ラッパーのD.Oが服役生活を綴った獄中記『JUST PRISON NOW』

ラッパーのD.Oが服役生活を綴った獄中記『JUST PRISON NOW』
ラッパーのD.Oが服役生活を綴った獄中記『JUST PRISON NOW』

D.O『JUST PRISON NOW 〜D.O獄中記〜』表紙

ラッパー・D.Oさんの服役生活を記録した著書『JUST PRISON NOW ~D.O獄中記~』が、12月27日(火)に発売される。

本書は、2018年5月に逮捕されて2019年10月に懲役3年を言い渡されたD.Oさんが、収監中欠かすことなく綴り、noteにて公開されていた日記を再編集したものだ。

大麻とコカインの所持・使用容疑で逮捕されて服役していたD.Oさんが収監中に自分と向き合い、考えたこと全てが余すことなく記されている。

日本のヒップホップシーンの立役者の1人・D.O

D.Oさんの代表曲「悪党の詩」
D.Oさんは、唯一無二の高音フロウやストリート稼業を前面に出したハードコアなリリック・スタイルで知られるラッパーだ。

過去にはヒップホップグループ・練マザファッカーのリーダーとしてバラエティ番組「リンカーン」に出演し、その強烈なキャラクターが話題となって「ディスる」といったヒップホップのスラングをお茶の間に浸透させた人物でもある。

彼の口癖である「メーン」や「〇〇だってハナシ」も、ヒップホップに詳しくない人も口にするミームとなった。

現代に至る日本のヒップホップシーンの立役者の一人で、現在は漢 a.k.a. GAMIさんが立ち上げたレーベル・9SARI GROUPに所属している。

D.Oの獄中記『JUST PRISON NOW』

大麻とコカインの所持・使用容疑で逮捕されて服役していたD.Oさんは、収監中、日記を綴っていた。

noteで公開されていた日記を新たに再編集したものが『JUST PRISON NOW』だ。

表紙は、イラストレーター/漫画家のusagiさんが手がけている。

2018年5月、僕は大麻とコカインの所持・使用容疑で逮捕された。翌年の10月に言い渡された判決は、懲役3年。自伝本『悪党の詩』の出版や、新しい作品の準備を進めていた矢先のことだった。
正直食らったし、なぜこのタイミングでとも思ったが、リアルなラッパーとしてこの道を選んだ以上、最初から自分の運命やカルマに対して腹は括っていた。塀の中だろうが何だろうが、「ラッパーD・O」として間違いのないムーブをするだけのハナシだ。
収監中、僕は毎日欠かすことなく日記を付けた。不条理なバビロンのシステム、支えてくれた家族や仲間の存在、自分と向き合うなかで考えたこと――。僕が見て、感じた全てを余すことなく記したつもりだ。
日記は仲間がインターネット上で公開してくれ、たくさんのDOGGZから有難い声援やサポートもいただいた。この本は、そのブログを再編集してまとめたものだ。
僕が塀の中で転がしたひとつのアートとして、そして「ラッパーD・O」が次のステージに進むまでの記録として、DOGGZのみんなにはこの本を楽しんで欲しい。

コイツは俺の人生 諦めネェくたばるまで 『JUST PRISON NOW』より

約2年の服役、出所後の活躍

D.Oさんは2021年12月に出所し、2022年7月には、D.Oさんに憧れてヒップホップを始めたことを公言しているラッパー・Red eyeさんとのEP『DREAM DEALERS』をリリース。

また、8月にはYouTubeチャンネル「D.Oと愉快な野良犬たち」を開設し、MCバトル大会「BATTLE SUMMIT」や「KING OF KINGS」の舞台裏を撮影した動画や、仲間たちとキャンプなどを楽しむ様子を映した動画などが投稿されている。

自身名義の配信限定シングル「Rhyme to heaven」「FLY9」をリリースするなど、音楽活動も積極的に行なっている。
KAI-YOU Premiumでは、3年の刑期を終えたばかりのD.Oさんや、漢 a.k.a GAMIさん、Red eyeさんを迎えた対談を掲載している。

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書籍情報

JUST PRISON NOW ~D.O獄中記~

出版社
彩図社(2022年12月27日)
発売日
2022/12/27
言語
日本語
単行本
350ページ
価格
1980円(税込)
SBN-10
4801306284
ISBN-13
978-4801306288
寸法
13 x 2.4 x 18.9 cm

2018年5月、僕は大麻とコカインの所持・使用容疑で逮捕された。翌年の10月に言い渡された判決は、懲役3年。自伝本『悪党の詩』の出版や、新しい作品の準備を進めていた矢先のことだった。
正直食らったし、なぜこのタイミングでとも思ったが、リアルなラッパーとしてこの道を選んだ以上、最初から自分の運命やカルマに対して腹は括っていた。塀の中だろうが何だろうが、「ラッパーD・O」として間違いのないムーブをするだけのハナシだ。
収監中、僕は毎日欠かすことなく日記を付けた。不条理なバビロンのシステム、支えてくれた家族や仲間の存在、自分と向き合うなかで考えたこと――。僕が見て、感じた全てを余すことなく記したつもりだ。
日記は仲間がインターネット上で公開してくれ、たくさんのDOGGZから有難い声援やサポートもいただいた。この本は、そのブログを再編集してまとめたものだ。
僕が塀の中で転がしたひとつのアートとして、そして「ラッパーD・O」が次のステージに進むまでの記録として、DOGGZのみんなにはこの本を楽しんで欲しい。

コイツは俺の人生 諦めネェくたばるまで

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