新緑の季節、メルカリを「アルミ玉」が席巻したのはなぜ？

若者から人気のフリマアプリ「メルカリ」でアルミ玉の需要が急上昇…？

冗談のような話ですが、メルカリではネットや世間の話題に応じて、意外なアイテムの売買が活発になるようです。

アルミ玉にドラえもん、メルカリを席巻したアイテムたち

メルカリが発表した、4月と比較して5月に検索数が急上昇したトレンドワードのランキングトップ5。

1位：さらっとしぼったオレンジ
2位：アルミ玉
3位：ユニクロ ドラえもん
4位：ははの日 プレゼント
5位：響17年 リンク先はメルカリ内で検索結果

わかるようなわからないような…この5つのワードは、なぜ上位を記録したのでしょうか？

アルミ玉を急上昇させたのはHIKAKIN？ 視聴者？

一番気になるのは、やはり2位の「アルミ玉」です。他の4つと比べてもその異質さが目立っていますね。そもそもアルミ玉とは？

きっかけになったのは人気YouTuberのHIKAKIN（ヒカキン）さん。アルミホイルをハンマーで叩き続けるとピカピカの鉄球、つまりアルミ玉になるという動画を投稿して話題を呼びました。 3月にこの動画が公開されると、真似をした視聴者が自分でアルミ玉をつくり、メルカリに出品し始めました。 するとHIKAKINさん自らメルカリでアルミ玉を購入。5月に投稿した動画の中で、購入したアルミ玉を紹介していきました。 その結果、「アルミ玉」の検索結果が急上昇するに至ったというわけです。

世間の注目度が現れるメルカリ

その他のワードを振り返ると、1位「さらっとしぼったオレンジ」と5位「響17年」は、ともにメーカーから製造中止や販売休止が発表された商品。

前者はダイドードリンコが20年以上販売していたロングセラー商品。後者はサントリーのウイスキーです。

3位の「ユニクロ ドラえもん」は、現代アートの巨匠・村上隆さんがデザインしたドラえもんのTシャツが、5月25日から発売されたため。 月末に近いタイミングだったにも関わらず3位にランクインしていて、注目度の高さがうかがえます。

ワールドカップがある6月の急上昇ワードとは？

こうしてみると、世間で話題になってGoogleなどで検索されそうなものは、メルカリでも同様に検索される傾向がある、と言えるかもしれません。

さて、気になる6月の検索ワードですが、例年「水着」や「ワンピース」、「サングラス」など夏関連のアイテムの検索が本格化すると発表されています。

とはいえ、2018年の6月は例年と大きく異なります。そう、サッカーのワールドカップ（W杯）です。個人的に、ユニフォームをはじめサッカー関連のアイテムが多くなるのではないかと予想しています。

特に、発売開始から即完売となったナイジェリア代表のユニフォーム（外部リンク）などは、すでに複数出品されています。 開幕、そして試合が進むにつれて、気になった国を検索するケースが増えるのではないでしょうか。 （大会終了後、日本代表のユニフォームが大量に売りに出される結果にならないことを祈っています）。