はじめしゃちょー復活は、マスメディアへのアンチテーゼ

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はじめしゃちょー復活は、マスメディアへのアンチテーゼ
はじめしゃちょー復活は、マスメディアへのアンチテーゼ

街中で「はじめしゃちょーについてどう思うか」聞いてみた/禁断ボーイズ

はじめしゃちょー復活──そこにはYouTuberやファンの復活を望む声が生み出した、マスメディアへのアンチテーゼがあった。

有名人の1つのミスや不祥事が大きな批判となる近年、YouTuberやファンによって生み出されたムーブメントについてをまとめました。

「#帰ってこいはじめ」が生み出したムーブメント

誰も言わないから、もう言うわ(へきトラハウス)
2017年3月に活動休止したはじめしゃちょーへ対して、へきトラハウスが活動休止について言及する動画を投稿。

#帰ってこいはじめ」を呼びかけることで、はじめしゃちょーのファンや多くのYouTuberが呼応。YouTube上ではもちろんのことTwitter上でも多くの「#帰ってこいはじめ」のタグをつけて投稿することが一つのムーブメントとなった。
はじめさんへ!兄妹より(桐崎栄二)

街頭インタビューを活用した逆アプローチ

中でも象徴的なのが、近年飛躍的に登録者数を伸ばす関西YouTuber・禁断ボーイズによる渋谷駅前の街頭インタビュー動画だ。
街中で「はじめしゃちょーについてどう思うか」聞いてみた(禁断ボーイズ)
展開としてはワイドショーなどでよく見る、事件に対して市民がどう感じているかを調査する街頭インタビューなのだが、その内容はまったくの逆で完全にポジティブな方向となっている。

不倫や不祥事に対して「信じられないです」「許せません」といった、一部の反応を世論であるかのように見せるマスメディアに対して、「帰ってこい!」「みんな気にしてないって!」とポジティブな声を届けることによって、YouTuberファンである若い世代がはじめしゃちょーの復活を待ち望んでいることを伝えるという逆アプローチを行っている。

真摯に向き合うこと

一部の過激なYouTuberばかりがテレビで批判的に取り上げられ、大人たちは彼らのことを「ヤバい奴ら」「おもしろくない」と思っているかもしれない。

しかし、YouTubeというプラットフォームを表現の場とし、自分たちでYouTubeを盛り上げたいと思っている人気YouTuberは、日々自分達がどうあるべきか?リスナーがどうやったら楽しんでくれるか? という真摯な態度で視聴者と向き合い、日々動画を投稿している。

今回のムーブメントを通して、そんなYouTuberたちの素直な思いが多くの人に届き、彼らが今よりももっと大きなメインストリームになっていく日が近いのではないか、と感じている。

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