2018.08.15 16:29
山下智也
1

POPなポイントを3行で

甲子園の土がフリマアプリ・メルカリで多数出品
中には4500円で完売となっているものも
Twitterでは「ショック」「やめてください」などの声

甲子園の土がフリマアプリ・メルカリで出品されており、話題を呼んでいる。

アプリ内で「甲子園の土」と検索すると多数の出品が確認でき、中には4500円で完売となっているものも（外部リンク）。

これを受け、Twitterでは「甲子園の土がメルカリで売られてるのはショック」「そうゆうのほんと悲しくなるからやめてください」「甲子園の土、メルカリ。通販で買ってどうするのよ。自分で行くから意味あるんでしょう。」など、悲しみや批判の声も上がっている。

野球小僧が憧れる舞台「甲子園」

全国の野球少年や高校球児が憧れる舞台「甲子園」。出場選手は試合に負けると、その悔しさとともに甲子園の土（砂）を持って帰るのが風習となっている。

画像はぱくたそフリー素材より

テレビでその光景を見たことがある人も多いのではないだろうか。

ちょうど現在、「第100回全国高等学校野球選手権記念大会」（甲子園）が8月5日から開催中。

メルカリで売られている甲子園の土は、主に過去大会のもの。価格は1000円以下から5000円以上で売られているものまでさまざまだ。

合わせて、甲子園球場90周年記念に球場で配られたという「甲子園の土が入ったメダル」の販売も目立つ。

「甲子園の土が入ったメダル」／画像はメルカリよりスクリーンショット

余談だが筆者も少年の頃より野球に冒頭していた。小学生のとき、地元の先輩が甲子園に出場した記念に甲子園の土をプレゼントされ嬉しかったのを覚えている。その後、自分も甲子園を目指し高校まで野球を続けたが夢は叶わなかった。

筆者としては、「甲子園から持ち帰った土をどうするか」は個人の自由だと思うが、その舞台に立つまでに費やした努力や時間、周りの人々の支えなどを考えると、思い入れのある土を見ず知らずの人に売ってしまうのは残念だ。

もちろん当人が売ってないケースが多いことは予想できるが、多くの野球ファンとっていい気持ちはしないのだろう。