食べる、溶ける、燃える! 会員制創作カクテルバー「CRAFT COCKTAIL」に突撃

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食べる、溶ける、燃える! 会員制創作カクテルバー「CRAFT COCKTAIL」に突撃
食べる、溶ける、燃える! 会員制創作カクテルバー「CRAFT COCKTAIL」に突撃

「CRAFT COCKTAIL」のカクテル・煙と古酒

4月7日、新宿に“既成概念を破る会員制創作カクテルバー”と銘打った「CRAFT COCKTAIL」(クラフトカクテル)が新宿に開店! この「CRAFT COCKTAIL」は、“ただの飲み物ではない”創作カクテルが楽しめる新感覚のバーとなっています。

KAI-YOUでは、3月に行われた「CRAFT COCKTAIL」先行試飲会にお邪魔して、その魅力を探ってきました!

食べる・溶ける・燃える」という創作カクテルとはいかに!?

文、写真:須賀原みち

フォトジェニックすぎる変わり種カクテルたち

電球に入ったカクテルも!

「CRAFT COCKTAIL」を運営するリカー・イノベーションは、「お酒にもっと新しい価値を」と掲げ、酒屋や日本酒バーにとどまらず、お酒のエンタメ情報サイト「nomooo」などを運営する企業。

完全紹介制・会員制の進化系創作カクテルバーとなる本店は、今年2月にクラウドファンディングサービス「Makuake」(外部リンク)にて会員の募集を開始。

目標額としていた50万円をわずか2時間半で達成し、当初予定していた先着300人の会員権は早々に完売となる盛況っぷり。

その後、追加の会員権の募集も開始され、最終的には798人のサポーターと、当初の目標金額のなんと10倍、511万3800円を集めるほどの人気を博していました。

フォトジェニックすぎる変わり種カクテルたち

哺乳瓶や綿菓子の乗ったカクテルなど…さまざまなカクテルが並ぶ

ずらりと並んだカクテルの見た目は、いずれも華やか。グレープフルーツの果実にぎっしり詰まった“食べる”カクテル「2人で食べるゼリー畑」に、2つの電球に入った「デンキューベリーマッチ」、哺乳瓶で飲む「ベビーボトルカクテル」など……。

中には“燻す”カクテル「煙と古酒」といった、どうやって飲んだらいいのか、ひと目にはわからないものもあります。

こうした個性的なカクテルについて、リカー・イノベーションのプロモーションプランナー・辻本翔さんは、「フォトジェニックなカクテルをお安く提供することで、気軽に楽しんでもらいたいです」と話します。

なんでも「Instagaram」の台頭などに注目し、カクテルの写真をSNSでアップしてもらえるよう工夫しているとのこと。また、1杯600円〜1200円程度でカクテルを楽しむことができます。

確かにこれはついつい注文したくなってしまう……!

バーテンダーの坂本さんによるカクテルの実演の後、実際に試飲してみました。

お茶をたてて飲む抹茶カクテル

まず最初は、“煎じる”カクテルの「お手元に茶室」。見ての通り、お茶をたてていただくカクテルです。

一口飲んだところでは、一瞬お酒という感じは全然しなくて、口の中に甘い風味が広がってきます。そこから、抹茶の苦味とお酒の風味がちょっと遅れてやってくる感じ。

お酒にあまり強くない筆者でも、全体的に甘くて非常に飲みやすい! これは女性ウケも良さそうな一品だと思います。

ジョウロからカクテルを注ぐ。このままだと溢れてしまうので、改良予定だとか

次にいただくのは、見覚えのあるぞうさんジョウロにシリアルが添えられた「発芽 by グラノーラ」。なんでも「植物にお水をやるように」楽しめるカクテルということで、味は全く想像できません……。

ぞうさんジョウロからミルクとマスカットのリキュールをシリアルに注いで、スプーンで食べるこのカクテル。シリアルとミルクリキュールの甘さが際立っているものの、アルコールも負けじと主張してきます。

また、マスカットのリキュールが入っているおかげで、マスカットの風味も漂ってきて、重層的な味わいを楽しむことができます。健康にも良さそう!

炙ったマシュマロをディップするも、そのまま飲むもよし!

