劇場での解禁に続き、7月26日についにWebでも公開された庵野秀明監督による映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報。
同日、株式会社カラーから映像の「盗撮行為及びアップロードについて」と題した説明を発表。
盗撮やアップロードがどういった法律に抵触するのか、丁寧に説明する文面からも制作サイドの憤りが伝わってきそうだ。
続けて「劇場での映画の盗撮行為は『映画の盗撮の防止に関する法律』および『著作権法』によって、禁止されています」と説明している。
盗撮した映像がインターネット上に見られることから、「盗撮した映画本編や特報をYouTubeやTwitter、Facebook等にアップロードすることも著作権侵害にあたります」と付け加えている。
その上で、映画盗撮防止法および著作権法に違反した場合に課せられる罰則「最大懲役10年もしくは罰金1000万円、またはその双方」についても言及した。
最後は盗撮行為に対して厳しく対処する意向を示すとともに、「アップロード元は匿名でも特定が可能です」と釘を刺すようなかたちで締めくくられている。
なお、盗撮被害への対応は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』において共同配給業務を行う東宝・東映・カラーの3社によって進められているという。
映画の盗撮を防止するために必要な事項を定め、映画文化の振興および映画産業の健全な発展に寄与することを目的としている。
この法律施行を契機に「映画館に行こう!」実行委員会(日本映画製作者連盟、外国映画輸入配給協会、モーションピクチャー・アソシエーション(MPA)、全国興行生活衛生同業組合連合会の4団体で構成)が「映画盗撮防止キャンペーン」を2007年より展開。
全国のほとんどの劇場で映画本編上映前にカメラ男、パトランプ男といったキャラクターが登場する「NO MORE映画泥棒」と題したCMや、劇場内に掲出されるポスターも、このキャンペーンに関するものだ。
そこで運営サイドは「映画『君の名は。』製作委員会著作権担当」というTwitterアカウントを立ち上げ、違法動画を視聴しないように注意を呼びかけた。
同時に、リンクをツイートしている個人アカウントに対して個別でリプライを送り、その違法性とツイート削除を呼びかけるという強い姿勢をとったことも記憶に新しい。
(C)カラー
同日、株式会社カラーから映像の「盗撮行為及びアップロードについて」と題した説明を発表。
盗撮やアップロードがどういった法律に抵触するのか、丁寧に説明する文面からも制作サイドの憤りが伝わってきそうだ。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報 盗撮行為及びアップロードについて https://t.co/j02wDxZiRU
— 株式会社カラー (@khara_inc) 2018年7月26日
現在劇場で公開中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報を盗撮した映像がインターネット上に見られます。アップロード元は匿名でも特定が可能です。今回の盗撮被害については対応を進めています
カラー・東宝・東映で対応する『エヴァ』特報の盗撮被害
声明では冒頭「現在、劇場で公開中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の特報を盗撮した映像がインターネット上に見られます」と、解禁以降に発生している問題を指摘。続けて「劇場での映画の盗撮行為は『映画の盗撮の防止に関する法律』および『著作権法』によって、禁止されています」と説明している。
盗撮した映像がインターネット上に見られることから、「盗撮した映画本編や特報をYouTubeやTwitter、Facebook等にアップロードすることも著作権侵害にあたります」と付け加えている。
その上で、映画盗撮防止法および著作権法に違反した場合に課せられる罰則「最大懲役10年もしくは罰金1000万円、またはその双方」についても言及した。
最後は盗撮行為に対して厳しく対処する意向を示すとともに、「アップロード元は匿名でも特定が可能です」と釘を刺すようなかたちで締めくくられている。
なお、盗撮被害への対応は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』において共同配給業務を行う東宝・東映・カラーの3社によって進められているという。
聞き慣れないけど目にしてる? 映画盗撮防止法
カラーの声明文に登場した映画盗撮防止法とは、盗撮によって作成された「海賊版」と呼ばれる複製物が多数流通していたこと背景に、2007年8月30日から施行された法律だ。映画の盗撮を防止するために必要な事項を定め、映画文化の振興および映画産業の健全な発展に寄与することを目的としている。
この法律施行を契機に「映画館に行こう!」実行委員会(日本映画製作者連盟、外国映画輸入配給協会、モーションピクチャー・アソシエーション(MPA)、全国興行生活衛生同業組合連合会の4団体で構成)が「映画盗撮防止キャンペーン」を2007年より展開。
全国のほとんどの劇場で映画本編上映前にカメラ男、パトランプ男といったキャラクターが登場する「NO MORE映画泥棒」と題したCMや、劇場内に掲出されるポスターも、このキャンペーンに関するものだ。
『君の名は。』でもあった同様の警告
過去には、同じく東宝が製作委員会の一員をつとめ、記録的大ヒットを記録したアニメ映画『君の名は。』においても、同様の警告が運営側から発信されている。 映画の上映期間中であるにも関わらず、本編映像が違法にアップロードされたリンクがTwitterなどで多数出回る事態に。そこで運営サイドは「映画『君の名は。』製作委員会著作権担当」というTwitterアカウントを立ち上げ、違法動画を視聴しないように注意を呼びかけた。
同時に、リンクをツイートしている個人アカウントに対して個別でリプライを送り、その違法性とツイート削除を呼びかけるという強い姿勢をとったことも記憶に新しい。
(C)カラー
待望の映像解禁、気になる反応
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