アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる「アニー賞」(第53回)のノミネート作品が発表された。
その中で、細田守監督の『果てしなきスカーレット』が「最優秀インディペンデント作品(Best Feature - Independent)」「最優秀監督賞 長編映画部門(Best Direction - Feature)」「最優秀脚本賞(Best Writing - Feature)」の3部門にノミネート。
日本の作品からは他にも『ダンダダン』が「最優秀監督賞 - TV/メディア」部門に、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が「最優秀監督賞 長編映画部門」にノミネートしている。
『ズートピア2』も「最優秀作品賞」含む7部門にノミネート
アニー賞は、国際アニメーション映画協会のハリウッド支部が主催する、アニメ界のアカデミー賞と呼ばれるアワード。
2022年の第49回では、スタジオジブリの鈴木敏夫さんが、生涯にわたるアニメーション業界への貢献を表彰する「ウィンザー・マッケイ賞」を受賞している。
今年度(第53回)の授賞式は、2026年2月21日(土)にカリフォルニア大学ロサンゼルス校のロイス・ホールで開催。
なお、「最優秀作品賞」には、ピクサーの『星つなぎのエリオ』や、全世界興収15億ドル超えのディズニー映画『ズートピア2』、Netflixで配信中の『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』など5作品がノミネート。
『星つなぎのエリオ』『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』はそれぞれ10の部門に、『ズートピア2』も7つの部門にノミネートされるなど、高い評価を獲得している。
細田守『果てしなきスカーレット』海外での評価に注目
日本では11月21日から公開中の細田守監督の最新作『果てしなきスカーレット』だが、残念ながら国内での興行収入および作品の評価は芳しくない。
公開初週末4日間で興行収入約2.7億円、動員約17万人を記録し、週末の観客動員ランキングで3位となったものの、公開2週目でTOP10圏外に。前作『竜とそばかすの姫』が、細田監督作品としては最高記録となる66億円を記録していただけに、興行面でも作品の内容面でもその低評価ぶりが際立っている。
一方、過去の細田守監督作品には、国内で低評価であっても海外では高評価というケースもある。2018年公開の『未来のミライ』は、「まるで監督の日記」といった厳しい批判が相次いだ。しかし、翌年1月に発表された米国アカデミー賞では、長編アニメーション賞ノミネート5作品のひとつに選ばれ、スタジオジブリ作品以外では初の快挙を成し遂げた。
そういう意味では、今回のアニー賞へノミネートは、『果てしなきスカーレット』の海外での評価を知る上でひとつの指標になりそうだ。
※記事初出時、一部記述に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
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