2016年も残すところあとわずか。KAI-YOUでは、この1年もさまざまな場面でアイドルを紹介してきました。
世界最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)の開催は今年で7回目を数え、史上初の3日間に規模を拡大。参加アイドルも過去最多の301組となりました。
多くの新生アイドルが誕生する一方、「アイドル戦国時代」と呼ばれ始めた2010年から6年もの月日が流れ、メンバーの卒業や、解散を余儀なくされるグループもあとを絶ちません。今後も現場単位では多くの出会いと別れが繰り返されることでしょう。
アイドルシーンは今、大きな節目を迎えています。しかし、何といってもこのシーンを支えてきたのは常に「いい曲」であったはずです。
ファン投票で人気曲ランキングを発表する年末恒例「アイドル楽曲大賞」「ハロプロ楽曲大賞」の結果発表も目前ですが、みなさんはこの1年、印象に残った曲はあるでしょうか?
今回は2016年のアイドル楽曲から名曲たちをご紹介します!
センターに君臨する平手友梨奈さんの圧倒的な存在感が目を見張るMVは、2016年の「YouTube日本人アーティスト公式MV再生数ランキング」で、RADIO FISHの「PERFECT HUMAN」に次ぐ堂々の4位を飾っています。
「世界には愛しかない」「二人セゾン」「手を繋いで帰ろうか」「キミガイナイ」など数々の名曲をひっさげた初ワンマンツアーも成功におさめた彼女たち。紅白出場も決め、来年からの飛躍にも期待です。
シングル曲ではないにもかかわらず「ミュージックステーション」や「テレ東音楽祭」などで披露され、ファンからの支持も厚い楽曲です。
インターネット配信された「乃木坂46時間TV」の中で、6月にグループを卒業した深川麻衣さんの卒業制作として、メンバー全員で「きっかけ」をテーマに黒板アートを制作。その時の模様がそのままMVに採用されています。
終始、小分け包装になったサブレのことを歌っていますが、謎の擬音や何語かわからない言葉も登場。CG全開のMVも中毒性が高く聴けば聴くほどハマる1曲です。
王道のド真ん中をいくアイドルソングがキラキラきらめいています。
MVはアートディレクター/グラフィックデザイナーKASICOさんと映像ディレクターの杉山弘樹さんが共同で監督しています。
デタラメなタイトルと、RPGをテーマとしたヘンテコな歌詞に気を取られていると、サビ前に登場する「にゃんこの学校」で脱力してからの、一気に加速するサビで「マジでトリケラトップス強い でもあたし負けない」というパンチラインが飛び出し、ますますわけがわからなくなります。
珍曲でも、とりあえず可愛さと多幸感で納得させられてしまう力技はアイドルソングならではかもしれません。
ELLEGARDENやBase Ball Bearといったバンドにもカバーされたこの曲。アイルネ版は、よりキャッチーなアレンジとなっています。
「キミの夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ 風の強い日を選んで走ってきた」と石野理子さんが歌いだす歌詞の通り、メンバー卒業や初ワンマンライブを経た彼女たちのフィルターを通すことで、自身の夢に立ち向かう等身大な女の子たちの世界観に。
2017年春には、Base Ball Bear小出祐介さん作詞・作曲による初のオリジナル曲をリリース。大きなターニングポイントを迎えそうです。
1stシングル収録の「キャプテンは君だ!」は、もともと2012年に散開したTomato n' Pineの楽曲。日本アイドル史の膨大なアーカイブから楽曲派のツボを突いた屈指の名曲を選んで歌い継いでくれることに、ただただ感謝しかありません。
盟友とも言えるディスコパンクバンド・Have a Nice Day!による「エメラルド」のアンサーソングとしてプロデューサーの小川晃一さんが手がけたこの楽曲は、ディストピアのなかで前向きな歌をつくろうと考え制作されたそう。
『ニューロマンサー』といえばウィリアム・ギブスンさんによる長編SF小説のタイトルでもありますが、この楽曲も浮遊感のあるメロディーとネオトーキョー的なドライブ感が満載のダンスビートとなっています。
サウンドプロデュースをロックバンド・ハイスイノナサ/siraphの照井順政さんが手がけ、ポストロックやエレクトロニカといった曲調とイノセントで表情豊かな少女たちのパフォーマンスが化学変化を起こしています。
