちだよね」。

パッと見るより奥が深いのがドラム。練習の最後は春野さんと高橋さんのセッション……となったんだけど、やっぱり大ベテランのテクニックにはついていけず、途中からは全員演奏に見とれる流れに。いや~、すごいものを見せてもらいました……。
高橋まことさん ドラムを始めて約半世紀、年齢を全く感じさせない強烈なビートを体験させてくれた高橋さん。しかもよく見ると、スタジオの壁に寄りかかって余裕で叩いてます! 「レコーディングの時にスタジオにいたら、うるさくていられないかも。今日はそれの20パーセントくらいで叩いてる」とは高橋さんのコメント。なんと、まだまだ全然本気じゃなかったとは……。すごすぎます。

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