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POPなポイントを3行で

  • 『バチェラー・ジャパン』で注目浴びたカリスマギャル・ゆきぽよ
  • 出演当時や、蒼川さんと久保さんの破局を振り返る
  • 変わりゆく“ギャル文化”について感じている本音とは?

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『バチェラー』で注目浴びた“ゆきぽよ“インタビュー「今のギャルはフェイク」
「久保さん、ギャル好き?」

十数センチはあるのではというヒールを履き、金髪は頭のてっぺんから派手に盛られ、少し色黒の肌に真っ白のドレスが映える。周囲から「まだこんなギャルいたんだ」と驚かれた彼女は、カリスマ動画クイーンであり、生まれながらのギャル、ゆきぽよこと木村有希である。

大勢の女性たちが、一人のセレブ男性のたった一人のパートナーとして選ばれるために争う恋愛リアリティ番組「The Bachelor」(バチェラー)。世界的な人気を誇るこの番組が日本に『バチェラー・ジャパン』として上陸したのは、昨年2月のこと。

シーズン1では、IT企業の元社長であり容姿端麗な紳士・久保裕丈さんの心を射止めるため、公募から選ばれた25名の女性が集まった。

配信第1回目、会場で待つ久保さんの前に、女性たちが一人ずつリムジンで到着し、対面する。そのうちの一人が、ゆきぽよだった。それまでの空気をガラっと変えるような異色のオーラ。初めて会った久保さんに抱擁をして、彼の手を撫でながら「ギャル好き?」と小首を傾げる彼女の姿に思わず釘付けになった。

第一印象で、まさか彼女がクライマックスの5人まで残るとは誰が予想できただろう。底抜けに明るく人なつっこいゆきぽよは、すぐに久保さんとも女性たちとも打ち解け、放送を重ねるにつれて多くの視聴者を魅了した。

彼女は、5月25日(金)からAmazon Prime Videoで配信開始される『バチェラー・ジャパン』シーズン2にもトークゲストとして登場する。
バチェラー・ジャパン シーズン2
シーズン1の心境や、その後の久保さんの破局をどう振り返るのか? インタビューを行った。そして、もはや希少なギャルファッションを貫く彼女に、ギャルの定義や文化の変遷についてもうかがった。

取材・文:園田菜々 編集・撮影:新見直

※本稿には、『バチェラー・ジャパン』シーズン1のネタバレを含みます

だから森田にしとけばよかったのに、って(笑)

シーズン1では22歳で大学生の蒼川愛さんが久保さんの心を射止め、めでたくカップルに。いち視聴者としては、初めからなんとなく蒼川さんが優位かなと思ってはいたものの、それでも最終回の久保さんの告白と二人の熱烈なキスシーンには思わず涙がこぼれた。

しかし、その配信の約10ヶ月後、2月22日に2人は各々のInstagramで破局を報告することになる。
『バチェラー・ジャパン』シーズン1より

『バチェラー・ジャパン』シーズン1より

──蒼川愛さんと久保さん、破局してしまいましたね。

ゆきぽよ ね、残念〜! うまくいってほしかったなあ。誰よりも近くで馴れ初め見てたし(笑)。

──想定外でしたか?

ゆきぽよ うーん、でも正直、2人が別れたって言う前から察してたところはあるかも。ゆきだけじゃなくてみんな、久保りんとも普通に友達として会ってたからなんとなく感じるところはあったし。

──みなさん久保さんとも仲がいいんですか?

ゆきぽよ めっちゃ仲良いですよ。

──え、でも、一応フられた相手じゃないですか。

ゆきぽよ いや、もうみんな割り切っちゃってて。別れたあとに友達みたいに仲良くなる男とかいるじゃないですか。そういう感じ。

あとは、愛ちゃんのInstagramのStoriesとかに愚痴みたいなことも書いてあったから(察した)。

「私に久保さんとのこと聞かないでよ!」みたいな投稿見て、「あれ? 別れてんじゃね?」みたいな。

──あ、それ私も見ました。

ゆきぽよ あれ、やばかったですよね。

──かつては戦友でもあったわけですが、別れたって報告を見たとき、率直にどう思いましたか。

ゆきぽよ だから森田にしておけばよかったのに〜!って(笑)。

──(笑)。それは収録のときから思ってたということですか?

