大森望、伴名練が厳選した2010年代のSF傑作選 表紙はシライシユウコ

大森望、伴名練が厳選した2010年代のSF傑作選 表紙はシライシユウコ
大森望、伴名練が厳選した2010年代のSF傑作選 表紙はシライシユウコ

画像は全て早川書房のnoteより

POPなポイントを3行で

  • 大森望、伴名練が厳選した2010年代のSF傑作
  • 神林長平、宮内悠介、野﨑まどらを紹介
  • 2010年代のSFを網羅した本も同時に刊行
早川書房が2010年代の国内SF作家の傑作短篇を集めたアンソロジーを2月6日(木)に刊行する。

編者は劉慈欣(りゅうじきん)さんによる長編SF小説『三体』翻訳者の大森望さんと、異例のヒットを記録したSF短編小説集『なめらかな世界と、その敵』著者の伴名練さん。

本書は日本のSFを牽引するベテラン作家の作品をまとめた『2010年代SF傑作選1』と、10年代デビューの新鋭作家による『2010年代SF傑作選2』の2つに分かれており、大森さんか伴名さんによる詳細なガイドと各巻に2人による熱量の高い序文と解説が収録される。

カバーイラストは故・伊藤計劃さんの『ハーモニー』や、芥川賞受賞作家・円城塔さんによる『エピローグ』の単行本表紙を手がけたことでも知られるイラストレーターのシライシユウコさんが担当。

この10年間をふりかえりたいSFファンや、SFに興味を持ち始めたばかりの人にとっても必携本となりそうだ。

2010年代を盛り上げた20人の作家

『2010年代SF傑作選1』では、日本SFの第一人者・神林長平さんを筆頭に、飛浩隆さん、田中啓文さん、北野勇作さんらのベテラン勢を収録。

さらには少女小説やライトノベル出身の津原泰水さん、小川一水さん、長谷敏司さん、ゼロ年代デビューの上田早夕里さん、円城塔さん、仁木稔さんなど、2010年以前にデビューし現在の日本SFを牽引する10作家を収録する。 『2010年代SF傑作選2』では、ジャンル外の文学賞でも評価される宮内悠介さん、高山羽根子さん、小川哲さんをはじめ、酉島伝法さん、柴田勝家さん、倉田タカシさんなどハヤカワSFコンテストと創元SF短編賞から輩出された数多くの才能をピックアップ。

さらに、電子書籍やウェブ小説出身の藤井太洋さん、三方行成さん、そして他ジャンルからデビューの野﨑まどさん、小田雅久仁さんら日本SFの未来を担う10作家も収録される。

2010年代のSFを網羅した一冊も同時刊行

また、『2010年代SF傑作選』の刊行日と同時に、2010年代のSFを網羅するガイドブック『21世紀SF1000 PART2』と、ランキング本『SFが読みたい!2020年版』の2冊も刊行。

『21世紀SF1000 PART2』では海外の傑作群や、月刊書評誌『本の雑誌』で連載されているブックガイド「新刊めったくたガイド」で紹介されている2011年から2019年のSF時評を集成する。

2010年代の9年間に刊行された主要作品1000点を網羅した現代SFガイドブックの決定版だ。 一方、『SFが読みたい!2020年版』は年間ベストSFの発表やベスト1作家からのメッセージ、サブジャンル別ベスト、この1年のSF関連トピック、2020年の各出版社のSF書籍刊行予定、SF作家47名による予告エッセイ「2020年のわたし」などSFのガイドブック最新版となる。

特別企画として「2010年代ベストSF30」も掲載される。

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