大島涼花、18歳。
2011年にAKB48に入り、その後14年にはシングル選抜メンバー入りを果たす。15年にはチームBの副キャプテンに就任するなど、同グループ内で活躍を続けてきた彼女だったが、今年6月に卒業。そして、この8月からはCandee所属となり、女優業を中心に活動を続けていくという。
そんな大島は10月には舞台『白と黒の同窓会〜まさかのダブルブッキング編〜』の主演を務め、12月公開の映画『四国遍路88サイクリング』への出演も決まっている。まさに、“新生”大島涼花として絶好のスタートダッシュを切れたといえるだろう。
現在、アイドル戦国時代をへて、さまざまなアイドルが“アイドル”を卒業していっている。それでは、彼女たちは卒業後に一体どこへ向かうのだろうか?
そんな疑問を胸に、アイドルを卒業し、女優という“セカンドキャリア”の道を歩み始めた大島涼花について、話を聞いた。
取材・文:erica(エレクトリックリボン)/写真:藤城貴則/編集:須賀原みち
──今年8月からCandee所属となり、今後は女優活動などを中心に活動をしていくという大島さんですが、まず芸能界に飛び込んだきっかけはなんだったのでしょうか?
大島涼花(以下、大島) もともと芸能界への憧れはありました。というのも、小学校からの幼馴染で相笠萌(元AKBメンバー)がダンスしている姿を見たり、私自身もAKBのことが好きだったり。そんな時、萌と一緒にAKBのオーディションを受けて合格したんです。
──では女優を目指したきっかけは?
大島 いろいろな仕事をしていく中で、すごく楽しいと感じたのがお芝居だったんです。自分ではない役を演じることが一番楽しいところですね。それは鑑賞する時も同じで、舞台や映画でも作品の世界にスウっと入り込む時間が好きなんです!
舞台を見終わった後も「現実に戻りたくないな」「作品の世界に生きていたいなぁ」とよく思います。そういったことから、お芝居をもっとやってみたいという気持ちが強くなっていきました。
──お芝居をしたい、という気持ちが卒業するという決断につながったと?
大島 それはありますね。ただ、グループ時代はメンバーだったからこそ、いろいろな仕事やメディア露出の機会をいただけていたと思います。グループから卒業した今、外の世界はそんなに簡単じゃないっていうのはわかっているつもりです。それでも、やっぱり「自分の力を外で試してみたい」という気持ちがあった。だから、高校を卒業するタイミングで一歩踏み出してみたんです。
AKB時代の大島さんは、加入から1年もたたない2012年の『AKB48 in TOKYO DOME 〜1830mの夢〜』公演で、前田敦子さんや篠田麻里子さん、高橋みなみさんといった主力メンバーが揃ったチームAに昇格。その公演は私も観に行っていて「大抜擢」という印象を受けたのですが、当時はどんな心境でしたか?
大島 加入して半年たった頃に昇格させてもらったのですが、その時は同期の中で私だけがチームAのメンバーとして活動することになりました。憧れの大先輩が大勢いる中で、「自分はやっていけるかな」とプレッシャーを感じることもありましたね。
──48グループでは「組閣」、学校でいうと「クラス替え」のような制度がありますが、大島さんは14年2月の組閣でチームBに異動。その約1年後には副キャプテンに任命されます。この間に気持ちの変化などはありましたか?
大島 チームAにいた頃は「先輩に付いていこう」という気持ちでした。ただ、チームBでは後輩が多かったんです。最初は後輩との接し方で戸惑う時もありましたが、だんだん仲が深まって、副キャプテンとなってからはよりうまくコミュニケーションをとれるようになったと思います。
──チームが変わったことによって、先輩後輩さまざまな世代のメンバーと一緒に活動できるようになった。そんな大島さんはお姉ちゃんタイプと妹タイプではどちらでしょう?
大島 どっちも、ですかね(笑)。グループに入った時は、今より10センチくらい背が低くて、「小さくてかわいいね〜!」ってよく言われていたので、その時に可愛がってくれた先輩は今でもそんな感じで接してくれます。ただ、私は実生活で妹がいるんです。そのおかげだからか、「しっかりしてるね!」ともよく言われます(笑)。 ──いよいよ10月12日から舞台『白と黒の同窓会~まさかのダブルブッキング編~』(以下、白黒)に主演されます。そこでも主演として、キャストをまとめるお姉さん的な役割が求められているんじゃないですか?
大島 今まで舞台は何本か経験してきて、主演は今回が初めてなんです。最初の舞台『AKB49〜恋愛禁止条例〜』だったら宮澤佐江さん、『マジすか学園〜京都・血風修学旅行〜』だと横山由依さんや松井玲奈さんといった、先輩方にひっぱってもらってきた。特に初舞台だった『AKB49〜恋愛禁止条例〜』では、今までに体験したことがないキツい稽古だったんですけど、宮澤さんが明るく引っ張ってくれて、とても心強かったです。
なので、今回の舞台は私が「みんなを引っ張らなきゃ」という気持ちがあります。
ただ、『白黒』では私より年上の方もいらっしゃるので、みんなで仲良くコミュニケーションを取りながらやっていきたいですね。それこそ同窓会が作品のテーマなので、仲の良い雰囲気を出せたらいいなって思います! グループ時代から一緒に頑張ってきた大和田南那ちゃん、橋本耀ちゃん、横島亜衿ちゃんと一緒なのも心強いです。
2011年にAKB48に入り、その後14年にはシングル選抜メンバー入りを果たす。15年にはチームBの副キャプテンに就任するなど、同グループ内で活躍を続けてきた彼女だったが、今年6月に卒業。そして、この8月からはCandee所属となり、女優業を中心に活動を続けていくという。
そんな大島は10月には舞台『白と黒の同窓会〜まさかのダブルブッキング編〜』の主演を務め、12月公開の映画『四国遍路88サイクリング』への出演も決まっている。まさに、“新生”大島涼花として絶好のスタートダッシュを切れたといえるだろう。
現在、アイドル戦国時代をへて、さまざまなアイドルが“アイドル”を卒業していっている。それでは、彼女たちは卒業後に一体どこへ向かうのだろうか?