最後は、“燃える”カクテル「リトル キャンプファイヤー」に挑戦。96度のスピリタスでマシュマロを炙った後、コーヒーカクテルにディップしていただきます。

このコーヒーカクテルは、「発芽 by グラノーラ」でも使用された、丹波の日本酒をベースとしたミルクリキュールと、焼酎ベースのチョコレートリキュール、そしてミルクを掛け合わせたもの。

炙ることで苦味のついたマシュマロをこのカクテルにつけて飲むと、口の中全体に甘みと苦味が一挙に押し寄せてきます。

もちろん、コーヒーカクテルをそのまま飲んでもOK。マシュマロをサッと炙ってみたり、じっくり炙ってみたり……。自分好みの飲み方を見つけるのも楽しいカクテルでした。

まるで理科の実験の1シーンのよう。

そのほか、“燻す”カクテル「煙と古酒」の実演も。一見、理科の実験のようにも見える光景ですが、これは瞬間的に燻製ができるスモーキング・ガンを使って、お酒を燻しているとのこと。

この様子を動画にしてSNSにアップしてみたら、かなり「イイね!」がもらえそうです。

こちらは、“食べる”カクテル「2人で食べるゼリー畑」。

そのほか、「CRAFT COCKTAIL」では、「ふんだんにイチゴを使ったレオナルド」や「メロンと日本酒の出会い方」といった、旬のフルーツを使ったカクテルや、いわゆる一般的なカクテルも楽しめるなど、創作カクテルだけでなく幅広いお酒を飲むことができます。

値段もリーズナブルで、筆者もついつい通いたくなってしまいました。何より、試飲できなかったカクテルの味が気になる……!!

「CRAFT COCKTAIL」開業の経緯は?

このように、一風変わったカクテルを提供する「CRAFT COCKTAIL」ですが、そもそもどういったきっかけで生まれたのか? その開業の経緯をプロモーションプランナーの辻本さんに聞きました。

辻本 「『CRAFT COCKTAIL』は、お酒に専門特化している弊社が『お酒をいろんな人に楽しんでもらうための場所を増やそう』と考えてはじめました。

今、ハーブやフルーツといったオーガニックなものと、スピリッツなどの蒸留酒を混ぜ合わせた“ミクソロジーカクテル”が、世界的に流行しているんですね。需要が高まっている中で、その流行を日本へ持ってくることで、ミクソロジーカクテルの魅力を伝えられれば、と。

また、会員制のバーというと敷居が高い印象もありますが、『CRAFT COCKTAIL』ではカジュアルな店づくりを心がけています。なので、若い人にもビジュアルを含めて、ミクソロジーカクテルを楽しんでもらえたら良いな、と思っているんです

ミクソロジーカクテルだけでなく、一般的なお酒も楽しめる。

確かに、若い人からすると“会員制バー”というのは一歩気が引けてしまうかも……。では、なぜ「CRAFT COCKTAIL」は会員制でしょう? その理由について、辻本さんは以下のように話します。

辻本 今回、『Makuake』でクラウドファンディングをさせていただきましたが、今、飲食業界では、会員制のバーが注目されてます。弊社は以前にも『Makuake』でほかのコンセプトバーの会員募集などを行いましたが、その経験からも会員制の需要の高まりを感じています。会員制の良いところは、お酒をゆっくりと味わっていただけるということ。バーという特別感のある空間で、しっかりとお酒を味わって楽しんでいただけますからね。

サーモンのカルパッチョや、ローストビーフといった料理にも舌鼓

なるほど、確かにこうしたコンセプト系の飲食店では、お酒の味をしっかりと堪能するよりも、ついついアトラクション的な要素を優先してしまうことも考えられます。もちろん、カクテルの凝った趣向を楽しむのもいいんですが、やはりきちんとお酒の味を味わってもらいたい、という気持ちがあるわけですね。

この「CRAFT COCKTAIL」、会員制のため、残念ながら会員以外がふらっと行くことはできませんが、今後はなんらかの方法で、間口を広めていくことも考えているそう。また、今回紹介した以外にも新たなカクテルを日々開発しているとのことでした。

上質なお酒の味に加えて、その見た目や趣向も存分楽しめる「CRAFT COCKTAIL」。興味を持った20歳以上の方は、ぜひ今後の展開に注目です!!

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イベント情報

CRAFT COCKTAIL(クラフトカクテル)

営業時間
17時〜24時(23時30分ラスト)
TEL
非公開
住所
非公開

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