映画では、義姉にとっての“すず”がどう変化していくかを柱にした
──『この世界の片隅に』の内容にも踏み込んでお話をうかがっていきます。色のついた爆煙が空を包む空襲のシーンは印象的でした。片渕 軍艦が撃つ高角砲の弾には、何発かに一発、どの艦が撃ったかを識別しやすくするための着色弾が混ざっていたんです。「あの日の対空砲艦の爆煙が色とりどりだった」ということはこうのさんもご存知でしたが、マンガは白黒なので白黒で描いてらっしゃった。アニメではカラーで表現が出来るので、その先にちょっと発展を考えたということです。
──色とりどりの爆煙から、アニメーション的な演出にもつなげていらっしゃいましたね。
片渕 アニメーション的な演出というよりも…。普通に日常を暮らしている中で非日常が訪れた時、人間は非日常をどういうふうに捉えるのだろうか? と思ったんです。いきなり恐れるのではなく、一瞬、まじまじとそれを見てしまう...
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