そんな疑問を胸に、アイドルを卒業し、女優という“セカンドキャリア”の道を歩み始めた大島涼花について、話を聞いた。
取材・文:erica(エレクトリックリボン)/写真:藤城貴則/編集:須賀原みち
──今年8月からCandee所属となり、今後は女優活動などを中心に活動をしていくという大島さんですが、まず芸能界に飛び込んだきっかけはなんだったのでしょうか?
大島涼花(以下、大島) もともと芸能界への憧れはありました。というのも、小学校からの幼馴染で相笠萌(元AKBメンバー)がダンスしている姿を見たり、私自身もAKBのことが好きだったり。そんな時、萌と一緒にAKBのオーディションを受けて合格したんです。
──では女優を目指したきっかけは?
大島 いろいろな仕事をしていく中で、すごく楽しいと感じたのがお芝居だったんです。自分ではない役を演じることが一番楽しいところですね。それは鑑賞する時も同じで、舞台や映画でも作品の世界にスウっと入り込む時間が好きなんです!
舞台を見終わった後も「現実に戻りたくないな」「作品の世界に生きていたいなぁ」とよく思います。そういったことから、お芝居をもっとやってみたいという気持ちが強くなっていきました。
──お芝居をしたい、という気持ちが卒業するという決断につながったと?
大島 それはありますね。ただ、グループ時代はメンバーだったからこそ、いろいろな仕事やメディア露出の機会をいただけていたと思います。グループから卒業した今、外の世界はそんなに簡単じゃないっていうのはわかっているつもりです。それでも、やっぱり「自分の力を外で試してみたい」という気持ちがあった。だから、高校を卒業するタイミングで一歩踏み出してみたんです。
初主演舞台で共演者を引っ張っていく
──これから新しいステージに進んでいく大島さんですが、まずAKB時代を振り返りたいと思います。AKB時代の大島さんは、加入から1年もたたない2012年の『AKB48 in TOKYO DOME 〜1830mの夢〜』公演で、前田敦子さんや篠田麻里子さん、高橋みなみさんといった主力メンバーが揃ったチームAに昇格。その公演は私も観に行っていて「大抜擢」という印象を受けたのですが、当時はどんな心境でしたか?
大島 加入して半年たった頃に昇格させてもらったのですが、その時は同期の中で私だけがチームAのメンバーとして活動することになりました。憧れの大先輩が大勢いる中で、「自分はやっていけるかな」とプレッシャーを感じることもありましたね。
──48グループでは「組閣」、学校でいうと「クラス替え」のような制度がありますが、大島さんは14年2月の組閣でチームBに異動。その約1年後には副キャプテンに任命されます。この間に気持ちの変化などはありましたか?
大島 チームAにいた頃は「先輩に付いていこう」という気持ちでした。ただ、チームBでは後輩が多かったんです。最初は後輩との接し方で戸惑う時もありましたが、だんだん仲が深まって、副キャプテンとなってからはよりうまくコミュニケーションをとれるようになったと思います。
──チームが変わったことによって、先輩後輩さまざまな世代のメンバーと一緒に活動できるようになった。そんな大島さんはお姉ちゃんタイプと妹タイプではどちらでしょう?
大島 どっちも、ですかね(笑)。グループに入った時は、今より10センチくらい背が低くて、「小さくてかわいいね〜!」ってよく言われていたので、その時に可愛がってくれた先輩は今でもそんな感じで接してくれます。ただ、私は実生活で妹がいるんです。そのおかげだからか、「しっかりしてるね!」ともよく言われます(笑)。 ──いよいよ10月12日から舞台『白と黒の同窓会~まさかのダブルブッキング編~』(以下、白黒)に主演されます。そこでも主演として、キャストをまとめるお姉さん的な役割が求められているんじゃないですか?
大島 今まで舞台は何本か経験してきて、主演は今回が初めてなんです。最初の舞台『AKB49〜恋愛禁止条例〜』だったら宮澤佐江さん、『マジすか学園〜京都・血風修学旅行〜』だと横山由依さんや松井玲奈さんといった、先輩方にひっぱってもらってきた。特に初舞台だった『AKB49〜恋愛禁止条例〜』では、今までに体験したことがないキツい稽古だったんですけど、宮澤さんが明るく引っ張ってくれて、とても心強かったです。
なので、今回の舞台は私が「みんなを引っ張らなきゃ」という気持ちがあります。
ただ、『白黒』では私より年上の方もいらっしゃるので、みんなで仲良くコミュニケーションを取りながらやっていきたいですね。それこそ同窓会が作品のテーマなので、仲の良い雰囲気を出せたらいいなって思います! グループ時代から一緒に頑張ってきた大和田南那ちゃん、橋本耀ちゃん、横島亜衿ちゃんと一緒なのも心強いです。
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大島涼花
女優
1998年10月21日生まれ、神奈川県出身。2011年9月、AKB48第13期研究生オーディションに合格し、同年12月に劇場デビューを果たす。2017年6月8日、同グループを卒業。現在は女優として舞台や映画など、新たなステージで活躍。またソーシャルライブコマース『Live Shop!』で生配信も行っている。
10月12日から初主演舞台『白と黒の同窓会~まさかのダブルブッキング編~』(新宿村LIVE)、出演映画『四国遍路88サイクリング』が12月3日から公開予定。
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