アイドル「ももち」の凄み ぱいぱいでか美が語る究極の可愛さとは?

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アイドル「ももち」の凄み ぱいぱいでか美が語る究極の可愛さとは?
アイドル「ももち」の凄み ぱいぱいでか美が語る究極の可愛さとは?

ぱいぱいでか美アーティスト写真/ももちグッズが散りばめられている

2002年、6月30日。1人の少女がアイドルとしての人生を歩み出しました。キリッとした端正な顔立ちに小学校5年生とは思えぬハキハキとした受け答え。一生懸命に歌い、マイクを握る姿はとても愛らしいですが、“まだ”小指は立っていません。

彼女の名前は嗣永桃子。ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)所属のアイドルです。

嗣永桃子さん(下段中央)/Berryz工房『あなたなしでは生きてゆけない』ジャケット(「Berryz工房10周年記念スッペシャルサイト」より)

モーニング娘。と松浦亜弥の妹分にあたる「ハロー!プロジェクト・キッズオーディション」に合格し、ZYX、Berryz工房、Buono!、カントリー・ガールズと様々なユニットを経験しながら現在に至るまで現役のハロプロメンバーとしてアイドル活動を続けています。

近年は「ももち」の愛称でバラエティー番組にも数多く出演し、お茶の間でも広く知られるようになりました。

常に立っている小指の理由を「ファンの皆さんの愛を受信してるんです♡」と言い切る姿に、最初こそ“イラドル”と呼ばれ、視聴者からぼんやりと反感を買っていましたが、いつの間にか「ももちって、実は普通に可愛くね…?」といった声も増え、最近ではテレビに出るたびTwitterのトレンドに入るほど。

ももちが自己紹介で使う「今日も可愛いみんなのアイドル、ももちこと嗣永桃子でぇーす♡」は月日を追うごとに一般的な事実へと近付きました。 そんなももちが11月5日、大きな決断をしました。その決断は、現在所属するカントリー・ガールズ結成2周年の節目でもあった11月5日のライブで、ももち自身の口からファンへと告げられたのです。

「私、嗣永桃子は、来年の6月30日をもちまして、カントリー・ガールズ及び、ハロー!プロジェクトから卒業します。」

自身のアイドル人生“丸15年”を迎えるタイミングでの卒業。この衝撃的な「ご報告」は、多くのメディアで報じられ、アイドルファンではない人にまで伝わりました。そして、今まで「ももち」を可愛がってきた芸能界の共演者や長年見守ってきたファンであるほど、こう言ったのです。

あの子は、すごいと。

前置きが長くなりましたが、今回はそんなももちの「凄み」とは一体なんなのか? ももちの大ファンである筆者が、やや強めの主観でご紹介していきます。

文:ぱいぱいでか美 編集:コダック川口

絶対に「可愛さ」は失わない歌唱メン

ファンの間で、ももちは「歌唱メン」(歌が上手く、歌割りも多いメンバー)として認知されています。
Berryz工房 「ジリリ キテル」
Berryz工房の活動時期から歌割りはかなり多く、センターは同じく歌唱メンの菅谷梨沙子さん、夏焼雅さんが多くつとめましたが、よく伸びるハイトーンの歌声はどんな曲の時も程よいアクセントになり、安定感も相まってグループには欠かせない存在でした。
カントリー・ガールズ 「恋はマグネット」
カントリー・ガールズでは、PM(プレイングマネージャー)として、難しいメロディーや土台としての歌声、ハモりを任されることもあります。
Buono! 「初恋サイダー」 (Live@日本武道館 2016/8/25)
そして、ロック色の強い楽曲を中心としたBuono!では、生バンドと共にライブを行うこともあり、より力強い歌声が要求されますが、それにも難なく応えるのがももち。得意の高音はもちろん、グッと力の入った低音もキマっています。

アコースティックセットでのライブでは、その繊細な歌声に、普段はコールを入れているファンも思わず静かに聴き入るほど。ももちは、その場その場にあった歌声を奏でることができるのです

しかし、ここからがももちのすごいところ。

歌唱メンとしての役をサラリとこなしながらも、決して「可愛さ」は失わないのです。可愛い楽曲の時に本領を発揮する姿は、普段の「ももち」を想像すれば何となく予想がつくと思いますが、かっこいい曲の時もなぜか可愛さが絶対に残っている。それは、特段ブリブリしていたり甘い声を出していなくとも、です。
Buono! 「DEEP MIND」
これは、ももちの「アイドル」であることのこだわりから来るものなのではないでしょうか。

私は今までももちが出演するライブに幾度となく足を運んで来ましたが、たったの1度も、ももちから「私の歌、上手いでしょう?」という空気を感じたことがありません。そこにあるのは「歌を届けたい」というピュアな音と、「ももちのことを好きになってほしい!」「この瞬間をみんなで楽しみたい!」という想いのみ。あくまでアイドル・ももちとしての歌を歌い続けてきたのです。

「ももちアレンジ」が効いたダンスも魅力的

そして、ももちのすごさは歌だけに留まりません。ダンスだってとても魅力的なのです。

ハロプロにはダンスを得意とするメンバーが多くいるので、ももちのダンスがフィーチャーされる機会はなかなかありませんが、149.9cmという低身長ゆえに他のメンバーよりも厚底のヒールを履き、涼しい顔で踏むステップはあまりにも華麗で独特です。
Berryz工房 「ROCKエロティック」
他のメンバーよりも過剰に振られるお尻、ピン! と伸ばした足、指を反らせた方が可愛いという研究結果に基づいたクラップ……。例を挙げたらキリがないですが、結果的に歌唱メンと評されたももちが、アイドルとしてパフォーマンスするために独自開発したのが、この「ももちアレンジ」が効いたダンスなのではないでしょうか。

そして、このパフォーマンスに至るまでの、きっとあったであろう血のにじむような努力と苦労。ステージでそれをちっとも感じさせないからこそ、私のようなファンは手放しに「可愛い! 可愛い!」と騒げるのです。

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