前日には、編集者である北尾修一さんも経緯を説明しており、真木さん本人、CAMPFIRE、所属事務所と、関係者からの声明が相次いでいる。
「好きな物をつくって手渡しできる場」に魅力を感じてスタート
8月25日にクラウドファンディングサービス・CAMPFIRE上でスタートした「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト。」。夏に開催された「コミックマーケット92(C92)」に一般参加して、「自分の好きな物をつくって手渡しできる場」というコミケに魅力を感じた真木さんは、12月に開催される冬コミ(C93)内で自身のフォトマガジンの頒布を希望。
サークル参加に向けて応募した旨を明らかにしていたが、発表直後から批判が殺到することとなった。
本来、サークルとしての参加であれば「頒布」と記載するものを「販売」としていた点をはじめ、ルール上は問題ないものの、「資金を集めてつくった写真集をなぜコミケで頒布するのか?」「コミケはファンとの交流の場所じゃない」といった声が寄せられた。 3日後の28日、一連の批判を受け止めた真木さんは、「軽い気持ちで参加を希望してしまったことを深く謝罪を申し上げます。」と謝罪、コミケへの参加も辞退する旨を宣言した。
批判を受けて参加を辞退、アカウントも削除へ
参加辞退と同日、真木さんのTwitterのアカウント名が「????騙された????」に変更。非公開設定され(いわゆる「鍵アカウント」)、芸能人に限らず行っていた相互フォローも次々と外してフォロー数が0になり、翌日の午後にはアカウント自体が削除されてしまった。 その時点では、フォトマガジンは完成後、支援者に直接届くようにする予定だったが、30日にはプロジェクトそのものが中止される事態に。更新されたプロジェクトページで真木さんは、騒動のすべての責任が自身にあるとコメントしている。なお、支援金は5日間で650万円以上が集まっていた。
所属事務所やプラットフォームからもコメント
それまで真木さん自身のコメントがメディアを賑わせていたなか、プラットフォームであるCAMPFIREは30日、自社サイトに「一部報道につきまして」と題した「お知らせ」を投稿。騒動に関して具体的な明言は避けつつも、ネット上で巻き起こった関係者への言及について、CAMPFIREとしての見解を発表した。
翌31日には、真木さんの所属事務所であるフライングボックスも、改めて真木さんからのコメントを発表(外部リンク)。・CAMPFIREはプラットフォームであり目標金額をこちらから無理に設定させていただくようなことは一切ございません。
・プラットフォームとして今回のプロジェクトへのご提案やサポートが行き届いていたかを省みますと反省点も多くございます。今後はより一層の注意を払い、多くの方に引き続き安心してご利用いただけるよう努めて参ります。 一部報道につきまして。株式会社CAMPFIRE
そのなかで真木さんは、「私自身の軽率さと、馬鹿さが原因だと猛省しております」「よくよく自分を見つめ直し、反省し、出直したく改めてお詫び申し上げます」「今後は、原点に戻り、精進していく覚悟でございます」とつづっている。
編集担当、発起人である写真家からも経緯の説明
日付変わって9月1日、プロジェクトに編集者として携わっていた北尾修一さんが、自身のTwitterで今回の経緯を説明。「真木よう子、フォトマガジン出版プロジェクト」の件では、たいへんお騒がせしてしまいすみません。本件中止の発表を受けて、ここで事の経緯をご説明させて頂きます。https://t.co/NT1swrXUCo
— 北尾修一 (@kitaoshu1) 2017年8月31日
謝罪、そして北尾さんがプロジェクトに関わるまでの流れや「当初の目標金額は3,000万円だった」「クラウドファンディングを持ちかけたのは北尾さん」という一部情報を否定。正確な事実関係を説明した。
そして9月2日、真木さんとともにプロジェクト発起人である写真家・鈴木心さんは、経緯を説明するツイートを投稿。この度は一連の「真木よう子、出版プロジェクト」にて多くの方々にご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした。経緯説明を画像にてご報告させて頂きます。 pic.twitter.com/c7v5ineTxS
— 鈴木心 (@SUZUKISH1N) 2017年9月2日
「真木さんとの打ち合わせのなかで北尾さんの参画が決定した」「当初は真木さんの全額自己負担による刊行を想定」「真木さんへのコミケに関する説明が不十分だった」などの点を説明・謝罪している。
自身の対応に関して、コミックマーケット準備会からも「お叱りもいただきました」とし、コミケで行っている「鈴木心写真館」の企画は、C93で一度自粛する旨も明らかにしている。
今後、コミケへの芸能人の参加は
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