ゆきぽよ うん、別に愛ちゃんが嫌いとかでは全くないんですけど。はたから見てても愛ちゃんが圧勝って感じだったから、むしろ逆境の中でも頑張ってるもりもり(=森田紗英)のこと応援したくなっちゃって。愛ちゃんが勝つのは目に見えてるけど、だから余計に頑張れ森田って感じ。よく頑張ったよ、あいつ。
『バチェラー・ジャパン』シーズン1より

久保裕丈さんの左隣にいるのが、森田紗英さん/『バチェラー・ジャパン』シーズン1より

──なんで別れちゃったんでしょうね。

ゆきぽよ 理由は聞いちゃいけないだろうなって思って聞いてないんですよね。久保りんも超口固いし、別に久保りんにも直接聞いたりしないし。愛ちゃんには会えてないし……。

ゆきの予想ですけど、やっぱりお互いのギャップじゃないかなって思う。バチェラーの撮影期間中って、ずっとカメラが回ってるし、携帯さわれないし、女の子は久保りんのことしか考えられないし、本当に非日常的な空間で。

だって、ゆきなんか携帯いじれないのがしんどくて、ヘルペスがずっとできてましたから。ゆき、ストレス感じるとすぐヘルペスできるんですよ。

そういうところから解放され(て日常に戻っ)たときに、お互いギャップとか感じちゃったんじゃないかな、って。もりもりは撮影期間中もプライベートも全然変わらない子だから、余計にもりもりにしとけばよかったのに〜って思っちゃいますよね。

ギャルって空気読むんですよ

──その後、ゆきぽよさんがアメリカ版「The Bachelor Winter Games」にも出演されて外国人ともボディランゲージで仲良くなっていたのも見ながら思ってたんですけど、ゆきぽよさんってどこにでも馴染める力がありますよね。
Meet Yuki (Japan) - The Bachelor Winter Games
ゆきぽよ 意外となんとかなっちゃいました。(『バチェラー・ジャパン』でも)最初は不安でしたよ。他の女性も30代とか年上の人多かったし、久保りんみたいなちゃんとした男の人と接する機会なんて今まで全くなかったし。

まじ、久保りんは初めて会う人類って感じでした。でも、周りの女の子とか環境がよかったんでしょうね。あんまり異色っぽく扱われなかったし、すぐに受け入れてくれた気がする。
『バチェラー・ジャパン』シーズン1より

『バチェラー・ジャパン』シーズン1より

だから、ゆきにとっては、オープンにさせてくれた子たち。ゆきの心がオープンだったから、みんなも心を開いてくれたっていうのもあるとは思うけど。

──普通の人だとあんなにスルッと人の懐に入ったりできないです。どうしてあんなに分け隔てなく仲良くなれるんだろう、って。

ゆきぽよ 羞恥心がないのかもしれない(笑)。

──普段、恥ずかしいなとか思ったりしないんですか。

ゆきぽよ うん、だって恥ずかしいと思ってたら久保りんにアプローチとかできないでしょ。そういう意味ではバチェラーに出てくるような子ってみんな羞恥心ないですよね。

ちなみにシーズン2もちょっと見せてもらいましたけど、羞恥心のなさでいったらシーズン1よりもなかったかも(笑)。羞恥心の“し”の字もない感じ。
5月25日(金)、女たちのバトルが遂に開幕!|バチェラー・ジャパン シーズン2
──その羞恥心のなさってご自身含めてですか? それはゆきぽよさんがギャルであることと関係はあったりするのでしょうか。

ゆきぽよ あ、それもあると思います! ギャルの子たちってだいたいオープンっていうか、どこにでも馴染めちゃうんですよ。
『バチェラー・ジャパン』シーズン1より

『バチェラー・ジャパン』シーズン1より

──それはどうしてでしょう?

ゆきぽよ うーん、空気読みながら……

──あ、空気は読むんですね。

ゆきぽよ 読みます読みます。そりゃ読みますよ。不謹慎なところで「いえーい!」とかやってたら嫌われちゃうし。TPO的な感じ? パチェラーの子たちからはよく「ぽよって空気読めるギャルだよね」って言われてました。

今のギャルって……ギャルじゃない

──ゆきぽよさんが登場した際に、女性の一人から「あんなギャルまだ残ってたんだ」みたいな発言もあって。確かに、最近ってゆきぽよさんほど極めているギャルってあまり見ないような気がします。ご自身は昔と今でギャル文化の変化を感じることってありますか?

