連載 | #6 AnimeJapan 2016

PlayStation VR「サイバーダンガンロンパ」を体験! 学級裁判が臨場感ありすぎ

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PlayStation VR「サイバーダンガンロンパ」を体験! 学級裁判が臨場感ありすぎ
PlayStation VR「サイバーダンガンロンパ」を体験! 学級裁判が臨場感ありすぎ

PlayStationブース「PlayStation VR」体験コーナー

3月25日(金)から27日(日)にかけ、東京ビッグサイトにて開催される日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2016」(アニメジャパン)では、アニメだけでなく、ゲーム関連の企業もブースを出展しています。

東2ホールA-12の「PlayStation」ブースでは、2016年10月の発売も発表され、ますます期待が高まっている「PlayStation VR」の体験コーナーに多くの人だかりができていました。VR(バーチャルリアリティ)ヘッドセットは、アニメやゲームの映像体験を根本から変えうる魅力を感じさせますが、その期待値の現れとも言えそうです。

ヘッドセットとして先行するOculus Riftの対抗本命馬として話題のPlaystation VR。KAI-YOU.net編集部も整理券をゲットし、早速体験してきました!

その光景は、やはり馴染みがないせいもあってか、さまざまな空想を掻き立てるひと時でもありました。

文:松本塩梅

「AnimeJapan 2016」では、5タイトルが試遊できる

「AnimeJapan 2016」のPlayStationブースでは、「THE PLAYROOM VR」「The Deep(仮)」「サイバーダンガンロンパVR学級裁判」「体感合体『アクエリオン・EVOL』」「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project VR Tech DEMO」の5タイトルのうち、いずれか1つを体験できます。

「ダンガンロンパ」「アクエリオン」「初音ミク」は、同イベントの来場者を意識してのラインナップとのこと。

ヘッドセットの中はこんな感じ。メガネをしたままでも装着OK!

ただし、この日の午前中にある1日2回の整理券の配布は、早々に終了してしまったようで、運営スタッフによれば「朝一番でいらっしゃる方が多く、明日も同様の可能性があります」とのこと。キャンセル待ち列も見受けられましたが、体験をしたいなら真っ先にブースへ向かうのが堅実。

「サイバーダンガンロンパVR学級裁判」をプレイ

今回は5タイトルから「サイバーダンガンロンパVR学級裁判」をプレイ。VR初体験という編集部員・しばたゃんは「自分の視線に映像がついてくる感じですよね〜」と、最初はのんびりした様子でしたが、ヘッドセットを付けた瞬間に背筋がピンと伸びておりました。

「サイバーダンガンロンパVR学級裁判」は、2010年11月にプレイステーションポータブル用のソフトとして発売された『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』を元にリメイクされたデモンストレーションソフト。プレイヤーは主人公の苗木誠の視点になり、学校内で行われた殺人犯を当てる「学級裁判」に参加します。 目元のあたりにある「ピント調節用ボタン」で焦点を合わせたら、ヘッドセットを装着。メガネを装着したままでも不快感はなく、ぴったりとフィットしました。

さらにヘッドフォンをすると、外界の情報がほぼなくなり、360度の映像に囲まれます。見上げれば「VR空間内での天井」があり、振り返れば「部屋の空間が広がっている」ので、“ここではないどこか”へ飛ばされてしまったような感覚になるのです。 円形に立つ他のキャラクターたちを見るべく首を左右に振ると、なめらかに映像もついてきます。キャラクターの位置によって音声も振り分けられているため、現実世界の視界や感覚とも近いようです。キャラクターが本を投げつけてくる際には、思わず避ける動作をしてしまうほど。 かつて筆者は、スーパーファミコンの『マリオカート』をしていると体が動いてしまうタイプでしたが、あれとは比べ物にならないほどに「体が反応してしまう感」が強い。正しく脳と体が「ぶつかる! 怖い!」と認知しているのです。

ちょっと未来のゲーム実況はどうなっているのだろう?

VR初体験であった編集部員・しばたゃんも筆者も、体験後は一旦はぼんやりとしてしまうほど。

とにかく夢が膨らむものでした!!! 自分がゲームの世界に入り込んだような気持ちになって面白かったです。ホラーゲームをやったら、まじで夜寝れなくなりそうですね(笑)。乙女ゲームでイケメンをいろんな角度から眺めて見るのもいいな! (><)」と、編集部員しばたゃん。

ゲーム実況を見るのが好きという彼女と話したのは、「VR時代のゲーム実況はどうなっているのだろう?」という想像でした。ゲーム実況主の視点を録画して自らもVRで追体験できるようになるのか、あるいはプレイ中の様子を別動画で撮ってワイプで見せるのか……。

ゲーム実況主にとっての主戦場はYouTubeニコニコ動画といった平面空間だけに、今後のゲーム実況の姿も変わってくるかもしれません。 そして、試遊中の来場者の姿を見るに、アニメや小説で繰り返し描かれてきた光景が、たしかに実現しつつあることを感じました。もし自宅でプレイしている時に、家族が「ごはんできたよー」って部屋に入ってきたら絶対驚くだろうな……という小さなソワソワ感も覚えたのでした。

まずは未体験すぎる没入感+臨場感に、ぜひ胸を高鳴らせる体験を味わってみてほしいところ。今後も試遊のチャンスがめぐってきた際にはすすでヘッドセットをオン! これほど「百聞は一見にしかず」と思えるガジェットも早々ないと感じます。

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AnimeJapan 2016

日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2016」の模様を会場である東京ビッグサイトからレポート。 新作テレビアニメはもちろん、今後新たな展開を控える劇場版など、多くの作品とそのファンで賑わっている会場の空気をお届けする。

イベント情報

AnimeJapan 2016

会場
東京ビッグサイト (〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1)
東展示棟 東1~6ホール [メインエリア]
会議棟1Fレセプションホール [ビジネスエリア]
メインエリア会期 2016年3月26日(土)・27日(日)
時間
10:00~17:00
※ファストチケット入場は9:30〜9:59
※最終入場16:30

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