「サンリオのアウトサイダー」がNetflixへ殴り込み アグレッシブ烈子に世界が沸く

「サンリオのアウトサイダー」がNetflixへ殴り込み アグレッシブ烈子に世界が沸く
「サンリオのアウトサイダー」がNetflixへ殴り込み アグレッシブ烈子に世界が沸く

Netflixオリジナルアニメ「アグレッシブ烈子」メインビジュアル

POPなポイントを3行で

  • サンリオ発のキャラクター「アグレッシブ烈子」
  • ストレスをデスメタルで解消する異色キャラ
  • 新作オリジナルアニメがNetflixで4月20日より配信
Netflixにて、アニメ『アグレッシブ烈子』が2018年4月20日(金)より配信開始となります。

「ハローキティ」などで有名なサンリオの同名キャラクターを主人公としたオリジナルアニメで、各15分。全10話構成となります。

レッサーパンダのOLが海外ファンをつかんだワケ

アグレッシブ烈子は、2015年秋に「サンリオキャラリーマン総選挙」で8位にランクインしデビュー。2016年4月から2018年3月までテレビ番組『王様のブランチ』内でショートアニメが放送されました。そしてこの度、Netflixによる完全新作で世界デビューを果たします。

何がそこまでウケているのか。たとえば、以下はサンリオピューロランドのキャラクター紹介ページ。 このメンバーの中にいると、いつものサンリオらしいキュートなキャラクターに見えます。しかし、アグレッシブ烈子は、「ストレスが溜まると一人カラオケでデスメタルを熱唱する」という性格を持つのです。
アグレッシブ烈子(Netflix版)プロモーションビデオ 90秒 ver.

キャラリーマン商事株式会社の経理部で働くレッサーパンダ。
憧れの商社で華の丸の内OL生活と思いきや、現実は無茶な仕事を押し付けてくる上司や自分勝手な同僚に振り回される毎日。
言い返せないが怒りがたまると我慢できず、一人カラオケでデスメタルを歌ってストレスを発散するのだ。 ──アグレッシブ烈子 | キャラクター | サンリオ

英語字幕を付けたPVをYouTubeに掲載したところ、この設定がなんと海外から大ウケ。日本のOLが理不尽な仕事に振り回され、ストレスをデスメタルで解消する様に、海外の視聴者は深い共感を示しました。
Introducing... Aggretsuko!
デスボイスで絶唱する姿は、サンリオキャラクターでも異色。

アメリカのスケートブランド「Chocolate Skateboards」とのコラボ動画でも、酒瓶を片手に叫びまくり。まさに「サンリオのアウトサイダー」と呼べる存在感で、ネットでは「仕事を選ばない」と有名なハローキティ先輩も一目置いて(いるはず)の活躍を見せています。
Aggretsuko x Chocolate Skateboards

BBCやCNNも掲載。理不尽なOLあるあるに世界が共感?

海外では「Aggretsuko」という名称でも知られ、多くのファンを獲得しています。

2017年12月にアメリカ・カリフォルニア州にある「Energy Bistro & Karaoke」とコラボしたカラオケルームでは、ハローキティやぐでたまといった人気キャラクターに並んで、アグレッシブ烈子デザインの部屋が展開されたのも、海外人気を物語るエピソードといえそうです。 メディア「BuzzFeed」のUS版では、「サンリオはハローキティを超えるキャラクターを生みだした」とアグレッシブ烈子を紹介(外部リンク)。

記事中には“She is us. We are her.”という印象的な一文もありました。 イギリスの国営放送「BBC」(外部リンク)や、アメリカのメディア「CNN」(外部リンク)も、日本の労働環境などを交えた記事を掲載。日本よりも海外メディアでのピックアップが先行しています。

ここからは筆者の推測ですが、作中に登場する「瓶ビールを注ぐときはラベルを上にする」「上司にお茶を淹れる」といった日本のシチュエーションは、私たちが洋画に写る海外の人の仕草をそれほど不思議に思わないように、「ひとつの日本の事情」として受け入れられたのでしょう。

むしろ、(そういった職場事情の是非はさておき)それらの「日本らしさ」は、かえって海外からは新鮮に映った。なによりもシチュエーションによらず、アグレッシブ烈子が理不尽なストレスを溜める様は、海外のオフィスワーカーにとっても「あるある」な日常だったのでしょう。 そして、アグレッシブ烈子のTwitterを見てもわかるように、「日本の職場事情」を巧みに“いじる”ところは、日本でも就活に疲れた大学生や、サラリーマン諸氏の気持ちを代弁してくれるはずです。 Netflix版のアニメ『アグレッシブ烈子』は、監督をラレコ(『やわらか戦車』『英国一家、日本を食べる』など)、アニメーション制作はファンワークス(『やわらか戦車』『がんばれ!ルルロロ』など)が担当。

アグレッシブ烈子が「ちょっとだけ強くなる!物語」という新シリーズは、さて、世界にどのように受け入れられるのでしょうか。

Netflixおもしろい😉

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