9〜11ホールの目玉である「超VRアトラクションズ」エリアでは、スカイダイビングを体験できる「VR DIVE」や、手から魔法を放ち3対3で対戦する「HADO」。印を結び、忍術を操るアクション「忍VR」など、さまざまなVR(バーチャルリアリティ)体験のできる装置が登場。
そんな大掛かりな作品が立ち並ぶ中、個性豊かなVRの展示も盛りだくさん。
今回、KAI-YOU編集部は2015年10月に取材した学生VRコンテスト「IVRC2015」で総合第3位と協賛企業のコロプラ賞を受賞した電気通信大学「失禁研究会」が「失禁体験会」を出展しているとのことで、再び突撃取材しました!
いきなりトラブル発生!?
ペットボトル?
「IVRC2015」では、飲んだ水が膀胱にたどり着くまでの様子をCG映像で流していたのですが、今回は目隠しに変更。その理由は、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませるためだそうです。
女子大生、レッツ失禁体験!
今回体験してもらったしばたゃんは、現在大学4年生。ブースを訪れる前はどんな体験ができるのかワクワクした様子でした。「うわあああ……」しばたゃん、なんとも言えない声と表情に
これには、しばたゃんも「うわあああ……」と声にならない悲鳴を上げてしまっていました。
しばたゃんに率直な感想を聞いてみると「実際に漏らしたらこんな感じかも……。不快感というよりは、恥ずかしさが勝ちました」と、少し放心状態。
これまでにも女性の体験者はけっこういて、「おもしろい!」「やばい!」といった好反応をみせる人が多かったそう。
また、男性と女性では尿道の場所が違うので、女性の場合は装置がお尻の下だけ、男性の場合は股間部にも装着することで、差別化を図っています。
ビニール状の装置全体像
この「失禁体験」を介護や医療現場に役立てたい
しばたゃん「失禁研究会」のメンバーと記念撮影。一番右が代表の亀岡さん
開発のきっかけは、若い人に『老人体験』をさせようというアイデアから。車イス体験や、目が不自由な方、足腰の悪さの体験が出来る機会はたくさんある一方、失禁を正確に追体験できるものはまだない。
老人が尿意を感じられなくなり、気づかないうちに失禁してしまうケースが多いこを知ってもらい、「みんなもいつかこうなるんだよ」と理解し、介護や医療現場に役立ててもらいたいという想いで開発が進められたといいます。
「失禁研究会」は大学の研究室ではなく、あくまでサークル活動の一環。まだ企業から研究を支援するような声はかかっていないとのこと。
ゆえに開発費はすべてメンバーたちの自腹。お金がないので「手づくり感がすごい」という感想が多く聞かれるのだとか。
しかし、バージョンアップは常に行っていて、メンバーは実際にトイレを我慢したり、実際に失禁してみることで感覚を共有し、開発に活かしているのだそう。
イスに仕込まれた小型スピーカー
亀岡さんに今後の展開を聞いてみると「理想では本当に失禁してしまう人が出てくるくらいの装置を目指しているので、完成度はまだ70%。100%の失禁体験になるよう後輩に引き継いでいって欲しいと思っています。」と宣言。
後輩に対しては「失禁感を再現するには、まず自分が失禁してみてから再現するようにしてください!」と独特のエールを送っていました。
ちなみに亀岡さん自身は今後「失禁研究の第一線からは退いて、足裏への感覚の提示を研究していきたい」ということなので、VR界の異端児としてご活躍を期待しております!

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イベント情報
ニコニコ超会議2016
- 会期
- 2016年4月29日(金・祝)10:00~18:00(最終入場17:30)
- 2016年4月30日(土)10:00~17:00(最終入場16:30)
- 会場
- 幕張メッセ国際展示場1~11ホール+イベントホール
- 主催
- ニコニコ超会議実行委員会
- 入場券
- 1日券
- 前売1,500円 当日2,000円
- 通し券
- 前売2,500円
- 優先入場券
- 1日券1,600円 通し券2,700円 ※先行販売のみ
- ※未就学児無料
- ※通し券の当日販売はございません。
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連載
ニコニコ動画、ニコニコ生放送で知られるniconicoのほぼすべてを地上に再現した「ニコニコ超会議2016」を突撃リポート! 例年幕張メッセを舞台に「ゲーム実況」「歌ってみた」「踊ってみた」「つくってみた」「描いてみた」など、ニコニコ動画やニコニコ生放送から生まれたユーザー文化などが一堂に会するニコニコ最大のイベントです。 超お化け屋敷や超歌舞伎など注目のブースや、人気コスプレイヤーさんたちのフォトレポートなどなど開催前の情報から当日の様子、そして話題のあの人へのインタビューなど、会場の熱気をリアルタイムにお伝えしていきます!
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