株式会社ナターシャが運営するナタリーストアにて、イラストレーターの村田蓮爾さんが監修をつとめる新感覚コミック誌『
138°E』(ワニマガジン)とのコラボグッズが発売された。第1弾として、iPhoneケースが3種が用意されている。なお、グッズは『138°E』編集部が完全監修しているとのこと。
iPhoneケースのイラストレーションを担当されているのは、圧倒的な画力によって人気を集める
村田蓮爾さん、ハードコア魔法使い漫画『ドロヘドロ』作者の
林田球さん、そして唯一無二の世界観を持つ
冬目景さん。いずれも注目度の高い作家ということもあり、ファンならずとも手にしたくなってしまう品々だ。
『138°E』は「マンガ×イラスト×映像×音楽がスパークするモンスターコミック誌」。過去に『robot』などのこだわりの詰まった書籍を出版し、現在のイラストレーション・ムーブメントの一翼を担ってきたワニマガジン社が発行する新シリーズだ。国内外の実力派クリエイターによるビジュアル作品をラインナップしており、特にイラストページでは観音開きや折りたたみページを採用するなど、ギミックを多用した豪華なつくりとなっている。マンガ、イラストの他にもインタビューなどを掲載する記事ページも用意され、クオリティ、ボリューム共に最高峰のイラスト系マガジンとなっている。
今回のコラボレーションは、その『138°E』に共感したナタリーストアスタッフの打診によって実現したとのこと。まだ第一弾ということで、今後の展開にも期待していきたい。なお。6月下旬には『138°E』のVol.2の発売がすでに予告されている。併せてチェックしておきたい。
村田蓮爾
写実を極めた画力と、美少女や重厚感溢れる機械の表現、拘ったデザインセンスで国内外で高い評価を得ているイラストレーター。雑誌、書籍、小説の表紙イラストを多数手がける。またアニメ「LASTEXILE」シリーズ(GONZO)のキャラクターデザインやオリジナルのグッズデザインなども手がけ活動の幅を広げている。画集「futurhythm」で第38回造本装幀コンクール展日本書籍出版協会理事長賞を受賞。フルカラーコミック「robot」では責任編集を、「138°E」(いずれもワニマガジン社)では監修を手がけている。
林田球
ダーク&グロテスクな独特の世界観に、コミカルなキャラクター表現が熱狂的な支持を得ているマンガ家。荒々しく躍動感溢れる線で細かく描き込まれた作画が特徴。1997年、月刊アフタヌーン(講談社)の四季賞で準入賞となった「ソファーちゃん」でデビュー。現在は月刊IKKI(小学館)にて「ドロヘドロ」を連載中。
冬目景
力強いタッチかつ叙情的な繊細さを併せ持つ画風で、思春期の情感あふれる物語を描き人気を博しているマンガ家。代表作は「羊のうた」(幻冬舎)、連載中の「イエスタデイをうたって」(集英社)、「マホロミ」(小学館)など。2013年にデビュー20周年を迎え、画集「20-twenty」(幻冬舎)を発売した。
米村 智水
執筆
/ KAI-YOU CEO / Producer / Editor
KAI-YOU inc. CEO. 1986年生まれ。法政大学文学部日本文学科卒業。出版社での書籍編集業務や、大手SNS運営会社でWeb/コミュニティディレクター等を経験し、2011年にKAI-YOU inc. を創業。2013年にKAI-YOU.netをリリース。様々なポップカルチャーに関連するプランニングやマーケティング、プロデュースを行う。編集記者としては、インターネットやストリートなどで発生するUGCやアマチュア文化に強い関心を持ち、ジャンルレスに取材・編集・研究を行う。
0件のコメント