そんなことはありません! 工夫次第で素敵なコスプレ写真は誰でも撮れるんです。
もちろん自分でも。
KAI-YOU.netでは、そんな自分だけのコスプレ撮影が行われているという現場に潜入。場所は都内某所の一軒家、レポーターとして登場したのは人気コスプレイヤーのくろねこさん。 SNSのフォロワー数は10万人超え、国内外のコスプレイベントで活躍する彼女が現場をレポートします!
「今日はばっちり調査しちゃいます!」と張り切って潜入するくろねこさん。すると、さっそく階段の踊り場でおひとりさま撮影しているコスプレイヤーさんの現場に遭遇。 ??? くろねこさん、こんにちは〜! 今日はよろしくお願いします。
くろねこ こちらこそよろしくお願いします!
……ということで、今回はコスプレを楽しむ人や撮影スキルを磨きたい人たちに、そのテクニックを惜しみなく紹介しているサイト、ニコンの「コスジェニック・レッスン」の撮影現場にお邪魔しました。
取材・文:山口若葉 写真:Diora
すぐできる「おひとりさま撮影術」にくろねこさん驚愕
当日のレッスンテーマは「おひとりさま撮影術」。まずはレッスンでモデルを担当していた桐生あかりさんを直撃します。 くろねこ 桐生さん、自己紹介をお願いします。桐生 こんにちは。コスジェニック・レッスン、レッスン13のモデルを担当した桐生あかりです。
コスプレ歴は、2年くらいです。友人の誘いでコスプレをはじめたのがきっかけですね。男性キャラ・女性キャラ問わず好きなキャラのコスプレを楽しんでいます。
くろねこ さっそくですが桐生さん、ズバリおひとりさま撮影いかがでしたか?!
桐生 今まで誰かに撮ってもらうことが当たり前だと思っていたので、自分で自分を撮るのは新鮮な気持ちです。私自身、レイヤーでありつつカメラマンもしているのですが、自己流だったから知らないことが多くて。 くろねこ わかります! 自分自身の作品撮りができるなんて思っていませんでした。どんな感じで撮影するのか私も知りたいです。
桐生 そうですね、例えばレースカーテンは、光をやわらかくする効果がありました。 くろねこ へぇ! コスプレして撮影できる場所って探すのが大変なので、お家の中で撮影できるのもいいですね。
桐生 はい、私はひとり暮らしなので広さ的に家では撮影できないと思っていたのですが「これなら自分でもできそうだな」って思うテクニックが色々ありました。
いい感じの背景がない場合は床に寝転がってみたり。狭い場所でも、小物で遠近感をだすと撮影スポットになりました!
くろねこ 床……! その発想はなかったです。 桐生 バスルームや玄関でも撮影できましたよ。場所を変えると全然違う写真が撮れて面白かったです。あと小物も駆使すると撮れる絵の枚数が一気に増えました。 桐生 ちなみにシャッターはスマホから切れるSnapBridgeというアプリを使うと、スマホで画像を確認しながら撮影できるんですよ。
くろねこ シャッター、手元で切っていたんですね。謎が解けました(笑)。撮影のテンポを、自分で決められるのはいいですね。 桐生 あと、私は男装キャラもよくやるのですが、キャラっぽくカッコよく撮る方法とかも知れましたよ。
くろねこ いいな! 男装キャラの桐生さん見たいです
桐生 ぜひ! 私は可愛い系のロリっぽいものは、自分が着るの避けちゃっているので、くろねこさんの可愛い系ロリが見たいです(笑)。 くろねこ お互いオーダーし合っちゃいましたね。自分っぽくないキャラは友人レイヤーにやってもらう。これも楽しいですよね。
桐生 合わせとかも楽しいですしね。あ、あとウィッグを使った1人2役撮影。これはあとでくろねこさんもやってみてください。私は目からウロコでしたよ!
くろねこ 1人2役?ぜひ、調査……いや挑戦させてください。
くろねこさん、コスジェニック・レッスン始動の理由に感心
レッスン内容に興味津々のくろねこさんは、続いて現場に居合わせたニコン担当者へインタビュー。 くろねこ どんどん調査しちゃいますよ! 率直に気になったんですが、なぜニコンさんはコスジェニック・レッスンをはじめたんですか?ニコン担当者 もともと、コスプレのカルチャーは盛り上がっているなと感じていました。実際にイベントに足を運び、コスプレイヤーさんの「より良い作品を撮りたい」「素敵な衣装を身につけてメイクをしているこの瞬間を最高の記録として残したい」──そんな熱を感じました。
そこで、何か作品づくりの後押しができればと思い企画がはじまりました。 くろねこ ふむふむ。ニコンさんの目にもコスプレが盛り上がっていると映っていたんですね。
最近はコスプレ用のメイク道具やカラコンなども販売されている種類が増えてきていますし、
実際、コスプレイベントの開催数やコスプレイヤー人口も年々伸びているので社会的認知も高まっているのかも。
ニコン担当者 キャラクターになりきって楽しそうにキラキラしている姿は素敵ですよね。コスプレ姿をきれいに写真に残したい、でもどうすればよいかわからない、そんなコスプレイヤーさんに対して、コスプレ写真の上手な撮り方をお伝えできればと思っています。 くろねこ 素敵な考えですね! ちなみに今後、コスジェニック・レッスンがやりたいことも聞いてもいいですか?
ニコン担当者 すでに次回のレッスン内容も練っているので、どんどんサイトに公開していこうと思っています。今は情報をサイトに載せているだけですが、ゆくゆくはリアルのレッスン講座も開きたいですね。
くろねこ 正直、私は自分でカメラを持って撮影することがないのですが、こうやってアイデアを教えてもらえるサービスってすごく助かります。リアルでのレッスンもぜひ!
紹介した方法で撮影された作品や桐生さんの男装写真は「コスジェニック・レッスン13」に掲載されています。
撮影トリック暴いたり! くろねこさんがおひとり様撮影に挑戦
最後は、コスジェニック・レッスンの裏側を知ったくろねこさんが、おひとり様撮影に挑戦。今回の衣装は「ねこ耳メイド服」です。まずは、桐生さんに教えてもらったレースカーテンを使った撮影に挑戦。 くろねこ 全体的にふんわりとした明るさになりますね。日なたでゴロゴロしちゃいそうなメイドさんのイメージにぴったりの写真が取れました。
お次は、気になる1人2役撮影。くろねこさんもどこかノリノリです。
くろねこ この写真、どうみたってお友達と会話している感じでしょ? たしかに向かい合っているように見えますが、実は…… くろねこ パペットマペット〜! 1人2役撮影ってこういうことだったんですね! 楽しい! ウィッグを大量に置いて、人がたくさんいるように見える撮影もしてみたいです。
大満足のくろねこさんに、本日の取材の感想を聞いてみました。 くろねこ お話を聞いていて、温かみに溢れた現場だなと思いました。わたしは好きなキャラクターに少しでも近づけたなと思えたとき、すごく嬉しいので今回、いろいろなテクニックを教えてもらえて楽しかったです。 くろねこ そして何より、これからもコスプレを楽しむ人が増えてほしいなと思っているので、コスプレ撮影の入門編にもなるコスジェニック・レッスンのようなサービスは本当にありがたいです。サイト更新、楽しみにしています!
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