ライブでも定番となっている「魔法の言葉」は、物語性の強いノスタルジックな楽曲。現在の彼女たちにしか表現し得ない神秘性と儚さを帯びています。
8月にリリースした2ndアルバム『日本海夕日ライン』収録の「日曜日のサマートレイン」は、朝から夜までの時間経過と海岸線の情景を描くコンセプトアルバムの中でも、ちょうど真ん中に配置された楽曲。
山下達郎さんの遺伝子を受け継ぐバンド・so niceのボーカル 鎌倉克行さんが作曲した透明感のある1曲です。
新潟・柳都からのさわやかな風を感じることができるので、アルバムを通しで聴くことをオススメします。
世界最大級のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL」(TIF)の開催は今年で7回目を数え、史上初の3日間に規模を拡大。参加アイドルも過去最多の301組となりました。
多くの新生アイドルが誕生する一方、「アイドル戦国時代」と呼ばれ始めた2010年から6年もの月日が流れ、メンバーの卒業や、解散を余儀なくされるグループもあとを絶ちません。今後も現場単位では多くの出会いと別れが繰り返されることでしょう。
アイドルシーンは今、大きな節目を迎えています。しかし、何といってもこのシーンを支えてきたのは常に「いい曲」であったはずです。
ファン投票で人気曲ランキングを発表する年末恒例「アイドル楽曲大賞」「ハロプロ楽曲大賞」の結果発表も目前ですが、みなさんはこの1年、印象に残った曲はあるでしょうか?
今回は2016年のアイドル楽曲から名曲たちをご紹介します!
必聴! 2016年の最強アイドル楽曲31選!
欅坂46「サイレントマジョリティー」
「2016年の顔」と言っても過言ではない欅坂46の鮮烈なデビュー曲「サイレントマジョリティー」は、オリコン発表の初週売上が26万枚を超え、女性アーティストのデビューシングル初週売上で歴代最高記録を樹立。センターに君臨する平手友梨奈さんの圧倒的な存在感が目を見張るMVは、2016年の「YouTube日本人アーティスト公式MV再生数ランキング」で、RADIO FISHの「PERFECT HUMAN」に次ぐ堂々の4位を飾っています。
「世界には愛しかない」「二人セゾン」「手を繋いで帰ろうか」「キミガイナイ」など数々の名曲をひっさげた初ワンマンツアーも成功におさめた彼女たち。紅白出場も決め、来年からの飛躍にも期待です。
乃木坂46「きっかけ」
乃木坂46の2ndアルバム『それぞれの椅子』に収録されたリード曲「きっかけ」。作曲は「制服のマネキン」や「君の名は希望」といった人気曲を手がけた杉山勝彦さん。シングル曲ではないにもかかわらず「ミュージックステーション」や「テレ東音楽祭」などで披露され、ファンからの支持も厚い楽曲です。
インターネット配信された「乃木坂46時間TV」の中で、6月にグループを卒業した深川麻衣さんの卒業制作として、メンバー全員で「きっかけ」をテーマに黒板アートを制作。その時の模様がそのままMVに採用されています。
五五七二三二〇「四味一体」
「ココナッツサブレ」の50周年を記念して結成されたユニットで、私立恵比寿中学(エビ中)のメンバーが扮している五五七二三二〇の「四味一体」は、RYO the SKYWALKERさん、U-zhaanさん、banvoxさん、HIFANAという豪華アーティストたちと、それぞれコラボした4曲が融合したスペシャルミックス。終始、小分け包装になったサブレのことを歌っていますが、謎の擬音や何語かわからない言葉も登場。CG全開のMVも中毒性が高く聴けば聴くほどハマる1曲です。
乙女新党「雨と涙と乙女とたい焼き」
7月に解散を迎えた乙女新党。結果的にラストシングルとなってしまった「雨と涙と乙女とたい焼き」は、作詞に元チャットモンチーの高橋久美子さん、作曲にTHE STARBEMSの日高央さん、編曲に元ふぇのたすのヤマモトショウさん/rionosさんという豪華制作陣を配した極上のシティポップ。王道のド真ん中をいくアイドルソングがキラキラきらめいています。
MVはアートディレクター/グラフィックデザイナーKASICOさんと映像ディレクターの杉山弘樹さんが共同で監督しています。
わーすた「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」
