お尻と太ももとひかがみと…フェチとアートの深淵を覗く写真展レポート

お尻と太ももとひかがみと…フェチとアートの深淵を覗く写真展レポート
お尻と太ももとひかがみと…フェチとアートの深淵を覗く写真展レポート
おしりからふとももをつたってその先のひかがみまで――芸術の秋にふさわしい、フェティシズムアートをテーマにした企画展が、渋谷と浅草橋で開催されている。

1万5000人が堪能したふともも世界が渋谷に

ふともも写真家・ゆりあさんの初の巡回展「ふともも写真の世界展」が、9月3日(土)から渋谷マルイを皮切りにスタートした。期間は19日(月)まで。

2015年7月の初個展を経て、2016年4月22日〜5月15日には、それまでの「ふともも写真“館」から「ふともも写真の”世界“」へ大きくスケールアップした「ふともも写真の世界展」(前回のレポート)を開催。フェティシズムの追求だけでなく、アートとしての側面からも話題を呼び、期間中は1万5000人が来場した。

渋谷マルイで開催中の巡回展では、前回から厳選した作品や新作約300点という、過去最大規模の展示。さらに、造形作家・池内啓人さんとコラボレートした「ふとももデバイス」も披露されている。

ふとももとデバイスの邂逅が生み出すものとは?

会場には、さまざまなアングル・シチュエーション・衣装で撮影されたふとももが、所狭しと並んでいる。 制服や水着はもちろん、ソックスやストッキングの有無、屋外か屋内か、何かを挟んでいるか、膝を曲げているか伸びているかなど、複数の要素のかけ算によってそれぞれ異なった表情を見せるふともも 今回から新たな企画展示として、会場内に「ふともも おくの細道」と題したスペースを併設。左右を埋め尽くすふとももを見ながら進むことで、ふともも写真の世界の奥へと迫っていく。 池内啓人さんとのコラボレーションでは、ふくよかでやわらかそうなふとももと、無機質で機械的なデバイスとが1枚の写真に同居。精密な機構でふとももを無感情に解析しているようなその姿は、まるで禁忌に触れているかのようだった。
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