新たに解禁されたティザービジュアルと特報映像では、圧倒的な力を誇るニルヴァーシュと暗闇で1人佇むアネモネの姿が描かれている。
参加スタッフは監督・京田知己さん、脚本・佐藤大さん、キャラクターデザイン・吉田健一さんというオリジナルメンバーたち。
それに加え、新メカニックのデザイナーとして、ニルヴァーシュのオリジナルデザイナー・河森正治さんも参加する。
アネモネとエウレカの出会いで明らかになる世界の真相
描かれるのはTVシリーズでエウレカと比較されることも多かった少女・アネモネの物語。 父を失った戦場である東京へと投入されるアネモネは、26億人を死に至らしめた絶望の存在「7番目のエウレカ=エウレカセブン」と相対する。レントンの成長や旅立ちを描いた第1作を経て、エウレカとアネモネが出会うことで「ハイエボリューション」シリーズが描こうとする世界が明らかになるという。
まだ幼かったあの日。父はアネモネを残して戦いに赴き、そして帰ってこなかった。アネモネの小さな胸に深く残る後悔。彼女の心を支えたのは、ぬいぐるみのガリバーとAIコンシェルジュ・ドミニキッズ。7年が経過し、アネモネは父が散った戦場──東京にいた。アネモネは実験部隊アシッドが実行する作戦の要として、人類の敵「7番目のエウレカ=エウレカセブン」と戦わなくてはならないのだ。エウレカセブンにより追い詰められた人類は、もはやアネモネに希望を託すしかなかった。そしてアネモネは、エウレカセブンの内部へとダイブする──。 ストーリー
2000年代を代表するボーイ・ミーツ・ガール『エウレカセブン』
2005年にTV放送された『交響詩篇エウレカセブン』は、レントンとエウレカの出会いをきっかけに、2人が世界を知るための旅に出る物語。TVシリーズはニルヴァーシュをはじめとした機体や、反政府組織「ゲッコーステイト」での活動など、「コードギアス」シリーズなどと並び、ロボット/軍事ものとして高い評価を受け、2000年代を代表する作品のひとつといわれている。
また、劇中歌にはSUPERCARの「STORYWRITER」や電気グルーヴの「虹」なども使用され、NIRGILIS「sakura」や高田梢枝さん「秘密基地」をはじめとするOP・EDを含めその世界観を彩る楽曲面での評価も高い。 その後も劇場版『ポケットが虹でいっぱい』の製作や直接の続編となる『エウレカセブンAO』の放送など展開を続けた。
評価分かれた『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』
TV放送から12年を経て、2017年からスタートした劇場版アニメ「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」シリーズ。TVアニメで正面から描かれなかった、情報生命体・スカブコーラルと人類の戦いをきっかけとした「ファースト・サマー・オブ・ラブ」、その危機から世界を救い英雄と讃えられるようになったレントンの父・アドロックの姿が初めて明らかにされた。
一方で、新規カットおよび再撮影された映像で構成された作品は、シーンによっては画面サイズが当時の4:3と現在の16:9とで入れ替わる、同じ映像が繰り返し使用される、世界観が変更されているなど、実際に劇場で鑑賞した筆者としても「再構築」の難しさを感じた。
世間的に批判的な意見も少なくなかった中で、第2弾の劇場公開が決定。特報映像の画面サイズは4:3ではない、がそんなことはどうでもよく、東京を舞台にアネモネの物語がどのように描かれるのか、注目はこの一点に尽きるだろう。 変更された世界観からはじまった「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」シリーズ。新たなアネモネの姿、周囲を取り巻く人々の存在など、第1弾を経て改めて注目してもいいのではないだろうか。
(C)2018 BONES/Project EUREKA MOVIE
音楽面・デザイン面でも優れていた『エウレカセブン』
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作品情報
『ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』
- 公開
- 2018年11月10日(土)
- 監督
- 京田知己
- 脚本
- 佐藤大
- キャラクターデザイン
- 吉田健一
- 原作
- BONES
- メインメカニックデザイン
- 河森正治
- コンセプチャルデザイン
- 宮武一貴
- デザインワークス
- 武半慎吾、永井一男、出渕裕、齋藤将嗣、中田栄治、草彅琢人、片貝文洋、柳瀬敬之、コヤマシゲト
- サブキャラクターデザイン・キャラクター総作画監督
- 藤田しげる、倉島亜由美
- 特技監督
- 村木靖
- デザインワークス・メカニック作画監督
- 横屋健太
- メインアニメーター
- 柿田英樹、金子秀一、大塚健、阿部慎吾、長野伸明
- 美術監督
- 永井一男、本庄雄志
- 色彩設計
- 水田信子
- 編集
- 坂本久美子
- 撮影監督
- 木村俊也
- 3D監督
- 篠原章郎(グラフィニカ)
- 音響監督
- 若林和弘
- 音楽
- 佐藤直紀
- アニメーション制作
- ボンズ
- 製作
- バンダイナムコアーツ、バンダイナムコエンターテインメント、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ、ボンズ、MBS/配給:ショウゲート
【ストーリー】
まだ幼かったあの日。父はアネモネを残して戦いに赴き、そして帰ってこなかった。アネモネの小さな胸に深く残る後悔。彼女の心を支えたのは、ぬいぐるみのガリバーとAIコンシェルジュ・ドミニキッズ。
7年が経過し、アネモネは父が散った戦場――東京にいた。
アネモネは実験部隊アシッドが実行する作戦の要として、人類の敵「7番目のエウレカ=エウレカセブン」と戦わなくてはならないのだ。エウレカセブンにより追い詰められた人類は、もはやアネモネに希望を託すしかなかった。そしてアネモネは、エウレカセブンの内部へとダイブする――。
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