日本代表が勝利した6月19日のコロンビア戦、渋谷のスクランブル交差点で繰り広げられた熱狂はすでにお伝えした通り。
おそらくは今日も半端ない盛り上がりを見せる街・渋谷が選んだチームとは…果たして!?
写真:山下智也
日本対コロンビア戦当日の渋谷、活気づいてる!
KAI-YOU編集部が渋谷に到着したのは19時過ぎ。キックオフまで2時間近くあるというのに、すでにユニフォーム(っぽいものの)姿の人が多数。ただ、最新のユニフォームを着ている人は少ない印象。大会直前でのハリルホジッチ前監督解任の影響かな? みなさんそれぞれ、NHKのふれあいホールなど、さまざまな施設・店舗で行われるパブリックビューイングに向かうようでした。
それではさっそく聞き込みスタートです。
日本対コロンビア戦当日の渋谷、活気づいてる!
最も多かった国は意外にも2つ、フランスと我らが日本です。 日本代表は試合当日ということもあって当然入ってくると思いましたが、同数でフランスにも票が集まるとは…みなさん目が肥えてます。フランスはポグバをはじめとした総合力の高い中盤、そしてグリーズマンやエムバペら優れたアタッカー陣をバランス良く揃えていて、1998年大会以来の優勝も十分考えられます。 反対に最も少なかったのは、ワールドカップ最多優勝回数を誇るサッカー大国・ブラジル。
ケガが心配されたネイマールも無事復帰。その特徴的な髪型が話題を呼びましたが、実力はトップレベルで間違いなく優勝候補のひとつ。まぁ鉄板過ぎてわざわざ挙げたくない…という気持ちもわかります。 果たしてこの3カ国から優勝国が誕生するのか。決勝は7月16日(月)0時キックオフです(つまり15日の24時)。
渋谷の街で聞いたW杯優勝国を一挙紹介
混沌の渋谷が選んだ優勝国をもっと見るワールドカップのテーマ曲、どれ知ってる?
ついでにと言ってはなんですけど、渋谷に集まっていた人に、TV局のサッカーテーマ曲についてどれだけ知っているか聞いてみました。調査したのは以下の5曲。いずれも中継や関連番組で流れていますが、放送する試合数でも印象が変わったりしますよね。
で、結果がこちら。 トップを記録したのはRADWIMPSの「カタルシスト」。同じCDに収録されている「HINOMARU」が話題でしたが(関連記事)、フジテレビ系のテーマ曲が1位というのは少し意外でした。・NHK:Suchmos「VOLT-AGE」
・日テレ:NEWS「BLUE」
・TBS:EXILE「Awakening」
・フジテレビ:RADWIMPS「カタルシスト」
・セネガル山田 feat.晋平太, Mr Nùr「Omotenashi & Teranga」
2位はNHKのテーマ曲、Suchmosの「VOLT-AGE」。放送試合数では他局に比べ圧倒的であり、なおかつワールドカップがほぼ初披露となった曲だけに、正直1位かなと思ったんですが惜しくも2位。
この日、パブリックビューイングが行われたNHKホールでは、ハーフタイムにSuchmosが登場し「VOLT-AGE」を披露したするも「サッカーのテーマ曲としては盛り上がりに欠ける」といった声が続出したことも話題を呼びました。
3位のNEWS「BLUE」は日本テレビ系のテーマ曲。現メンバー4人のうち3人に未成年との飲酒報道があり、もはや「メンバー呼び」されてないのはまっすー(増田貴久)だけというNEWSですが、楽曲はいたってストレートな応援ソングです。
意識して聴いてないとなかなか印象に残らない曲の中で、最多票を獲得した「カタルシスト」は、話を聞いた世代にファンが多いことが影響しているのかもしれません。
何はともあれ、日本が本日迎えるセネガル戦の健闘を祈りつつ、最後はこの曲でお別れしましょう(関連記事)。
KAI-YOUと渋谷とワールドカップ
この記事どう思う?
連載
日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。
2件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:2099)
過去を遡るとテーマ曲はSuperflyの「タマシイレボリューション」が最高だったなあ。あれを越える曲はなかなかないかも。
恩田雄多
ネガティブな話題が少なくなかったことを考えると、予想以上に多くの人が渋谷に集まっていました。キックオフが近づくにつれて、足早に店を探す人、スマホで視聴する人とムードが高まることで、逆に静かになったのが印象的でした。
日本戦当日だったこともあり、応援したい気持ちも込めて「日本」を優勝国に挙げる人も多数。正直、選手たちには貴重な機会を精一杯頑張ってほしい反面、あの不透明な解任劇を生んだ日本のサッカーを取り巻く組織には、いまでも疑問を感じています。