10代から30代の男女に調査した結果、主にYouTube上で動画などの配信を行う架空のキャラクターを指すバーチャルYouTuber/VTuber(ブイチューバー)の認知率は全体で約41.8%。
10代・20代では過半数を超え、特に10代後半男性では7割に達しており、今後の盛り上がりを期待する声も多かった。
【調査概要】調査主体:株式会社CyberV/調査時期:2018年7月/調査方法:Webアンケート調査、10代~30代の男女1,500名(各性別・年代150名での均等割り付け)/調査対象:日本国内に在住する15-39歳の男女
若年層における勢いはTikTokerと同等
バーチャルYouTuberに関する認知率(年代比較)
バーチャルYouTuberに関する認知率(GT比較)
動画は自宅で就寝前に視聴が半数以上
バーチャルYouTuberを初めて知った時期について
調査で初めて知った時期について聞いたところ、半年くらい前が21.7%、2〜3カ月以内が21.4%と、全体の53.9%が半年以内であると回答し、過去半年で急増していることがわかった。
バーチャルYouTuberの動画視聴シーン
さらに約50%が帰宅後、58.4%が就寝前に視聴するとそれぞれ回答した。また、5人に1人が通勤・通学中に視聴すると回答しており、いわゆるスキマ時間で視聴するケースが多いようだ。
バーチャルYouTuberについてイメージ
一方で、30代前半女性でも「最近流行りである」(81.1%)、「今後盛り上がっていきそう」(56.8%)と認識している点も興味深い結果と言えるだろう。
「バーチャルYouTuberランキング」市場調査レポート
CyberVでは、「ユーザーローカルバーチャルYouTuberランキング」の取得データを利用した市場調査レポートも公開している。【調査概要】調査主体:株式会社ユーザーローカル/調査時期:2018年1月~2018年7月/調査方法:ビッグデータ分析と人工知能に特化したビジネスを展開するテクノロジーベンチャー企業である株式会社ユーザーローカルの「バーチャルYouTuberランキング」に登録されているバーチャルYouTuberのデータを分析。ファン総数、再生回数の推移については、バーチャルYouTuberの活動がメインではないチャンネルについては除外して集計。
バーチャルYouTuber人数推移(人)
ファン数合計(万人)
動画の総再生回数(億回)
各バーチャルYouTuberには、何人のTwitterフォロワーがいるのかを調査し、対数の散布図にした。横軸はYouTubeチャンネルのファン数、縦軸はTwitterフォロワー数である。YouTubeとTwitterのファン数の相関係数を取ったところ「0.83479」と、Twitterのフォロワー数との正の相関性がとても強い。実際、YouTube上で購読者になったのちにTwitterで動画を拡散したり、反対に、Twitter上で告知を見てYouTubeでのライブを視聴するようになる、という行動パターンのユーザーは多い。
いろんな調査・分析
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