あの日渋谷で何が起きたのか? #サザエbotを探す会 完全レポ

あの日渋谷で何が起きたのか? #サザエbotを探す会 完全レポ
あの日渋谷で何が起きたのか? #サザエbotを探す会 完全レポ

サザエでございまーす@「サザエbotを探す会」オフ会

12月14日(土)、最高気温11℃、最低気温5℃という、寒気に見舞われた東京は渋谷で、インターネットを巻き込んだとあるイベントが開催された。イベントは瞬く間にNAVERまとめで注目を集め、現在、200万に届きそうな驚異的なPV数に達している。それが、「#サザエbotを探す会」だ。

ではあの日、現場には一体どんな人たちがどれだけ集まり、そこで何が起きていたのか──タイトルにある通り、これは、その全記録である。
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23万人を翻弄し続けるサザエさんからの新たな挑戦

サザエbot@sazae_f)は、その名の通り、国民的アニメ『サザエさん』の主人公になりきって(?)ツイートし続け、奔放でユーモアに富んだそのつぶやきから、現在、23万人ものフォロワーを有するアルファツイッタラーとして知られるようになっている。 その内容もさることながら、サザエbotはこれまで、「サマソニ」や「ニコニコ超会議」、「文学フリマ」など、規模も内容も異なるイベントに突如参加。中の人を見つけ出して正体を暴こうとする周囲を巻き込んだお祭り騒ぎを引き起こし、その度に、参加者をあざ笑うかのように華麗に逃げのびてきた。

今回、勝利を収め続けてきたサザエbot自ら企画して、急きょ「(仮)サザエbotを探す会」が行われることが発表された。これまで、何かのイベントに便乗するというスタイルをとってきたサザエbotが、自分から企画してイベントを行う──これは、サザエbotの新たな挑戦か?

このイベントに参加しない手はない! そう考えた編集部は、なんとイベント当日、開催の数時間前にFaccebookから取材依頼のメッセージをしてみたところ、わずか10分後には二つ返事で許可をもらうことができた。さすがサザエさん! フットワーク軽い!

既に、Facebookイベントページには、500人もの人が参加表明を行っていた。一体どんな規模のお祭りになるのだろうか…?

期待に胸を膨らませながら、15時、イベントの集合場所である渋谷のハチ公前に筆者は立っていた。 ……あれ、誰もいねえ\(^o^)/

ナゾ解き宝探し+街コン+ゴミ拾い

ここで、「(仮)サザエbotを探す会」の事前概要をおさらいしておこう。正式名称は「第1回ツイッター超会議【サザエbotを探す会 in 渋谷 ~七つの秘宝~】」。

このクソ長いタイトルから大体お察しのことだろうと思うが、その内容は、サザエbotが出す7つの問題を解き、渋谷に隠されたお宝を探し出そう、というもの。

当日渋谷から参加できる現地組と、遠方だったり外出するのが面倒なネット参加組とが協力し、秘宝を探索。さらにそれらの秘宝は、第二部である「オフ会」の会場をも指し示しているという。

注意事項はいくつかあったが、サザエさんから提示されたルールは主に、宝探し中、他人に迷惑をかけず、かつ道中はゴミ拾いをする。 みんなで宝を探しながら道中でゴミ拾い、しかも参加している男女がお近づきになれるよう、オフ会も用意されていると。曰く、「ナゾ解き宝探し+街コン+ゴミ拾い」だそうだ。

誰もいない…だと…?

さて、当日の開始時間に話を戻そう。ハチ公前に15時。目印は、ゴミ拾い用の軍手

23万フォロワーのサザエbot企画、詰めかけた現地組でハチ公前は大変なことになっているかも、なんて思いながら時間ちょうどに到着したところ…… 誰もいないがな! 筆者の目の前に広がっているのは、観光にきたのであろう外国の方々がひっきりなしにカメラで記念撮影をしている、いつも通りのハチ公の光景だった。

Twitter上には待機している人が大勢いるものの、わざわざこの寒い中好んで渋谷を歩き回ろうなんて猛者はいないのか…? しかし、ハッシュタグを確認すると、「ハチ公にきたけど誰も見つからない」というツイートがいくつかある。そうこうしている間に、既にサザエbotからは1問目が出されていた。 それを見た現地組は、バラバラながらもおのおの行動を開始したようだった。問題のツイートには位置情報が記録されており、パソコンからしか場所を割り出すことはできない。Twitter組が即座に「東京電力の旧渋谷電力館のそば」ということを突き止め、その情報を頼りに、わずか10分ほどで宝に辿り着いた人がツイートしているのを発見した。

そして、30分おきに出題すると言っていた通り、15時半頃には、サザエbotからの次なるクイズが出された。

ついに現地組と合流!

これは、わからない。けれど、「#サザエbotを探す会」ハッシュタグ上では、目には見えないながらも沢山の参加者が考察を繰り広げ、サザエbotによるいくつかの追加ヒントから、ガード下の餃子の王将付近だということまで突き止められた。

いまだに誰にも会えず、他の参加者がいるのか半信半疑だった筆者だが、該当の場所に足を運んだところ……いた! お互い軍手をはめていたのですぐにわかった。最初は1人、すぐにもう1人現れる。

左が、ようやく他の参加者に会えて嬉しそうな筆者

安堵に包まれるも、肝心のお宝が見つからない。実は、先に辿り着いた他の方々が既に持っていった後だったのだが、結局次のクイズが始まる前に彼らが同じ場所に戻ってきた時にそれが判明した。さらに、遅れてやってきた、1問目のお宝場所で合流したという10名弱の参加者とも合流。気付いたらずいぶんにぎやかになっていた。 肝心のお宝はと言うと、1問目も2問目も、中身はお菓子だった。みんなでお宝あらためお菓子の分け前にありつき、そこからは自然と、みんなでクイズに挑むという流れになった。
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