人の手によって描かれる「肉筆」をはじめ、大名歌の作品が数多く残された「版画」、庶民にも広く愛された「豆判」などが、5つの章にわたって紹介されています。
本格的な春画展、日本初開催へ
「春画展」は、これまでフィンランド、スペインをはじめ欧州の各地で開催。イギリス・ロンドンの大英博物館では「春画 日本美術における性とたのしみ」展として開催され、多くの来場者から好評を博しました。しかし、春画の生みの親であるはずの日本では、本展を開催できる会場の確保が困難を極めたそうです。書籍や雑誌としては市場に流通していて、複製品であれば無修正でも出版は可能であるのに対し、オリジナル作品は鑑賞出来ないという奇妙な状況になっていました。 そうした中、東京・目白台の一画に建つ、元内閣総理大臣である細川護煕さんが現理事長をつとめる細川家所有の美術館・永青文庫にて、国内初の開催が決定。9月19日(土)から11月1日(日)までの前期と、11月3日(火・祝)から12月23日(水・祝)までの後期、全2期にわたって行われる運びとなりました。
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