iDOL Street所属のわーすたによる「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」。デタラメなタイトルと、RPGをテーマとしたヘンテコな歌詞に気を取られていると、サビ前に登場する「にゃんこの学校」で脱力してからの、一気に加速するサビで「マジでトリケラトップス強い でもあたし負けない」というパンチラインが飛び出し、ますますわけがわからなくなります。
珍曲でも、とりあえず可愛さと多幸感で納得させられてしまう力技はアイドルソングならではかもしれません。
アイドルネッサンス「Funny Bunny」
古今の名曲をカバーする「名曲ルネッサンス」をテーマに活動するアイドルネッサンス(アイルネ)の「Funny Bunny」は、ロックバンド・the pillowsのカバー曲。ELLEGARDENやBase Ball Bearといったバンドにもカバーされたこの曲。アイルネ版は、よりキャッチーなアレンジとなっています。
「キミの夢が叶うのは 誰かのおかげじゃないぜ 風の強い日を選んで走ってきた」と石野理子さんが歌いだす歌詞の通り、メンバー卒業や初ワンマンライブを経た彼女たちのフィルターを通すことで、自身の夢に立ち向かう等身大な女の子たちの世界観に。
2017年春には、Base Ball Bear小出祐介さん作詞・作曲による初のオリジナル曲をリリース。大きなターニングポイントを迎えそうです。
AIS「キャプテンは君だ!」
そんなアイルネの妹分AIS(アイス)は、今年6月に結成されたばかり。グループ名は「ALL IDOL SONGS」の略で、21世紀のアイドルソングをカバーして歌い継ぐことをコンセプトとしています。1stシングル収録の「キャプテンは君だ!」は、もともと2012年に散開したTomato n' Pineの楽曲。日本アイドル史の膨大なアーカイブから楽曲派のツボを突いた屈指の名曲を選んで歌い継いでくれることに、ただただ感謝しかありません。
おやすみホログラム「ニューロマンサー」
東京アンダーグラウンドシーンの中心に鎮座する2人組・おやすみホログラムの2ndアルバム『2』に収録された「ニューロマンサー」。盟友とも言えるディスコパンクバンド・Have a Nice Day!による「エメラルド」のアンサーソングとしてプロデューサーの小川晃一さんが手がけたこの楽曲は、ディストピアのなかで前向きな歌をつくろうと考え制作されたそう。
『ニューロマンサー』といえばウィリアム・ギブスンさんによる長編SF小説のタイトルでもありますが、この楽曲も浮遊感のあるメロディーとネオトーキョー的なドライブ感が満載のダンスビートとなっています。
sora tob sakana「魔法の言葉」
sora tob sakanaは、ASOBISYSTEMとアイドル横丁のコラボによって2015年に始動したアイドルレーベル・フジヤマプロジェクトジャパンからデビューした、現在、平均年齢14.7歳の4人組。サウンドプロデュースをロックバンド・ハイスイノナサ/siraphの照井順政さんが手がけ、ポストロックやエレクトロニカといった曲調とイノセントで表情豊かな少女たちのパフォーマンスが化学変化を起こしています。
ライブでも定番となっている「魔法の言葉」は、物語性の強いノスタルジックな楽曲。現在の彼女たちにしか表現し得ない神秘性と儚さを帯びています。
RYUTist「日曜日のサマートレイン」
新潟市古町発のアイドルユニット・RYUTistは、今年4月にメンバーの卒業と加入があり新体制に。7月から、タワレコ内に新設された音楽ライター・南波一海さん主催のレーベル「PENGUIN DISC」に参加しました。8月にリリースした2ndアルバム『日本海夕日ライン』収録の「日曜日のサマートレイン」は、朝から夜までの時間経過と海岸線の情景を描くコンセプトアルバムの中でも、ちょうど真ん中に配置された楽曲。
山下達郎さんの遺伝子を受け継ぐバンド・so niceのボーカル 鎌倉克行さんが作曲した透明感のある1曲です。
新潟・柳都からのさわやかな風を感じることができるので、アルバムを通しで聴くことをオススメします。
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日夜生み出される現象や事象を“ポップなまとめ記事”として紹介する人気連載。 いま注目を集めるジャンル、気になったときにチェックしたいトレンド──。 KAI-YOUでは「POP」を軸に、さまざまな対象をまとめて紹介していきます。
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