それは……韓国カジノリゾート「パラダイスシティ」! 仁川国際空港第一ターミナルから無料の送迎バスで3分、昨年オープンした『パラダイスシティ』は、日本から一番近いカジノリゾートです。日本にカジノができるかも?! と話題のカジノを含む統合型リゾート施設(IRと呼ぶらしい)とは一体どんなものなのでしょうか?
もし、ギャンブルやカジノとは無縁の生活をしている若い男女がいきなり行っても楽しめるようなら、誰もが楽しめる“ポップな施設”と認定できるかも? そこで今回は、満場さんと城間さんに、デート気分で楽しんでもらいました!
満場天乙さんサロンモデル、女優として活躍中のアーティスト。日本と韓国のクオーターだが、渡航するのは今回が初めて。ギャンブルの経験はなし。この取材を機に韓国語を本格的に勉強中。
城間純平さんキャスト派遣企業の営業担当であり、自身もモデルを務める。ギャンブルはしたことはないが以前からカジノに興味があった。今回が初のカジノ。飲み会はよばれると参加しちゃう派。
取材・文:山口若葉 撮影:稲垣謙一 撮影協力:パラダイスシティ
イメージするカジノは古すぎた
カジノをするぞ!と意気込んできたものの、圧倒されるほどの異世界なラグジュアリー感にびっくり。カジノってもっとギラギラしてポールダンサーのお姉さんが回っているイメージだったけれど、ここは上品な5つ星リゾートホテル。 出迎えのペガサスが神々しい。ダミアン・ハーストの「Golden Legend」像。市場価値数億円と聞いて神々しさがさらにアップ。空気に呑まれぬようにまずは、本日の勝利を願いラウンジで乾杯〜。
カジノは運試しの場。自分の直感を研ぎ澄ますため、最初にワンドリンク飲む人も多いそう。 パラダイスカジノでは新規会員カードを発行する時、公式LINEアカウントを友達登録すると、もれなくカジノ内のテーブルゲームで使用できる70,000ウォン(約7,000円分)のベッティングクーポンがついてきます。(2018.4月現在)※使用できるゲームの種類は受付で確認しよう。定期的にカジノに関するお得な情報が配信されるのでオススメです!
日本人に優しいカジノ場に驚愕
会員カードの発行も終わり、いよいよカジノ場へ! 日本語以外一切しゃべれず、しかもカジノ初心者の私たちでも果たして楽しめるのか?! まずはゲームに参加するために初心者でも始めやすい、バカラの卓に座ってみた。チップはディーラーが現金と交換してくれます。日本円でも交換可能と聞いたので、恐る恐る日本円をディーラーに渡したら、普通にチップに交換してくれました。ということは……韓国ウォンに両替せずに遊べる! テーブルの向かいにいるのがディーラー。いきなりチップの賭け方がわからず固まるも、ディーラーがジェスチャーでサポートしてくれ徐々にルールを理解。後で知りましたが、受付にいる日本語対応スタッフがルール説明をしてくれるそう。はじめての人はスタッフにゲームルールを聞いてから卓に座ることをオススメします。さすが日本から一番近いカジノリゾート、言語の壁を感じさせない対応。ルールがわからず撃沈という事態は回避できそうです! バカラはPLAYERかBANKER、どちらのカード合計下一桁が9に近いか予想して、チップを置くだけ。
チップ置くのもドキドキだ。
そして…… カードをぺらり……
BANKERにチップを置いて賭けている。絵柄カード(J、Q、K)は0とカウントするので、
数字の合計下一桁はPLAYERが7+4で1、BANKERが9+5で4……ということは……? やったーーーーーーーーーー!!!! 歓喜の声がフロアに響く。
勝つと目に見えてチップが増えるので、テンション上がりまくります!!
