どうも、作曲家のさつき が てんこもりです。
さて、第2回では「ジム戦」において有利を取れるポケモンとしてナッシーを挙げ、その入手しやすさに起因するバランスの良い強さについて解説しました。 僕の偏愛に満ちた記事のせいか、各所で「ナッシー使いが増えた」と評判をいただいております。
今回は「Pokémon GO」(ポケモンGO)のジム戦環境を取り巻くメタゲームに触れた上で、筆者が実践している「防衛ボーナス」を安定させるテクを紹介します。さつき が てんこもりさん効果か、地元のジムにナッシー増えてきた気がする
— MTK (@MTK_p) 2016年8月19日
必要以上にナッシーを推した本当の理由をお話しましょう!
文:さつき が てんこもり 企画/編集:ふじきりょうすけ
ジムの「防衛ボーナス」とは?
そもそもジムの「防衛ボーナス」とは、ショップ画面右上にある、21時間に1度だけ使えるボーナスシステム。ジムに配置しているポケモンの数を参照し、その数に応じた課金用通貨である「ポケコイン」と育成に必要な「ほしのすな」を入手することができます。ソシャゲやMMORPGに造詣の深いプレイヤーには、「ポケモンGO」におけるデイリークエストと言えば通りがいいでしょう。
現在「防衛ボーナス」は、課金せずに「ポケコイン」を集めることのできる唯一の方法。そのため、現在の「ポケモンGO」における対戦要素の中核を成しています。 1日に1回、1匹のポケモンを配置して即座にボーナスを取得すれば、報奨の最低値である「ほしのすなx500、ポケコインx10」程度は簡単に獲得できます。
ですが、2匹以上のボーナスを得ようとすれば、それなりのトレーナーレベルと強いポケモン、そしていくつかの工夫が必要となります。スタートダッシュ狙いのプレイヤーが未だひしめく現在、最大値である10匹分のボーナスを得るのは無理ゲーそのものと言えるでしょう
第2回でお勧めしたナッシーは間違いなく強いポケモンに含まれますが、あくまで捕まえやすさを考慮した選考でした。 この捕まえやすさを度外視し、地獄のようなウォーキングや厳選作業の末に生まれる「アイツ」。この連載では「アイツ」から逃げ続けてきましたが、屈強なポケモンたちからジム防衛をするためには、そろそろ諦めなくてはいけないのです。
ポケモンGO攻略tips5 圧倒的王者「カイリュー」を中心としたメタゲーム
現在の「ポケモンGO」において他の追随を許さない強さをほこるポケモン・カイリュー。ミニリュウからハクリューを経て進化する、このカイリューの最大スペックを確認しましょう。 MAX CP 3500、MAX HP 155という恐るべき数値。最高値にならずとも、トレーナーレベルが30以上に到達すれば、良個体のカイリューはCP3000を超えます。
これはほかのポケモンと比べても圧倒的に高く、いわばカイリューをつくることが、「ポケモンGO」廃人達とステゴロで殴り合うための必須条件といえます。
そして、ミニリュウの生息地である水辺(と、何故か水辺判定されている場所)に、現在のメタゲーム。つまりジム戦に選出されるポケモンの流行への答えがあります。
ミニリュウの捕まえられる川や池には、当然ながら他の水タイプのポケモンも出現。中でもコイキングから進化するギャラドスは、強さの総合ランクでも上位に食い込む実力者です。 進化に必要な「アメ」は400個と膨大に見え、一見すると育成は困難に思えます。ですが、レアなポケモンであるミニリュウを集めきるまでに、数匹のギャラドスがつくれてしまうほど、コイキングはありふれています。
またカイリュー、カビゴンとともに「BIG3」とも呼べる強さのラプラスは勿論のこと、ヤドランやスターミーなども、なんとなくで進化させると予想外な高CPを持っており、そのままスタメンに起用している読者も多いと思います。
イーブイの進化先として、最もCP上限の高いシャワーズの存在も、水タイプを中心としたメタゲームを加速させています。
……挙げるとキリが無いですが、絶対王者カイリューをつくる際、必然的に生まれてくる水タイプの強ポケモンたちによるメタゲームが、現在の「ポケモンGO」を取り巻いていると僕は考えています。
故に現環境を席巻している水タイプに有利を取れる「ナッシー」を一線級のポケモンとしましたし、「こうかばつぐん」な「ソーラービーム」を搭載することを強く推奨したというワケです。
ポケモンGO攻略tips6 カイリューを制すものはカイリュー!?
「ポケモンGO」は、原作「ポケモン」シリーズに比べて、相性によるダメージ計算が穏やかになっています。つまり、タイプ相性を気にし過ぎるよりは、CP差でゴリ押しした方が手っ取り早いのです。CPの高いカイリューや水ポケモン達には、小細工抜きの「目には目を、歯には歯を、高CPには高CPを」で挑みましょう。そんな結論に至った僕や周りの廃人達の間では、「ポケモンGO」は「カイリューゲー」、もっと言えば「川ゲー」と呼んでいます。
トレーナーレベルが上がれば上がるほど、CPの高いポケモンの出現率が上がり、それに比例して捕まえにくくなりますが、水辺であればCP上限の極めて低く捕まえやすいコイキングが多く出現するため、ストレスフリーでボールを投げられます。
レベルが20代後半にもなると、第1回で説明したポッポ達による「アメエボ」も地味な効果に感じ始めるでしょう。 ミニリュウ狙いで水辺に足繁く通うことは、経験値効率が悪いと感じられるかもしれません。しかし、ポケストップの多い河原などをチョイスすれば、先述したコイキングの捕まりやすさから、通常のプレイング以上の経験値効率を有していることに気づくと思います。
そんな苦労を経て、真夏の日差しの中、池や河原を歩いたり走ったりし続ける日々の末に、理想の「カイリュー」が完成した時、僕の頬には自然と涙がつたいました。 さぁ、カイリュー2体目をつくるぞー!
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さつき
作曲家/DJ
「たのしいおんがく」をコンセプトに、都内やネット上を拠点に活動している作曲家、DJ。深夜アニメからアイドルプロデュース、ボーカロイドから地方コマーシャルまでジャンルの垣根を超えて制作を行っている。アイドル・私立恵比寿中学、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』、ゴーゴーカレー店舗コマーシャル等への楽曲提供の他、ニコニコ動画公式番組「ニコラジ」に、やまだひさしと共にレギュラー出演。
連載
7月22日、日本での配信が開始されるやいなや、駅や公園でポケモントレーナーがごった返し、全世界で累計1億ダウンロード達成するほどの社会現象を巻き起こす「ポケモンGO」。 スマートフォンの位置情報機能を活用することにより、現実世界そのものを舞台にポケモンを捕まえたり、バトルしたりすることができるゲームです。 この連載では、「たのしいおんがく」をコンセプトに、都内やネット上を拠点に活動している作曲家であり、フィールドテストから「ポケモンGO」に参加してきたさつき が てんこもりが、「交友関係を壊すぐらい強くなる方法」と題して「ポケモンGO」の攻略法を伝授。 20レベル以下からの効率的な脱却法から、ジム戦で戦い抜くために、いかに強い個体値のポケモンを見極めるかなど、初心者トレーナーの疑問からエリートトレーナーをもうならせるコラムを連載していきます。
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