ゆきぽよ いやもう、変わりすぎですね。

──どう変わったんですか。

ゆきぽよ 昔のギャルって、リアルなんですよ。大人数でその場で集まる。渋谷のメッカ前でグダグダする。当時は電話代も高いしSNSだって今みたいに普及してなかったから、リアルで会った方が楽しいし安かったんですよ。

でも今はYouTubeじゃないですか。雑誌じゃないんですよね。昔は、雑誌のカメラマンが実際にその場に来てリアルなギャルを見に来てた。でも、そもそも今って、渋谷行ってもギャルいないしね。今の子たちは、ファッションだけじゃないのって思う。ゆきはギャルだとは思わないなあ。 ゆきぽよさん ──最近だと、ゆきぽよさんも読モをつとめていた雑誌『egg』がWeb版で復刻したり、『小悪魔ageha』が復刊したり、ギャル文化自体は再び盛り上がっているというか、新しい波がきているような雰囲気を感じます。

ゆきぽよ 『egg』がネットで復活したっていうからちょっと見たんですけど、それもリアルじゃないっていうか。昔のeggとは全くの別物。そもそもeggとかってギャルがみんなで集まって「やばーい」って言いながら見るものだったんで。今は一人で暇なときにスマホで見るみたいな感じじゃないですか。

──ギャルとしてのコミュニティがなくなっている、ということですか。

ゆきぽよ そうそう。性格も、ギャルじゃなくてヤンキーって感じ。気に食わないことあるとすぐキレる、みたいな。

──ギャルはリアルだった、というお話でしたが、正直、ゆきぽよさんはViner(※2017年1月で終了した動画共有サイト「Vine」で投稿していた人気ユーザー)としてのイメージがあったので、最近のギャルの存在を否定するというのは意外です。今もYouTuberとしても活動されていますし。
ゆきぽよ うーん、でもVineも最初は友達が投稿したやつがたくさん見られただけですからね。ゆきはそれ見て、なんか面白そう〜って軽く乗っただけで。

──かつてのVineもそうですが、「Tik Tok」や「17live」など、スマホで投稿・閲覧ができる動画メディアでギャルが台頭してきているような印象を受けていたんですが、ゆきぽよさん的には彼女たちはギャルじゃない?

ゆきぽよ うん、なんかエセなんですよね。フェイク? だって、画像だったら適当に加工したり勝手に拾ってつくっちゃえば、ネット上ではギャルになれちゃうし。

っていうか、かつてのギャルってもう残ってないんじゃないですかね。昔は渋谷に行けば絶対に友達がいたけど、今は行っても誰もいないんですよ。今の子たちってわざわざ約束しないと会えない。友達なのにアポとんないといけないって……悲しいっすよね

──ゆきぽよさんにとって、会うって行為はギャルである上で大切なことなんですね。

ゆきぽよ そう、大人数でわちゃわちゃしてたのが楽しかったんだなって。そこで情報交換するっていうのがギャルだったんだと思う。だから、みんな同じ格好するし、同じもの使うし、同じ顔になるし。でも最近の子たちって違うじゃないですか、個性がある。見た目は似てるけど別物って感じ。 ゆきぽよさん ──今のギャルはかつてのギャルと地続きではなくて、根っこの部分から違うってことですか。

ゆきぽよ うん、なんか、生きてる空間が違う。別の何かに進化しちゃったんですかね。

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バチェラーのゆきぽよ「ギャルはもういなくなった」
シーズン1 (C)2016 Warner Bros. International Television Production Limited. Allrights reserved.(C)YD Creation All rights reserved.
シーズン2 (C)2017 Warner Bros. International Television Production Limited. All rights reserved.


ギャルの生態

園田菜々 // そのだなな

フリーランス

1991年7月7日生まれ。フリーランスのライター。細々と書きながら生計を立てています。エンタメ関連のコンテンツ中心に執筆やインタビューなど。不安障害や軽度の鬱を経験してから、「生きやすさ」について考えたり、ブログ(https://note.mu/nanaso)を書いたりもしています。

Twitter: https://twitter.com/osono__na7

園田菜々

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この記事へのコメント(2)

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匿名のユーザー

匿名のユーザー

めちゃくちゃいい

匿名のユーザー

匿名のユーザー

かわいーじゃねーか!!

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