実際にルーレットに初挑戦している様子はこちら。
城間:少額を地道に賭けて、チップを増やす。時間はかかるけど、僕はこの方法が合っていそう(笑)。
この後、大小(別名「SIC BO」、アジアカジノの代表的なサイコロを3つ使ったゲーム)など、他のゲームでも盛り上がっていてかなり会話がはずんでいたお二人。
不思議な一体感とともにお互いの意外な一面が垣間見えるカジノのゲーム。これはかなり最高なデートなのでは?!
初心者はおさえたい、カジノの楽しみ方
カジノゲームはブラックジャックやポーカーのようにルールが難しく駆け引きのあるゲームが多い印象でしたが、パラダイスシティのカジノ場では経験不問の運試しゲームがフロアの過半数を占めていました。なので、初心者でも時間と予算の許す限り楽しむことができました。また、猛者の集まるゲーム卓に座るのは勇気が必要ですが、座りにくいなと感じたら手慣らしにマシーンゲームから試してみるのもGOOD。
ただ、卓は卓で面白い。どこに賭けるか迷う場合、勝っていそうな人と同じ場所にチップを置くことができるし、ものすごい勢いで大金を賭けるカジノフリークや、勝っているときだけ声をかけてくるおじさんとの交流など、いろんな楽しみ方を知ることができます。 韓国カジノに年に2回ほど遊びにくるお姉さんたち曰く、カジノで知らない人と楽しむにはコツがあるんだとか。
「まずは盛り上がっている卓を探して後ろの方から見てるの。そうすると卓を覗くギャラリー同士で交流が生まれて、その人達と一緒にカジノを楽しめます。声をかけてくる人はだいたい自分もしくは友人が勝っているという場合が多くて、その人たちを信じて賭けると、もし負けたとしてもカフェエリアでおごってくれたり。いろいろお得な気分になります」
それも一つの楽しみ方ですね。
「最初はソウルでの買い物代くらい勝てればいいな、って思ってたんですけど、居心地がいいので1日とかゆっくりしちゃいます」とのこと。
また、ブラックジャックエリアにいる3人組の日本人で、一枚10万円(!)のチップを賭けている猛者がいたので思わず話しかけてみると「昨日、500万円勝った。けれどさっきの15分位で300万円位消えちゃったよ。ディーラーとの相性もブラックジャックだと重要だよ。ムカついたからあと200万円持ってきて今日も勝つ」なんておっしゃっている方もいて、同じ空間でも各々遊び方が違うと改めて実感しました。 服装も意外とラフでOK。大金が動く場なので監視カメラが至るところにあり、顔が隠れる帽子やサングラスを身に着けて遊ぶことはできませんでしたが、正装をしないと遊べないような場所ではなく、むしろTシャツやスニーカーで過ごしている人が大半でした。
2025年には日本にもカジノが?カジノを取り巻く現状
日本は法律制定時からカジノを禁止していましたが、2016年12月に「カジノ法案」(IR推進法案)が成立し、現在は全国の自治体が誘致に向けた動きを見せています。誘致の最大の理由は外国人観光客の集客、そして外貨獲得を見込んだ日本経済の活性化。ただ、カジノ誘致にあたって、依存症患者の発生や治安の悪化などが問題視されています。
今回取材したパラダイスカジノでは治安の悪さを感じることはなかったため、筆者としては実感がありませんが、例えばマカオはカジノ依存者問題が深刻で、今回取材したパラダイスカジノを含む韓国の大部分のカジノ場は韓国籍の人が国内のカジノで遊ぶことを禁止しています。
日本にカジノができた場合、入場料や入場回数制限を設ける方針が2018年4月現在の誘致条件であがっています。カジノ誘致が吉と出るか凶とでるか、まずは体験してご一考いただきたいです。
カジノ専門ポータルサイト「ベティナビ」(外部リンク)には、様々な海外のカジノ事情が更新されていくので、興味を持った人はそちらも参考にしてみてください。
匿名ハッコウくん(ID:2597)
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匿名ハッコウくん(ID:2011)
ここから車で5分、10分のとこにある海岸沿いの海鮮料理屋が集まったとこが美味いよ。